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第1404話 絶対圧制
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第1404章絶対圧制
九凤の殺意に満ちた怒鳴り声を聞いた蕭炎はゆっくりと顔を向け、冷ややかな目つきでその相手を見据えた。
その視線は凶獣のように鋭く、九鳳が肌寒さを感じてようやく冷静を取り戻す前に彼の気質を直視していた。
「我々が菩提古樹に入り無数の試練を乗り越えてきた今、貴方が独占的に菩薩子を得ようとするのはあまりにも理不尽だ」と九凤は牙を剥きながら言い放った。
その言葉に蕭炎は笑みを浮かべ、「理? お前が考える理とはそういうものではないだろう? お前の考える理は、むしろ『力』のことだろ」
彼の胸中では「もし我々の力を恐れていなければ九凤は既に手を出していただろう。
理? それは弱者が保護を求める言い訳だ」という言葉が渦巻いていた。
九鳳の目尻が痙攣し、殺意が抑えきれないほど沸き上がったが、彼は自制して魂玉を見やった。
「魂玉兄、貴方もこの男が全ての菩薩子を独占するのを見て喜んでいないだろう? 我々の努力が無に帰すのは嫌だろ」
魂玉は表情を変えず黙っていたが、その目には不満が光り、彼もまた胸中で「この男が勝手に分けてくれるはずがない。
あの男は絶対に独占するだろう」と思っていた。
暫くの沈黙の後、「蕭炎、魂族と天妖凰族に八個ずつ分けたらどうか? それなら許す」冷たい声が魂玉から響いた。
萧炎は笑みを浮かべて掌を開き、十一個の菩薩子を見せた。
「八個分けてもまだ三個残る。
この男がやることではない。
これらは斗聖への成功率を上げる奇効があるし、菩提丹を作れば九色電雷を呼び出す八品丹薬だ。
それを彼らに渡せば、二人の勢力から斗聖級の強者が現れるかもしれない。
その場合、この男は自らの敵を作るだけだ」
彼が「我否」と静かに断言すると、空気が一気に引き締まった。
誰もが今日の一件が穏便に済まないことを悟った。
魂玉の顔が陰り、「ならば貴方を始末してやる」その瞬間、魂族と天妖凰族の強者が同時に気合を込めて体術で包囲網を作り出した。
薰儿たちも表情を引き締め、前に進み斗気を纏った。
「魂玉、貴方は古族と魂族の戦争を引き起こしたいのか?」
古青陽が鋭く喝破した。
「へー」大戦?我ら魂族は古族に怯むことはない。
貴方たちに安穏な時間を与えたのは、単に余裕を持たせただけだ。
本当に我らが動かなかったと思っているのか?
その言葉を聞いた瞬間、魂玉の顔に陰険な笑みが浮かんだ。
「さて、四天尊でも手を焼くというこの名前は有名だ。
先祖様も『早めに手をつけるべき』とおっしゃっていたが、あの老害どもは無関心でいるから貴方こそ生き延びたんだろう?」
その冷たい視線が蕭炎に向けられる。
「だが──終わりだ」
濃厚な黒い斗気の波紋が魂玉から四方八方に広がり、周囲を凍えるような寒さが包んだ。
その圧倒的な気配を感じ取った薫子たちの顔には深刻な表情が浮かぶ。
魂族の若手で上位三に数えられるこの人物は相当に厄介だ。
「九鳳兄、蕭炎は私が相手にする」
九鳳が頷きながら蕭炎をちらりと見た。
「私もその子と戯れてみたいが、魂玉兄が先に言っているから譲るよ」
「始めるぞ!」
その瞬間、薫子たちを取り囲む両族の強者たちの目に殺意が宿り、鋭い光線のような斗気を薫子たちめがけて撃ち出した。
「ふん」
魂族と天妖凰族の強者が攻めてくるその光線に、薫子たちは冷やかに笑み返す。
人数では劣るが質は上回っているのだ。
「蕭炎お兄様、この魂玉は私が相手にするわ」
震えながら迫る光線を払いのけた薫子が萧炎を見つめる。
「構わないよ」
萧炎はにっこりと笑った。
菩提古樹に入る前の自分なら六転級の魂玉には勝てないが、今は彼の方が圧倒的に優位だ。
「九鳳たちを相手にするだけでいい。
中立勢力の連中は菩提子を拾っているから関与しないはずさ。
人数は多いけど問題ない」
退いていた中立勢力を見やりながら萧炎は言った。
彼らが魂玉側に加われば苦労するが、忌避しているのはその点だ。
「気をつけてね」薫子は頷き返した。
蕭炎は笑みを浮かべて、天妖凰族と魂族の強者たちで囲まれた円形の壁を歩くように通り抜けた。
彼が通る度に自動的に道を開ける彼らの動きは、どこまでも秩序正しく見えた。
「陀舍古帝玉は貴方の手中にあるか?」
緩やかに歩み出て眼前に停まった蕭炎を見つめながら、魂玉は黒い光を輝かせた。
「欲しいのか?ならば取れ」
蕭炎が笑った。
白皙な顔に陰りが走る魂玉の視線が鋭く刺す。
この男の穏やかな表情が胸中に殺意を沸き立たせる。
「舌先で勝負した小僧め」
魂玉が冷笑いを零す。
眼前の蕭炎を見つめる彼の目は険悪に歪んだ。
突然、蕭炎が左側の虚空中に拳を叩きつけた。
熱気と烈風が拳から溢れ、その空間が激しく震えた。
次の瞬間、狼狽しながら倒れてくる影が現れた——それは魂玉だった。
一撃で追い詰められた魂玉の顔は険悪に歪んだ。
先ほど消えていった残像を見つめる彼の目には驚愕が浮かぶ。
蕭炎の鋭敏な感知能力に気付いていたのか、その表情は虚ろだった。
「九転斗尊頂点?」
遠くで中立勢力の者たちが息を呑んだ。
彼らは一ヶ月前の蕭炎とは別人のように強大な気配を感じていた。
魂玉も顔色を変えた。
ようやく彼は理解した——なぜこの男が自分に怯まずにいられるのか。
それは彼の実力が遥かに上回っているからだ。
「九転斗尊頂点などどうでもいい。
本当に怖れる必要があるのか?」
深呼吸を繰り返す魂玉の手は複雑な印を結び、眉心に族紋が浮かんだ。
その瞬間、彼の気配は爆発的に増大した。
蕭炎はそれを冷ややかに見つめながら首を横に振った。
「八転程度では足りない」
魂玉が冷笑いを零し、複雑な印を結んだ手で漆黒の掌印を作り出した。
その掌には苦痛の叫びと歪んだ顔が刻まれていた。
「滅魂掌!」
掌印が凄まじい勢いで蕭炎に迫る。
その陰惨さは見る者を凍えさせるほどだった。
しかし蕭炎は笑みを浮かべながら軽やかに二歩進み、右手で掌印を撫でた。
「言った通りだ」
掌と掌が衝突した瞬間、魂玉の全ての力を込めた漆黒の掌が一瞬で爆散した。
その圧倒的な差は観戦者たちの息を止めるほどだった。
九凤の殺意に満ちた怒鳴り声を聞いた蕭炎はゆっくりと顔を向け、冷ややかな目つきでその相手を見据えた。
その視線は凶獣のように鋭く、九鳳が肌寒さを感じてようやく冷静を取り戻す前に彼の気質を直視していた。
「我々が菩提古樹に入り無数の試練を乗り越えてきた今、貴方が独占的に菩薩子を得ようとするのはあまりにも理不尽だ」と九凤は牙を剥きながら言い放った。
その言葉に蕭炎は笑みを浮かべ、「理? お前が考える理とはそういうものではないだろう? お前の考える理は、むしろ『力』のことだろ」
彼の胸中では「もし我々の力を恐れていなければ九凤は既に手を出していただろう。
理? それは弱者が保護を求める言い訳だ」という言葉が渦巻いていた。
九鳳の目尻が痙攣し、殺意が抑えきれないほど沸き上がったが、彼は自制して魂玉を見やった。
「魂玉兄、貴方もこの男が全ての菩薩子を独占するのを見て喜んでいないだろう? 我々の努力が無に帰すのは嫌だろ」
魂玉は表情を変えず黙っていたが、その目には不満が光り、彼もまた胸中で「この男が勝手に分けてくれるはずがない。
あの男は絶対に独占するだろう」と思っていた。
暫くの沈黙の後、「蕭炎、魂族と天妖凰族に八個ずつ分けたらどうか? それなら許す」冷たい声が魂玉から響いた。
萧炎は笑みを浮かべて掌を開き、十一個の菩薩子を見せた。
「八個分けてもまだ三個残る。
この男がやることではない。
これらは斗聖への成功率を上げる奇効があるし、菩提丹を作れば九色電雷を呼び出す八品丹薬だ。
それを彼らに渡せば、二人の勢力から斗聖級の強者が現れるかもしれない。
その場合、この男は自らの敵を作るだけだ」
彼が「我否」と静かに断言すると、空気が一気に引き締まった。
誰もが今日の一件が穏便に済まないことを悟った。
魂玉の顔が陰り、「ならば貴方を始末してやる」その瞬間、魂族と天妖凰族の強者が同時に気合を込めて体術で包囲網を作り出した。
薰儿たちも表情を引き締め、前に進み斗気を纏った。
「魂玉、貴方は古族と魂族の戦争を引き起こしたいのか?」
古青陽が鋭く喝破した。
「へー」大戦?我ら魂族は古族に怯むことはない。
貴方たちに安穏な時間を与えたのは、単に余裕を持たせただけだ。
本当に我らが動かなかったと思っているのか?
その言葉を聞いた瞬間、魂玉の顔に陰険な笑みが浮かんだ。
「さて、四天尊でも手を焼くというこの名前は有名だ。
先祖様も『早めに手をつけるべき』とおっしゃっていたが、あの老害どもは無関心でいるから貴方こそ生き延びたんだろう?」
その冷たい視線が蕭炎に向けられる。
「だが──終わりだ」
濃厚な黒い斗気の波紋が魂玉から四方八方に広がり、周囲を凍えるような寒さが包んだ。
その圧倒的な気配を感じ取った薫子たちの顔には深刻な表情が浮かぶ。
魂族の若手で上位三に数えられるこの人物は相当に厄介だ。
「九鳳兄、蕭炎は私が相手にする」
九鳳が頷きながら蕭炎をちらりと見た。
「私もその子と戯れてみたいが、魂玉兄が先に言っているから譲るよ」
「始めるぞ!」
その瞬間、薫子たちを取り囲む両族の強者たちの目に殺意が宿り、鋭い光線のような斗気を薫子たちめがけて撃ち出した。
「ふん」
魂族と天妖凰族の強者が攻めてくるその光線に、薫子たちは冷やかに笑み返す。
人数では劣るが質は上回っているのだ。
「蕭炎お兄様、この魂玉は私が相手にするわ」
震えながら迫る光線を払いのけた薫子が萧炎を見つめる。
「構わないよ」
萧炎はにっこりと笑った。
菩提古樹に入る前の自分なら六転級の魂玉には勝てないが、今は彼の方が圧倒的に優位だ。
「九鳳たちを相手にするだけでいい。
中立勢力の連中は菩提子を拾っているから関与しないはずさ。
人数は多いけど問題ない」
退いていた中立勢力を見やりながら萧炎は言った。
彼らが魂玉側に加われば苦労するが、忌避しているのはその点だ。
「気をつけてね」薫子は頷き返した。
蕭炎は笑みを浮かべて、天妖凰族と魂族の強者たちで囲まれた円形の壁を歩くように通り抜けた。
彼が通る度に自動的に道を開ける彼らの動きは、どこまでも秩序正しく見えた。
「陀舍古帝玉は貴方の手中にあるか?」
緩やかに歩み出て眼前に停まった蕭炎を見つめながら、魂玉は黒い光を輝かせた。
「欲しいのか?ならば取れ」
蕭炎が笑った。
白皙な顔に陰りが走る魂玉の視線が鋭く刺す。
この男の穏やかな表情が胸中に殺意を沸き立たせる。
「舌先で勝負した小僧め」
魂玉が冷笑いを零す。
眼前の蕭炎を見つめる彼の目は険悪に歪んだ。
突然、蕭炎が左側の虚空中に拳を叩きつけた。
熱気と烈風が拳から溢れ、その空間が激しく震えた。
次の瞬間、狼狽しながら倒れてくる影が現れた——それは魂玉だった。
一撃で追い詰められた魂玉の顔は険悪に歪んだ。
先ほど消えていった残像を見つめる彼の目には驚愕が浮かぶ。
蕭炎の鋭敏な感知能力に気付いていたのか、その表情は虚ろだった。
「九転斗尊頂点?」
遠くで中立勢力の者たちが息を呑んだ。
彼らは一ヶ月前の蕭炎とは別人のように強大な気配を感じていた。
魂玉も顔色を変えた。
ようやく彼は理解した——なぜこの男が自分に怯まずにいられるのか。
それは彼の実力が遥かに上回っているからだ。
「九転斗尊頂点などどうでもいい。
本当に怖れる必要があるのか?」
深呼吸を繰り返す魂玉の手は複雑な印を結び、眉心に族紋が浮かんだ。
その瞬間、彼の気配は爆発的に増大した。
蕭炎はそれを冷ややかに見つめながら首を横に振った。
「八転程度では足りない」
魂玉が冷笑いを零し、複雑な印を結んだ手で漆黒の掌印を作り出した。
その掌には苦痛の叫びと歪んだ顔が刻まれていた。
「滅魂掌!」
掌印が凄まじい勢いで蕭炎に迫る。
その陰惨さは見る者を凍えさせるほどだった。
しかし蕭炎は笑みを浮かべながら軽やかに二歩進み、右手で掌印を撫でた。
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