吸血鬼を刺殺した

きりしま つかさ

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第0204話 どうぞ!この海底世界の入場券はお前にやろう!

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周元たちが西元電子工場前で暴れる機甲警備隊を撃破した直後、本来完璧に終わったはずだった。

しかし太ったペンさん(※原文中「胖子鹏」への適当な日本語表現)が問題提起する。

「その後の北沙移民たちはどうなるのか?」

答えが出る前に二公子が現れた。

伝説の龍組チームを率いて。

虚化死神おじさんの皮肉な笑いは次の瞬間、二公子の声と共に「滋滋」という微かな音で消えた。

すると突然10人の黒服が二公子を取り囲んだ!

「知らないのか!」

「まさか知らないとは言わせない!」

ゼロ・アヅキ(※ZERO阿梓への適当な日本語名)が驚きの声を上げた。

「全人類で最も有名な共和軍特設潜行機甲部隊だよ!」

場の皆が目を見開く。

「彼らは共和軍伝説の特設部隊なんだ!」

「一人ひとりが45人の吸血鬼戦士と戦えるんだぞ!」

「共和軍最精鋭の部隊の一つさ!」

ゼロ・アヅキの言葉に周元たちが潜行機甲部隊を見やる。

非金属の機体に黒い筋肉模様が全身を覆い、烏色の短剣を持ち、その上には専用の消光モジュールが装着されていた。

「あれは高度な技術だね」

「そう、それこそプロ級の戦力さ。

臨時職員の鉄筒警備隊とは比べ物にならない」

彼らは静かに立ち、動かないように見えたが、いつでも動きそうな雰囲気だった。

死神の幽霊のような鋭利な刃を連想させる。

「おいおい、我々は正義の悪党撃退三人組だよ!」

虚化死神おじさんが変声で言った。

「あーははは、冗談じゃない!」

「さすがにやめてくれよ!」

二公子が得意げに笑いながら続けた。

「貴方たちこそ周元たちだろう?」

「白髪をかき上げてカカシの真似をしているのが周元だろ!」

「ルル修ゼロの死霊、洗濯機、天皇陛下の娘役をしているのがアヅキだろ!」

おじさんには誰も目を向けない。

これは良いことなのか悪いことなのか...

「貴方たちが何を隠そうとしても無駄だよ!」

周元たちが驚きの表情で固まる中、北沙移民たちは周元たちを見つめる。

「まさか...?」

その瞬間二公子が手を叩いた。

自由テレビ局のロゴ入り記者とカメラマンが現れた。

「全希望島で総追跡中の違法行為を公然にやるつもりなのか!?」

二公子はさらに続けた。

周元は二公子の真意を考える。

「貴方の言葉は?」

「あーははは、簡単さ——」二公子が大笑いする。

「貴方たちが逃げようとしても構わない。

大人としての度量があるからね」

皆が驚きを隠せない中、二公子は続ける。

「貴方たちに才能があるなら、私のもとへ来れば『希望』を手放せば、過去のことは水に流すよ」

「おめでたい!」

阿梓が立ち上がり叫んだ。

「それから、北沙の汚物どもたちも全員牢屋に入れちゃえばいいじゃないか!」

「あとはビルごと崩して全部連れてくのも面白いかもねえ、ははは!」

二公子が皮肉を交じりながら言った。

「おまえ……」

確かに二公子は周元たちに殴られたことがある。

しかし彼は彼らの強さと『希望』の価値を正面から見たのだ。

そして意図的に罠を作り、北沙移民を使って彼らを引き出し、脅迫して——

「協力しろ!『希望』を渡せ!大都督の事業に力を貸せよ」

大叔と阿梓は周元を見つめていた。

彼らは信じていた。

どうなるか見届けたいのだ。

三匹の卑劣な豚、ポン・チョン・デイヴィッドも周元を凝視していた。

この北沙都督が本当に悪人なのか、それとも誤解された善人なのか——

周元たちは水没寸前でストライキ危機にさらされる北沙移民を救うため、顔を隠して機甲警察部隊を倒した。

しかし一方的な戦いは罠だった。

機甲警察部隊は誘導用の餌食だ。

二公子が仕掛けた罠——周元たちを脅迫し『希望』を取り上げるための罠。

すると共和軍伝説の精鋭部隊、特設隠蔽機甲部隊が現れ、自由テレビ局のカメラと記者も到着した。

二公子はついに本性を剥き出し——

「おまえたちの正体は明らかだ!協力しろ!『希望』を渡せ!大都督の事業に力を貸せよ」

全員が周元を見やった。

北沙移民たちは驚愕の表情になった。

この彼らを救った男が彼なのか? ありえない!

あの卑劣な民を売り飛ばす、人類を裏切る北沙都督がどうして救うのか?

矛盾だ! 不自然だ!

もしかして——

もしかしたら冤罪なのでは?

周元は顔を上げた。

カカシのマスクを剥ぎ取った。

「絶対にありえねえ!」

二公子「?」

全員「?」

二公子「どうやったら……!?」

周元が続けた。

「我々は狼藉者に屈服するなどあり得ない!」

「多くの人々の希望を背負う我々が、不適切な人に預けるわけにはいかねえ!」

「『希望』はその力を発揮できる人間にだけ渡すべきだ!全人類を救うためだ!」

「おまえのような民を踏みにじる無能な貴公子などではない!」

周元が二公子を指差して毅然と言い放った。

——これは明らかに侮辱だが、事実だった。

「おまえ……」二公子の顔が真っ赤になった。

怒りと恥辱で血沸き返す。

「さらに『希望』作戦隊は『悪は斬る』を掲げ、決して悪人に走狗になるなどしない!」

周元の言葉に大叔と阿梓は安堵したが同時に緊張もした。

世界吸血鬼帝国からの追跡後、最後の人間の地までも追われる——

彼らは本当に水底世界へ移住するのか?

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