吸血鬼を刺殺した

きりしま つかさ

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第0132話 勉強法:B博士登場——新たな始まり!

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この世に本質的な楽園は存在しない。

希望島も決して楽園ではない。

人間が集まる場所には必ず争いがあり、争いがあれば陰謀の世界がある。

その時、純粋な周元は囚われていた。

大叔と阿梓は彼のために奔走していた。

希望島のどこかにある秘密の部屋の中——

窓も家具もない空間だった。

通気口と扉以外には何もなかった。

鉄筋コンクリートに囲まれたその場所で、奇妙な圧迫感を感じていた。

その部屋の中に一人いたのは周元だ。

彼は冷たい壁に頬を押し付けながら思考していた。

壁が冷たくても——

自分の体温で暖めればすぐに温かくなる。

以前の目標だった南華共和軍とはこんな姿だったのか——

彼らは口先だけの大義名分を掲げていたが、結局は自己中心的な組織だったのだ。

腐敗堕落した彼らは——

人類の希望を支えきれない存在だった。

「……」

『希望』とつながれなければ何もできないのか?

違う——

今の自分の力なら、『希望』に関わらず壁を破れるかもしれない。

でも破った後はどうする?

逃げるのか?

どこに逃げればいいのか?

逃げた後は何をするのか?

「ダメだ!」

周元は突然立ち上がった。

多くの人々が自分に希望を託していたのだ!

自分が諦めたら——

『希望』を捨ててしまったら——

『希望』は強大なものだ——

適材適所の人に渡せば、人類の勝利へと導くことができるはずだ!

今は自分の狭い視点で物事を判断してはいけない——

一見暗闇に見える中にも善人がいるかもしれない。

希望島にも善人がいるはずだ——

その時——

周元が悟り始めた瞬間、部屋の奥から「カREAK」という音が響いた。

光の隙間が広がり始めると同時に——

「周元——」

「このままついてこい——」

扉を開けたのは機甲兵二人だった。

顔は見えない。

「手錠は必要ですか?」

「命令がないからだ」

周元は影から光の下へと出てきた。

少し離れた場所に軍服を着た将校が立っていた。

海警とは異なる華麗な装いだった。

「周元、まずはシャワーを浴びて——」

「まず何をするのか教えてくれないか?」

彼は意図的に無礼な態度を取るように顎を上げていた。

「ふん、運のいいやつだ!」

「大都督が栄誉の会議で直接お目にかかるようだ」

「栄誉?」

周元は困惑した表情を見せた。

自分が南華共和軍に何の貢献もしていないのに?

『希望』を渡す前の話だったのだ。

「とにかく運が良かったんだよ!」

将校は詳細を語りたがらなかった。

「腹減った——」

週元が相手の大人物に呼び出されたことを知り、ますます横柄になった。

「お前……」

「よし!」

「シャワーを浴びて着替えたら食事を用意する」と軍官が苦しげに言った。

……

週元がシャワーを済ませたとき、前の服は既に収められていた。

特に珍しいことではなかった──

しかし目の前に置かれていたのは一組の……

次の瞬間、顔色が変わった。

「自分が表彰される理由くらい推測できた」

なぜなら──

手にしていたのは末代皇帝の軍礼服だったからだ。

浅い青の軍礼服、金色の肩章、派手な赤い肩帯──

「北沙は南華共和軍の新植民地になったのか?」

週元の顔が曇った。

村民たちの生活は──

憎たらしい──

選挙で胸を張って語った約束を──

彼らに誓ったことを──

守り抜いたと信じていた──

しかし結果は──?!

そしてその結果は──?!

……

「俺は本当に馬鹿なのか?」

「みんなを救おうとしているのか」

「彼らの生活を良くするつもりだったのに」

「意図せず皆を落とし穴に突っ込んだのか」

「憎たらしい──」

浴室で拳を握り締めた。

「しかし、こんな状況でも諦めはしない!」

「『希望』だけではなく──」

「北沙も救わねばならない!」

……

過去の出来事が逆に流れ、受賞式に戻る。

週元は末代皇帝の衣装を着て、特殊市中央の勝利記念広場に立っていた。

大都督から表彰され、注目を集め、北沙村民たちからは憎悪の視線を向けられた。

やはり週元の予想通り、共和軍は彼を北沙残留民への恨みの標的にしていたのだ。

そして解放された週元は、大叔と阿梓と合流した。

本来『希望』を希望島に届けるだけだと思っていた──

しかし希望島では共和軍海警部隊から一撃を受けていた。

『希望』が手渡せぬまま、自身も危機一髪だったのだ。

三人が再会し、嘆き合っていた。

低谷期にあって新たな目標を見つける段階だ。

週元は大叔と阿梓の自分への絶対的な信頼に胸を打たれた──

しかし大叔から冷水を浴びせられた。

革命が成功しても、大叔は既に勝利の分け前を考えていたのだ。

週元は全身から冷えきった。

ただ、大叔の目的は純粋でないとはいえ、少なくとも協力してくれているのは事実だ──

口先だけは悪かった程度ではある。

週元が何か言いかけたその時──

「ぱちぱちぱち」

「本当に感動的だったわね──!」

三人の耳にその声が届いた。

週元:「!?」

大叔:「!?」

阿梓:「!?」

同時に驚き、振り返ると、白い実験室コートをカッターシャツのように着た中年光頭が現れた。

彼は頬が赤く輝き、意気軒昂で大物の風貌だ。

その背後に四人の機甲兵士保镖が立っていた。

「『ピューッ』博士?」

大叔と阿梓が驚いて叫んだ。

週元がその名を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になった──

『ピューッ』博士?!

誰もがその名前で一瞬混乱するが──

孟博士のような奇抜な人物は例外だ。

「大丈夫よ、彼らは口外しないわ」B博士が言った。

週元の視線が大叔と阿梓に移る。

彼女たちの表情から、この光景が日常茶飯事であることが読み取れた。



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