13 / 122
第13話 尻拭い②
しおりを挟む
「アドノス、今です!」
「ハァッ!!」
巨大なトカゲの顔に矢が突き刺さり、大きく怯む。
その隙を逃さず、アドノスは懐に飛び込むと、剣の一振りで胴体を切り裂いた。
「やったぁ! さすがアドノス!」
「お見事です。」
メディナとローザが駆け寄ってくる。
アドノスは剣を地面に突き立て、呼吸を整えた。
汗で張り付いた服が、不快感を感じさせる。
「……あたりまえだ。この程度、どうってことない。」
「えー、そんなことないよ。今週に入って、もうAランク三件達成だよ~!」
「ええ、まさに信じられない強さですわ。」
――そう、俺は、強い。
Aランククエストだって、この通り、余裕でこなせる。
しかし……何か、違和感がある。
アドノスは目の前で、右手を開いたり閉じたりした。
その指先は微かに震えている。
あの後――Bランククエストで、ヨロイムカデを討伐した時。
アドノスたちは、偶然通りかかった村人に救助され、事なきを得た。
あの時は、油断していたと言わざるを得ない。
通常であれば、Bランクの敵に後れを取るはずがないのだ。
ただ、あの毒を受けてから……どうにも調子が悪い。
解毒はしてもらったはずなのだが、それでも体の動きが以前より鈍い気がする。
今の敵だって、もっと簡単に倒せたはずだし、こんなに疲れることもなかった。
「あ……っ、アドノス、顔に怪我してるよ。」
「……!」
手で頬を拭うと、べったりと血が付いた。
思ったよりも深い。
「ちょっとまって、魔法で治すから。でも珍しいね、顔なんか切ったこと無かったのに。」
負傷の数も、以前より増えたように思う。
魔物が強くなっているのだろうか。
それとも――。
浮かんだ疑念を、頭を振ってかき消す。
実際、俺は勝ち続けている。
何も問題は無い。
その様子をみて、メディナとローザは顔を見合わせた。
「アドノスも疲れてるんですよ。今日はこの辺りで引き上げましょう?」
「うんうん。私たちもけっこう疲れたし。」
「……疲れた?」
腹の底で、どす黒い何かが脈打つ。
――お前らは、ほとんど何もしてないだろう?
楽しそうに話しているメディナとローザが、少し遠く見える。
今回の敵もそうだが、最近の戦いにおいて、魔物のダメージの九割は剣だった。
弓も魔法も、邪魔にこそなっていないが、ほとんど役に立っていない。
ほとんど一人で戦っているようなものだ。
……いいや。
それだけではない。
いつも、いつでもそうだった。
『アドノス、お前は先行しすぎだ!!』
『あぁ? 俺が一番強いんだから、前に出るのは当たり前だろうが。』
前のギルドでBランクパーティーにいた頃、リーダーはことあるごとに俺に突っかかって来た。
人員の配置はギルドが決めたもので、俺がリーダーでないことも納得いかなかったが、このパーティーはとにかく全員が弱かった。
『強い弱いの問題じゃない。それだと連携できないし、サポートだってできない。パーティーとして戦えないんだよ!』
『はぁ……? 意味が分かんねぇな。俺に、お前らに合わせて手加減しろって言うのか?』
『違う、お前の考え無しな戦い方が、みんなを危険に晒してると言っているんだ!!』
そいつはヒーラーで、一人ではまともに戦うこともできない奴だった。
だから、一人でも敵を倒せる俺を妬んでいたのだろう。
いつもなら聞き流すが、その時は虫の居所が悪かった。
気づけば、俺はリーダーを殴り飛ばしていた。
『ふざけんなよ。俺が敵を倒さなきゃ、一番危険になるのはお前らだろうが。誰のおかげでクエストが達成できてると思ってんだ、ああ?!』
他のメンバーが、リーダーに駆け寄り、口々に何かを言ってきたが、耳には入らなかった。
やり返してくるかと思ったが、そいつはただ悲しそうな目でこっちを見て、一言だけ呟いた。
『アドノス……、お前は……哀れだな……。』
俺は、パーティーを抜けた。
ギルドを抜けた。
これ以上は耐えられなかった。
無能な人間は無能らしく、有能な人間に従うべきなのだ。
それすらできないのであれば、せいぜい無能同士で馴れ合っているといい。
強者の足を、引っ張るな。
「ねぇ、この後酒場に寄っていこうよー!」
「いいですね、それじゃ、この前行った……」
「俺は、ギルドに戻る。」
アドノスは、メディナとローザに、冷たく言い放った。
そのままくるりと背を向ける。
「……え? そ、そう?」
「で、でもアドノス……」
二人の会話を聞かずに、アドノスは歩き出した。
そうだ。
俺は、こんな位置に甘んじていてはならない。
自分の強さを、証明するために。
自分の正しさを、知らしめるために。
アドノスは、血が滲むほどに、剣を握りしめた。
それには――もっと強いパーティーメンバーが、必要だ。
「ハァッ!!」
巨大なトカゲの顔に矢が突き刺さり、大きく怯む。
その隙を逃さず、アドノスは懐に飛び込むと、剣の一振りで胴体を切り裂いた。
「やったぁ! さすがアドノス!」
「お見事です。」
メディナとローザが駆け寄ってくる。
アドノスは剣を地面に突き立て、呼吸を整えた。
汗で張り付いた服が、不快感を感じさせる。
「……あたりまえだ。この程度、どうってことない。」
「えー、そんなことないよ。今週に入って、もうAランク三件達成だよ~!」
「ええ、まさに信じられない強さですわ。」
――そう、俺は、強い。
Aランククエストだって、この通り、余裕でこなせる。
しかし……何か、違和感がある。
アドノスは目の前で、右手を開いたり閉じたりした。
その指先は微かに震えている。
あの後――Bランククエストで、ヨロイムカデを討伐した時。
アドノスたちは、偶然通りかかった村人に救助され、事なきを得た。
あの時は、油断していたと言わざるを得ない。
通常であれば、Bランクの敵に後れを取るはずがないのだ。
ただ、あの毒を受けてから……どうにも調子が悪い。
解毒はしてもらったはずなのだが、それでも体の動きが以前より鈍い気がする。
今の敵だって、もっと簡単に倒せたはずだし、こんなに疲れることもなかった。
「あ……っ、アドノス、顔に怪我してるよ。」
「……!」
手で頬を拭うと、べったりと血が付いた。
思ったよりも深い。
「ちょっとまって、魔法で治すから。でも珍しいね、顔なんか切ったこと無かったのに。」
負傷の数も、以前より増えたように思う。
魔物が強くなっているのだろうか。
それとも――。
浮かんだ疑念を、頭を振ってかき消す。
実際、俺は勝ち続けている。
何も問題は無い。
その様子をみて、メディナとローザは顔を見合わせた。
「アドノスも疲れてるんですよ。今日はこの辺りで引き上げましょう?」
「うんうん。私たちもけっこう疲れたし。」
「……疲れた?」
腹の底で、どす黒い何かが脈打つ。
――お前らは、ほとんど何もしてないだろう?
楽しそうに話しているメディナとローザが、少し遠く見える。
今回の敵もそうだが、最近の戦いにおいて、魔物のダメージの九割は剣だった。
弓も魔法も、邪魔にこそなっていないが、ほとんど役に立っていない。
ほとんど一人で戦っているようなものだ。
……いいや。
それだけではない。
いつも、いつでもそうだった。
『アドノス、お前は先行しすぎだ!!』
『あぁ? 俺が一番強いんだから、前に出るのは当たり前だろうが。』
前のギルドでBランクパーティーにいた頃、リーダーはことあるごとに俺に突っかかって来た。
人員の配置はギルドが決めたもので、俺がリーダーでないことも納得いかなかったが、このパーティーはとにかく全員が弱かった。
『強い弱いの問題じゃない。それだと連携できないし、サポートだってできない。パーティーとして戦えないんだよ!』
『はぁ……? 意味が分かんねぇな。俺に、お前らに合わせて手加減しろって言うのか?』
『違う、お前の考え無しな戦い方が、みんなを危険に晒してると言っているんだ!!』
そいつはヒーラーで、一人ではまともに戦うこともできない奴だった。
だから、一人でも敵を倒せる俺を妬んでいたのだろう。
いつもなら聞き流すが、その時は虫の居所が悪かった。
気づけば、俺はリーダーを殴り飛ばしていた。
『ふざけんなよ。俺が敵を倒さなきゃ、一番危険になるのはお前らだろうが。誰のおかげでクエストが達成できてると思ってんだ、ああ?!』
他のメンバーが、リーダーに駆け寄り、口々に何かを言ってきたが、耳には入らなかった。
やり返してくるかと思ったが、そいつはただ悲しそうな目でこっちを見て、一言だけ呟いた。
『アドノス……、お前は……哀れだな……。』
俺は、パーティーを抜けた。
ギルドを抜けた。
これ以上は耐えられなかった。
無能な人間は無能らしく、有能な人間に従うべきなのだ。
それすらできないのであれば、せいぜい無能同士で馴れ合っているといい。
強者の足を、引っ張るな。
「ねぇ、この後酒場に寄っていこうよー!」
「いいですね、それじゃ、この前行った……」
「俺は、ギルドに戻る。」
アドノスは、メディナとローザに、冷たく言い放った。
そのままくるりと背を向ける。
「……え? そ、そう?」
「で、でもアドノス……」
二人の会話を聞かずに、アドノスは歩き出した。
そうだ。
俺は、こんな位置に甘んじていてはならない。
自分の強さを、証明するために。
自分の正しさを、知らしめるために。
アドノスは、血が滲むほどに、剣を握りしめた。
それには――もっと強いパーティーメンバーが、必要だ。
0
あなたにおすすめの小説
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい
夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。
彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。
そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。
しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる