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一章 「魔王になってくれ」
4話
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「邪神キロンさんの、魔法適正診断ーーー!」
「黙れ」
「はい」
いきなり妙なテンションで喚くキロン。
取り敢えず手刀を目の前で寸止めすると、大人しく口を噤んでくれた。
「別に良い気もするんだけどね。てゆうか良いでしょ、この城に私と君以外の生命体なんて居ないのだし」
「良くない。俺の精神を逆撫でするし、怒りの琴線に触れるし、逆鱗に触れるし」
「要するにムカつくと」
こくん、と、キロンのセリフに頷く。
そんなテンションで来られちゃあ流石にムカつくわ、と。
「って、そんな事はどうでも良いんです。魔法の適正が先ですよ普通」
「どうでも良いって、君ねえ……」
「……可笑しなテンションで迫って来るって言い触らしますよ?」
「それは勘弁」
流石に三度目となるとあしらえる様になるらしい。一瞬足がくずおれそうになってたけど。
まあそれもどうでも良いか。
今一番重要な事は、キロンが言っていた魔法適正。
話によると、【A'camlayenn】に最適化された異世界人には、適応しただけの世界人よりも圧倒的に多い魔法属性に適正があるらしい。
つまり俺にも基本五大属性を含む多くの属性に適正があると言う事になるのだ。
ウザかったので手刀で黙らせたが、キロンが行おうとしたのは俺の魔法適正を調べる事である。現状を急ぐのならば黙らせる必要は無かった。
まあ今は別に急ぐ事なんて無いし、分かり易く説明してもらってからの方が今後的には良い。
「で、魔法適正ってどう調べるんですか?」
「あ、うん。魔法適正ね。それを調べるにはある道具が必要なんだけど……っと、あった」
そう言ってキロンが取り出したのは、無色透明の水晶玉。イメージするなら人の頭くらいの大きさのある硝子玉だ。
「この水晶玉に魔力を流すと、適正のある属性がみえるから。それじゃ、やってみようか」
「その前に、魔力ってどうやって使うので?」
「え?」
「え?」
………あれ、何か気まずい。
え、あんた自分で言ったよね? 俺はまだこの世界に来たばっかりなんだって。
魔力の使い方なんざ知りませんっての。
キロンもやっと気付いたようで、あちゃーと言った風に額に手を当てている。
イケメンがやると様になるんだから困ったもんだ。
「えっと、意識すれば直ぐに分かるよ。体内に熱を持つ何かがあって、体外に熱が流れ出て行ってる感覚があるから。で、それが出来れば手足のようにイメージ通りに操れる筈だから」
意識すれば、か。
結構曖昧だな。魔力ってもの自体が曖昧な存在なら、それも当然なのかも知れないが。
取り敢えず、身体の周りの何かを感じ取る様に集中してみる。
すると、本当に直ぐ分かった。少しは時間がかかると思っていただけに拍子抜けだ。
例えれば、水の感覚が無い温水プールに入っている様な感じだろうか。言葉で表す事の出来ない感覚。
「これを操る……」
これも出来た。手先を操る感覚の延長みたいな感じ。
しかしこれは酔いそうだ。身体の無い場所に神経があるようで、若干の違和感がある。
だが、一応は出来たんだ。早速、魔法適正を調べてみよう。
「あ、出来たんだ。なら早速これに魔力を……」
キロンが差し出した水晶玉に手をかざし、魔力を流す。
次の瞬間、俺の脳内に、あの『ガイド』と呼ばれたものに近い半透明のウィンドウ的なものが現れた。
………
《不知火炎真》
魔法適正
基本属性【火】【水】【風】【土】【雷】
特殊属性【光】【闇】【空】【無】【呪】
固有属性【時】
………
「十一の適正属性……」
ひい、ふう、みい……、と数えて、三度ほど見直して間違いないと判断して尚、その一言はほぼ無意識に口から溢れた。
詳細を問うて来たキロンにそれを教えると、冷や汗を流して引き攣った笑みを浮かべた。
なんでも、異世界人と言えど特殊属性の適正は一つか二つがせいぜいらしく、ここまで多くの適正を持つ異世界人も殆ど居ないそうで。
邪神キロンがどれだけ生きているかは知らないが、それでこの反応なのだから、相当に珍しいものなのだろう。
固有属性を持つ異世界人自体は珍しくは無い。ただ固有と言うだけあって被る事はあまり無いらしい。
その辺、【時属性】は少々イレギュラーで、固有属性としては他と被る例が多く、実際は特殊属性に近いものなのではないかと言うのがキロンとしての考えだそうだ。
「異世界人としても多いんだな、これ」
「そりゃあね。十個以上の適正持ちは、万人召喚したとしても二、三人居るかどうかだし」
その口振りだと、今までも何人かは居たと言う風に聞こえるんだが。
そして俺にも前例があったと言う確信がある。滅多に無い事なのは間違いないが、それでも俺だけだとは考えられないしな。
それにしても、不思議だな。【基本属性魔法】は、恐らくこの世界に来た時には既に手に入れていたと思われるから、適正のある属性の魔法のスキルは自動で手に入る訳じゃ無いのか。
いや、不思議な話でもないか? キロンの話を信じるなら、適正属性以外の魔法も使えない事は無いみたいだし。流石に固有属性なんかは無理なんだろうけど。
でも、その属性の魔法を使える様になれば即スキルになるなんて単純な事でも無いだろうな。
まあ何れにせよ適正属性は分かったし、後は練習あるのみか。
「……しかし君はよく驚かないね。エンマ君」
「何がです?」
「『ガイド』があったとは言え、異世界に来たと言うのに動揺もしない。自分が特別な存在だと知った時もそうだ。感情は人並みに感じるのに」
なんだ、突然何を言い出すかと思えば、そんな事。
「特別じゃないからですよ。俺が」
異世界召喚なんて一万人が成功させれば一万人の異世界人が来るし、その中に特別が居ても、二人以上が特別なら唯一じゃあない。
どんなに希少でも、特別にはなれないと言うのが俺の持論だ。
「前例があるから、それはもう特別じゃない。俺はそう思っているので、『今までに無い』以外は特別じゃ無いんです」
「なるほどね、そんな価値観もあるのか。私には考えられないな」
「それで良いですよ。理解されたら俺の価値観じゃあ無くなるので。
そんな事より、俺はいつ魔王として外に出るんですか?」
そんな事、と割り切れるものでも無いが、しかし現状必要の無い話題だ。
もともと自分の価値観を広めるつもりも無いのだし、そんなものは今は捨て置こう。
それより、魔王になれとか言っておいてまだ城から出されていない事についてだ。
ここに来て何時間か経っている気はするのに、未だこの部屋から出される気配も無え。
何となくステータスも見ているが、全く変わらない。この天職って欄が未だ未設定なのも。
邪神は苦笑いして、俺の問いに答えた。
「それは、エンマ君に邪神の使徒となる事を正式に了承してもらって、恩恵を得られるようにしてからだね。この城の周辺の魔物はかなり強いから、今の君じゃあ瞬きする間に死ぬ」
「軽っ、てかやっぱり結構やばい所にあったんですね。ここ」
言い方が軽すぎていまいち危険に思えない。しかしそれは真実なのだろう。ただの勘だが、何故か当たっていると確信出来た。
無論、キロンには俺がその魔物に勝てないと言う根拠があるのだろう。それを確かめる為のスペック確認でもあったのだろうし、俺だって魔物と戦えるかと言われれば『勝てない』としか言えない。
「まあ、私に割り当てられた地は色々と規格外だから。人間の住める領域じゃないからね、ここは」
規格外?
となると、ここは小説とかではよくあるバグキャラの宝庫的な場所なのか?
「それってつまり、外では一匹が出れば国の最高戦力を出さなきゃいけないくらいの魔物がうじゃうじゃいる所って事ですか?」
「まあね。一匹で国を壊滅させたとか言う逸話のある魔物しかいないよ。最弱でも」
え~、それマジですか?
「黙れ」
「はい」
いきなり妙なテンションで喚くキロン。
取り敢えず手刀を目の前で寸止めすると、大人しく口を噤んでくれた。
「別に良い気もするんだけどね。てゆうか良いでしょ、この城に私と君以外の生命体なんて居ないのだし」
「良くない。俺の精神を逆撫でするし、怒りの琴線に触れるし、逆鱗に触れるし」
「要するにムカつくと」
こくん、と、キロンのセリフに頷く。
そんなテンションで来られちゃあ流石にムカつくわ、と。
「って、そんな事はどうでも良いんです。魔法の適正が先ですよ普通」
「どうでも良いって、君ねえ……」
「……可笑しなテンションで迫って来るって言い触らしますよ?」
「それは勘弁」
流石に三度目となるとあしらえる様になるらしい。一瞬足がくずおれそうになってたけど。
まあそれもどうでも良いか。
今一番重要な事は、キロンが言っていた魔法適正。
話によると、【A'camlayenn】に最適化された異世界人には、適応しただけの世界人よりも圧倒的に多い魔法属性に適正があるらしい。
つまり俺にも基本五大属性を含む多くの属性に適正があると言う事になるのだ。
ウザかったので手刀で黙らせたが、キロンが行おうとしたのは俺の魔法適正を調べる事である。現状を急ぐのならば黙らせる必要は無かった。
まあ今は別に急ぐ事なんて無いし、分かり易く説明してもらってからの方が今後的には良い。
「で、魔法適正ってどう調べるんですか?」
「あ、うん。魔法適正ね。それを調べるにはある道具が必要なんだけど……っと、あった」
そう言ってキロンが取り出したのは、無色透明の水晶玉。イメージするなら人の頭くらいの大きさのある硝子玉だ。
「この水晶玉に魔力を流すと、適正のある属性がみえるから。それじゃ、やってみようか」
「その前に、魔力ってどうやって使うので?」
「え?」
「え?」
………あれ、何か気まずい。
え、あんた自分で言ったよね? 俺はまだこの世界に来たばっかりなんだって。
魔力の使い方なんざ知りませんっての。
キロンもやっと気付いたようで、あちゃーと言った風に額に手を当てている。
イケメンがやると様になるんだから困ったもんだ。
「えっと、意識すれば直ぐに分かるよ。体内に熱を持つ何かがあって、体外に熱が流れ出て行ってる感覚があるから。で、それが出来れば手足のようにイメージ通りに操れる筈だから」
意識すれば、か。
結構曖昧だな。魔力ってもの自体が曖昧な存在なら、それも当然なのかも知れないが。
取り敢えず、身体の周りの何かを感じ取る様に集中してみる。
すると、本当に直ぐ分かった。少しは時間がかかると思っていただけに拍子抜けだ。
例えれば、水の感覚が無い温水プールに入っている様な感じだろうか。言葉で表す事の出来ない感覚。
「これを操る……」
これも出来た。手先を操る感覚の延長みたいな感じ。
しかしこれは酔いそうだ。身体の無い場所に神経があるようで、若干の違和感がある。
だが、一応は出来たんだ。早速、魔法適正を調べてみよう。
「あ、出来たんだ。なら早速これに魔力を……」
キロンが差し出した水晶玉に手をかざし、魔力を流す。
次の瞬間、俺の脳内に、あの『ガイド』と呼ばれたものに近い半透明のウィンドウ的なものが現れた。
………
《不知火炎真》
魔法適正
基本属性【火】【水】【風】【土】【雷】
特殊属性【光】【闇】【空】【無】【呪】
固有属性【時】
………
「十一の適正属性……」
ひい、ふう、みい……、と数えて、三度ほど見直して間違いないと判断して尚、その一言はほぼ無意識に口から溢れた。
詳細を問うて来たキロンにそれを教えると、冷や汗を流して引き攣った笑みを浮かべた。
なんでも、異世界人と言えど特殊属性の適正は一つか二つがせいぜいらしく、ここまで多くの適正を持つ異世界人も殆ど居ないそうで。
邪神キロンがどれだけ生きているかは知らないが、それでこの反応なのだから、相当に珍しいものなのだろう。
固有属性を持つ異世界人自体は珍しくは無い。ただ固有と言うだけあって被る事はあまり無いらしい。
その辺、【時属性】は少々イレギュラーで、固有属性としては他と被る例が多く、実際は特殊属性に近いものなのではないかと言うのがキロンとしての考えだそうだ。
「異世界人としても多いんだな、これ」
「そりゃあね。十個以上の適正持ちは、万人召喚したとしても二、三人居るかどうかだし」
その口振りだと、今までも何人かは居たと言う風に聞こえるんだが。
そして俺にも前例があったと言う確信がある。滅多に無い事なのは間違いないが、それでも俺だけだとは考えられないしな。
それにしても、不思議だな。【基本属性魔法】は、恐らくこの世界に来た時には既に手に入れていたと思われるから、適正のある属性の魔法のスキルは自動で手に入る訳じゃ無いのか。
いや、不思議な話でもないか? キロンの話を信じるなら、適正属性以外の魔法も使えない事は無いみたいだし。流石に固有属性なんかは無理なんだろうけど。
でも、その属性の魔法を使える様になれば即スキルになるなんて単純な事でも無いだろうな。
まあ何れにせよ適正属性は分かったし、後は練習あるのみか。
「……しかし君はよく驚かないね。エンマ君」
「何がです?」
「『ガイド』があったとは言え、異世界に来たと言うのに動揺もしない。自分が特別な存在だと知った時もそうだ。感情は人並みに感じるのに」
なんだ、突然何を言い出すかと思えば、そんな事。
「特別じゃないからですよ。俺が」
異世界召喚なんて一万人が成功させれば一万人の異世界人が来るし、その中に特別が居ても、二人以上が特別なら唯一じゃあない。
どんなに希少でも、特別にはなれないと言うのが俺の持論だ。
「前例があるから、それはもう特別じゃない。俺はそう思っているので、『今までに無い』以外は特別じゃ無いんです」
「なるほどね、そんな価値観もあるのか。私には考えられないな」
「それで良いですよ。理解されたら俺の価値観じゃあ無くなるので。
そんな事より、俺はいつ魔王として外に出るんですか?」
そんな事、と割り切れるものでも無いが、しかし現状必要の無い話題だ。
もともと自分の価値観を広めるつもりも無いのだし、そんなものは今は捨て置こう。
それより、魔王になれとか言っておいてまだ城から出されていない事についてだ。
ここに来て何時間か経っている気はするのに、未だこの部屋から出される気配も無え。
何となくステータスも見ているが、全く変わらない。この天職って欄が未だ未設定なのも。
邪神は苦笑いして、俺の問いに答えた。
「それは、エンマ君に邪神の使徒となる事を正式に了承してもらって、恩恵を得られるようにしてからだね。この城の周辺の魔物はかなり強いから、今の君じゃあ瞬きする間に死ぬ」
「軽っ、てかやっぱり結構やばい所にあったんですね。ここ」
言い方が軽すぎていまいち危険に思えない。しかしそれは真実なのだろう。ただの勘だが、何故か当たっていると確信出来た。
無論、キロンには俺がその魔物に勝てないと言う根拠があるのだろう。それを確かめる為のスペック確認でもあったのだろうし、俺だって魔物と戦えるかと言われれば『勝てない』としか言えない。
「まあ、私に割り当てられた地は色々と規格外だから。人間の住める領域じゃないからね、ここは」
規格外?
となると、ここは小説とかではよくあるバグキャラの宝庫的な場所なのか?
「それってつまり、外では一匹が出れば国の最高戦力を出さなきゃいけないくらいの魔物がうじゃうじゃいる所って事ですか?」
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