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第2章
レクリエーションsideハンス 1/3
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~三人称~
広大な大地。見渡す先には森と山々。平原の向こうには切立つ崖。地図を広げ、5人は意見を交える。
「それで、何処に行くつもりなんだい?僕としては、華麗なる風の貴公子ナルキッスス・バルボコディウムが活躍できる場所であれば、何処でもいいんだけどねぇ」
長い前髪をふぁさりとかきあげ、ナルキッススが勿体ぶった口調で話す。それをイライラとしながら怒鳴るのは、オルラカ・コンバイン。
「はぁ!?ザッケンナ!そういう目的で決めるもんじゃねーだろぉがよぉ!?ちったぁ真面目に考えろや!このナルシスが!」
「おい。ゴリラカ君。僕の名前はナルキッススだ。ナルシスではない。間違えないでくれたまえ」
「あん?俺はオルラカだ!ゴリラカって誰の事を言ってんだ?ああ??」
「おい。落ち着け二人共。今は行先を決めるんだろ?喧嘩していたら前に進めない。それに、ルビアナ嬢も怯えてるし・・ルーファ!お前もちゃんと参加してくれ!」
「ハハ♪楽しそーだネ。いーぞいーぞ。もっとヤレってネ☆」
ほおって置いたらすぐにでも喧嘩を始めるナルキッススとオルラカに、ハンスはため息を吐きながら仲裁に入る。
内気なルビアナと、お調子者なルーファ・サィリンドリカールは、一歩引いた場所から事の成り行きを見守っている。
ーめちゃくちゃだ・・・・
開始早々にハンスは頭を痛めていた。レクリエーションの目的が協力をし合う。親睦を深める事であるのに・・・・
ナルキッススは自己愛の自己中。オルラカは慢心の傍若無人。ルビアナは、人見知りが激しく、ルーファはチャチャを入れて囃し立てるので、仲を取り持つのはハンスしかいない。
ー得点は期待しても無理そうだ。兎に角、トラブルなく穏便にレクリエーションを終える。その事に集中しよう。
大人なハンスは、一人心の中でそう誓い、そっとフォローに徹っする事に決めたであった。
◆◆◆
「オラァ!!喰らえ!爆裂轟烈覇ぁあ!!」
ードゴォ!!
「美しき風よ、華麗なる僕に力を!風のシンフォニー!」
ーシュパパパパパ!!!
炎を纏い、荒々しく斧を叩きつけるオルラカ。風を巡らせ、鏡で自分を見つめながら魔法を繰り出すナルキッスス。魔力全開で戦闘に入る二人にハンスはげんなりしていた。
「どうだね?麗しきルビアナ嬢・・・・美しき僕の美麗で優美な戦いの舞は!」
「ははっ!俺の豪快な拳裁きはカッコイイだろぉ!!」
「くっ!ゴリラカ君!それは僕の獲物だ!手をつけないでくれたまえ!」
「はぁ!お前こそ俺のスライムを横取りするんじゃねーよ!」
ーそう・・・・スライム相手に魔力全開の大乱闘。
「スライムに魔法使ってどうするんだ!後先をちゃんと考えろ!」
ハンスの静止を耳に入れず、暴れ回る二人。砕けるスライム!切り裂かれるゼリー!飛び散るプルンプルン!
「ひゃっひゃっひゃ!ナニコレ!?スライム相手に容赦ないネー!核すら残ってないョ!意味ないョ!」
「あああっ。ミッションに核が必要なのに」
細い糸目を更に細くし、腹をかかえ爆笑するルーファ。困惑するルビアナ。その近くに、運良くスライムの核が落ちてきた。
「せめて、これだけでも・・・・」
自ら作りあげていた土壁から、ルビアナはほんの少し身を乗り出す・・・・そうして、指先をそろそろと核へ伸ばす。
「ん・・・・あと・・・・ちょっと」
広大な大地。見渡す先には森と山々。平原の向こうには切立つ崖。地図を広げ、5人は意見を交える。
「それで、何処に行くつもりなんだい?僕としては、華麗なる風の貴公子ナルキッスス・バルボコディウムが活躍できる場所であれば、何処でもいいんだけどねぇ」
長い前髪をふぁさりとかきあげ、ナルキッススが勿体ぶった口調で話す。それをイライラとしながら怒鳴るのは、オルラカ・コンバイン。
「はぁ!?ザッケンナ!そういう目的で決めるもんじゃねーだろぉがよぉ!?ちったぁ真面目に考えろや!このナルシスが!」
「おい。ゴリラカ君。僕の名前はナルキッススだ。ナルシスではない。間違えないでくれたまえ」
「あん?俺はオルラカだ!ゴリラカって誰の事を言ってんだ?ああ??」
「おい。落ち着け二人共。今は行先を決めるんだろ?喧嘩していたら前に進めない。それに、ルビアナ嬢も怯えてるし・・ルーファ!お前もちゃんと参加してくれ!」
「ハハ♪楽しそーだネ。いーぞいーぞ。もっとヤレってネ☆」
ほおって置いたらすぐにでも喧嘩を始めるナルキッススとオルラカに、ハンスはため息を吐きながら仲裁に入る。
内気なルビアナと、お調子者なルーファ・サィリンドリカールは、一歩引いた場所から事の成り行きを見守っている。
ーめちゃくちゃだ・・・・
開始早々にハンスは頭を痛めていた。レクリエーションの目的が協力をし合う。親睦を深める事であるのに・・・・
ナルキッススは自己愛の自己中。オルラカは慢心の傍若無人。ルビアナは、人見知りが激しく、ルーファはチャチャを入れて囃し立てるので、仲を取り持つのはハンスしかいない。
ー得点は期待しても無理そうだ。兎に角、トラブルなく穏便にレクリエーションを終える。その事に集中しよう。
大人なハンスは、一人心の中でそう誓い、そっとフォローに徹っする事に決めたであった。
◆◆◆
「オラァ!!喰らえ!爆裂轟烈覇ぁあ!!」
ードゴォ!!
「美しき風よ、華麗なる僕に力を!風のシンフォニー!」
ーシュパパパパパ!!!
炎を纏い、荒々しく斧を叩きつけるオルラカ。風を巡らせ、鏡で自分を見つめながら魔法を繰り出すナルキッスス。魔力全開で戦闘に入る二人にハンスはげんなりしていた。
「どうだね?麗しきルビアナ嬢・・・・美しき僕の美麗で優美な戦いの舞は!」
「ははっ!俺の豪快な拳裁きはカッコイイだろぉ!!」
「くっ!ゴリラカ君!それは僕の獲物だ!手をつけないでくれたまえ!」
「はぁ!お前こそ俺のスライムを横取りするんじゃねーよ!」
ーそう・・・・スライム相手に魔力全開の大乱闘。
「スライムに魔法使ってどうするんだ!後先をちゃんと考えろ!」
ハンスの静止を耳に入れず、暴れ回る二人。砕けるスライム!切り裂かれるゼリー!飛び散るプルンプルン!
「ひゃっひゃっひゃ!ナニコレ!?スライム相手に容赦ないネー!核すら残ってないョ!意味ないョ!」
「あああっ。ミッションに核が必要なのに」
細い糸目を更に細くし、腹をかかえ爆笑するルーファ。困惑するルビアナ。その近くに、運良くスライムの核が落ちてきた。
「せめて、これだけでも・・・・」
自ら作りあげていた土壁から、ルビアナはほんの少し身を乗り出す・・・・そうして、指先をそろそろと核へ伸ばす。
「ん・・・・あと・・・・ちょっと」
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