吸血鬼を刺殺した

きりしま つかさ

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第0235話 本物の野望と自身の秘密:戦車が前進する!

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希望島の戦いの波濤の中で、大きな水しぶきが周元を形成していた。

彼は聖帝国南部総合大学から戦いながらここまで来た。

そして「希望」を献上し、さらに「希望」を量産化させ、その結果「希望」部隊まで訓練したのだ。

任務を完了したならば、ここで功成り身退するはずだった——

しかし周元は吸血鬼の統治の悪行を目撃し、人間たちの悲惨な物語を見聞きした。

さらに重要なのは、戦いを通じて自身の秘密に気づいたことだ。

彼の体と血液には、吸血鬼や食屍鬼が好む奇妙な性質があったのだ。

この二つの理由から、周元は普通の人間としての生活を捨て、軍隊に入ることを選んだ。

そして量産化された「希望」を見た後、さらに確信した。

なぜなら——

彼は全員が「希望」装備しているにもかかわらず、彼らの実力が自分とは比べ物にならないほど弱かったからだ!

最初に帝国南部大学で「希望」と接続した時の自分の強さと比較しても然り。

これは「希望」の違いによるものではなく、彼の体と血液が特殊であることを証明していたのだ。

その中には周元が知らない何か秘密があった!

自身を守りつつもその秘密を探るためには、希望島に留まるのは無意味だった。

もし最終的に解剖されるのを防ぐなら、常に戦いながら権力を追求するしかない!

周元の心の中で声が叫んだ:

「打って返せ! 自分で仲間と共に帰ろう!」

彼だけが人類全体を救えるのだ!!

...

数ヶ月後、共和軍の戦争の車輪はさらに前進した——

ある無能な大叔父さんが出所してからずっと気落ちしていたが、ようやく周元たちに平和な日が訪れた。

しかし周元は「希望」部隊の訓練をより厳しく行い始めた。

彼とB博士は共和軍各機甲部隊から人員を選抜し、彼らを「希望」戦士として訓練したのだ。

その中には人間と吸血鬼の混血種も含まれていたが、希望島の人間社会では混血を嫌悪するため、彼らの住民登録は全て普通の人間となっていた。

そのため、混血種を選抜しているという事実は全く問題にならなかった。

「『希望』との接続率45%以上で、かつ人間と吸血鬼の混血である必要がある」という秘密を周元とB博士は、それぞれの利害関係から共に隠蔽したのだ。

これらの選抜された機甲兵士たちは一時的に周元の訓練を受けた後、元の部隊に戻って編成される予定だった。

さらに周元は北沙移民から数百人の戦士を選び出し、彼らを全員「希望」装備の特設部隊として編成した。

特殊市での食屍鬼危機が過ぎ去り、都市が破壊され人々が死傷した後、人々は復讐への怒りを抱いていた。

彼らは新たな戦争を自衛戦争と見なし、積極的に兵役に応募し、「希望」戦士の訓練も士気高く進んでいった。

現在、希望部隊専用の校場では——

新任大都督・西宮成将軍が、既に訓練を終えた希望部隊を初めて視察する日が来た。



希望大隊長兼訓練総教官の周元がステージに立つと、左右には大叔と阿梓という副官が並んでいた。

その下には整然と配置された希望兵団の方陣が広がっている。

電子機器を使わずに直接スピーチを始めた周元の力強い声は会場全員の耳に明確に届く。

「『希望』は確かに武器だが——」

「しかしそれを単なる武器と見なすのは重大な誤りだ!」

「それは生きている。

そして貴方のパートナーでもある!進化・アップグレードも可能なのだ!!」

「光粒変換により、戦闘データや敵のDNA・装備などを吸収できる!」

「貴方と『希望』が共に成長すれば、その力は限りなく強化される!」

「『希望』進化の道において、私は貴方たちよりたった二歩先を行っているだけだ!!」

周元が自身の『希望』西瓜刀を高く掲げると——

太陽光で金属の輝きを放つその刀身は確かに存在するが——

それは「笑い」を完全に隠せない事実があった。

突然、会場から哄笑が湧き起こった。

「面白いでしょう?」

周元は嘲笑に構わず静寂を促す。

彼が訓練した希望兵団の隊員たちは即座に黙り込んだ。

全員がステージ上の周元を見詰める中で——

「面白い——?」

「この『西瓜刀』は特殊市数千体の食屍鬼、そして裏ボス・特殊市長を斬り落とした!」

「それはもともと菜刀だったのだ。

戦闘を通じて厨刀へ進化し、さらに現在の形に変貌した!」

「数百回の戦いを共に経験してきた!」

「貴方たちが今見ているこの『菜刀』は笑えるものではない!?」

会場が一瞬の沈黙に包まれた。

皆が先ほどの嘲笑に後悔する。

「貴方たちの方が私より遥かに優れている——」周元の話調が転じて激励を始める。

「貴方たちの『希望』は豊富な戦闘データを蓄積し、教官からの使用法も指導されている!」

「貴方たちの出発点が私より高いなら、いずれ追いつくことは間違いない!」

周元の口調は堂々としているが内心では嘆息していた。

——ただ言葉だけでは追いつかない。

彼らは決して私のレベルに達しないのだ!

特殊な体質・血液を持つ自分と違い、台下の連中には『希望』をもってしても無力な「切り売り」なのだ。

人類救済以外の力や権勢こそが現在の周元の全てだ。

他人がその手を伸ばすことを許せない!

現状では自分の実力と地位で他軍に敬意を持ってもらう程度だが——

一旦それが失われれば、ただの切り売り扱いになるのは目に見えている。

だからこそ大義名分を守り続け、自身の力を維持し続ける必要があるのだ……

新設希望兵団以外の希望兵は元の編制に戻すよう指示した。

B博士は周元が自ら規模縮小に動いたと誤解している。

「B博士は研究者だから視野が狭いのかな……」周元は内心で冷笑する。

——彼の野望など軍阀程度では到底満たせない!

他の部隊から人材を引き抜いて訓練し、その後元の編制に戻すという手法——

表面上は他部隊に育成貢献しているように見えるが——実際には自らの影響力を全軍に拡大させているのだ!

『希望』使用による強化効果は周元ほどではないものの、普通機甲戦士と比べれば二倍近い成長をもたらす。

その結果、多くの者が所属部隊で要職につくようになるだろう。

——これが私の真の野望なのだ……

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