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6章 集う力
321 合体攻撃
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突如何も無い空間からレイが現れ渾身の一撃を放つ。完全に予想外の攻撃だったがもう1人の俺はレイの一撃に咲夜を合わせその攻撃を凌ぎきった。
「チッ…王女のメスガキか。お前も俺の邪魔をしにきやがったのか?」
「貴方の邪魔をする気はありませんがユイトは私達の大切な仲間です。どうか元のユイトに戻って下さ…キャッ!!」
鍔迫り合いをしていた2人だが弱体化しているとはいえもう1人の俺は鬼神降臨を使用している。単純な力比べではレイが勝てる相手ではない、短い悲鳴をあげレイは吹き飛ばされてしまった。
「デーちゃん!レイを受け止めて上げて!」
「オォォォォォン…」
アンの使役する悪魔がその巨体に似つかわしく無い速度で吹き飛ばされるレイをキャッチする。レイとデーちゃんと呼ばれた悪魔は縺れ合いながら地面へと激突した。
「あいたたたですわ…デーちゃんがクッションになってくれなければ無事ではすみませんでしたわ…ありがとうございました」
「だから言ったでしょこの猪王女!全くアンタはいつも後の事を考えないで!」
「あまり怒らないでくださいまし。でもこれで2人の為の時間は稼げましたわ。ドロシー!トロン!派手にぶちかまして下さいな!」
「あぁ!おかげで魔力はバッチリ練れたよ!姉貴!全力でいくよ!」
「はわわ…本当にやるの?流石にこんな事すればユイト君だって無事じゃすまないと思うんだけど…」
レイの視線の先には魔力を漲らせたドロシーとトロンの姿があった。
「大丈夫!いくよ!魔闘奔流波ッ!!」
「もうどうにでもなーれ!ナイトメアボム!!」
ドロシーの純粋魔力による攻撃とトロンの広範囲爆撃魔法が同時に放たれる。2人の攻撃が混ざり合い威力を増しながら俺の身体へ襲いかかる。
「グッ…次から次へと雑魚どもが調子に乗りやがって…良い気になってるんじゃ無ぇぞ
!!」
「ウソ…姉さん達の合体攻撃を正面から受け止めるなんて…レイ、アンタの作戦は失敗よ…」
もう1人の俺はトロンとドロシーの攻撃を咲夜で受け止めた。周囲の空間が破壊の魔力で歪み地面を消し飛ばすが決定打にはならなかった様だ。
「いえ、これで良いのですわ。私達の目的はユイトを倒す事では無く元に戻す事。今ですわ!ルメス!」
「ありがとう皆!これでユイトに近づけるよ!はぁぁぁぁッ!」
2人の攻撃を防ぐ事に集中しているもう1人の俺の上空からルメスが破邪の短剣を構え突撃してくる。しかし今ヤツの周囲には破壊の魔力が満ちている。このまま近づけばルメスも巻き込まれてしまうぞ。
「やめろルメス!お前が死んでしまう!退くんだ!」
俺の言葉が聞こえたのがルメスは微笑みながら魔力の光の中へと飛び込んで行った。
「チッ…王女のメスガキか。お前も俺の邪魔をしにきやがったのか?」
「貴方の邪魔をする気はありませんがユイトは私達の大切な仲間です。どうか元のユイトに戻って下さ…キャッ!!」
鍔迫り合いをしていた2人だが弱体化しているとはいえもう1人の俺は鬼神降臨を使用している。単純な力比べではレイが勝てる相手ではない、短い悲鳴をあげレイは吹き飛ばされてしまった。
「デーちゃん!レイを受け止めて上げて!」
「オォォォォォン…」
アンの使役する悪魔がその巨体に似つかわしく無い速度で吹き飛ばされるレイをキャッチする。レイとデーちゃんと呼ばれた悪魔は縺れ合いながら地面へと激突した。
「あいたたたですわ…デーちゃんがクッションになってくれなければ無事ではすみませんでしたわ…ありがとうございました」
「だから言ったでしょこの猪王女!全くアンタはいつも後の事を考えないで!」
「あまり怒らないでくださいまし。でもこれで2人の為の時間は稼げましたわ。ドロシー!トロン!派手にぶちかまして下さいな!」
「あぁ!おかげで魔力はバッチリ練れたよ!姉貴!全力でいくよ!」
「はわわ…本当にやるの?流石にこんな事すればユイト君だって無事じゃすまないと思うんだけど…」
レイの視線の先には魔力を漲らせたドロシーとトロンの姿があった。
「大丈夫!いくよ!魔闘奔流波ッ!!」
「もうどうにでもなーれ!ナイトメアボム!!」
ドロシーの純粋魔力による攻撃とトロンの広範囲爆撃魔法が同時に放たれる。2人の攻撃が混ざり合い威力を増しながら俺の身体へ襲いかかる。
「グッ…次から次へと雑魚どもが調子に乗りやがって…良い気になってるんじゃ無ぇぞ
!!」
「ウソ…姉さん達の合体攻撃を正面から受け止めるなんて…レイ、アンタの作戦は失敗よ…」
もう1人の俺はトロンとドロシーの攻撃を咲夜で受け止めた。周囲の空間が破壊の魔力で歪み地面を消し飛ばすが決定打にはならなかった様だ。
「いえ、これで良いのですわ。私達の目的はユイトを倒す事では無く元に戻す事。今ですわ!ルメス!」
「ありがとう皆!これでユイトに近づけるよ!はぁぁぁぁッ!」
2人の攻撃を防ぐ事に集中しているもう1人の俺の上空からルメスが破邪の短剣を構え突撃してくる。しかし今ヤツの周囲には破壊の魔力が満ちている。このまま近づけばルメスも巻き込まれてしまうぞ。
「やめろルメス!お前が死んでしまう!退くんだ!」
俺の言葉が聞こえたのがルメスは微笑みながら魔力の光の中へと飛び込んで行った。
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