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【13話】デジャブを感じる出来事
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シャッテン・スティロアビーユ殿下は、今日も今日とて庭にゴロンと横になっていた。
探している時は見つからないのに、探さないと途端にぽっと現われる。
ただ今日は用があるのに珍しくすぐに見付けることが出来たから、助かってはいた。
私はと言えば相変わらず洗濯物を運ぶフリしてまた持ち場を抜け出して、物陰でこっそりシャッテン殿下ことツェルの様子を伺っている。
冷静になって考えたらめちゃくちゃ愚痴を言いたい放題言ってからの初接触になるから、フレンドリーに話しかけていいものなのかどうなのか、そればかりずっと思い悩んでいたらこうなった。
「不用心だと思わないのかなぁ。一応王族なのにあの人」
「いつも不用意にお昼寝しない方がいいですよ?とお伝えしてはいるのですけれど、なかなか聞いて下さらなくて」
「あ、そうなんです?そう言うところが似てるんだよなぁあの兄弟は」
「あら、アシュレイ殿下の事も知っていらっしゃるのね。彼にもなかなか困ったところがあるじゃない?」
「分かります分かります。私もあんな事が無ければこうやって守るような事もして⋯⋯ない⋯⋯です、けど」
なんだ。
なんかデジャブを感じるよ。
前にもあったよこんな事。
一人だと思って話していたら、一人じゃありませんでしたー的な。
恐る恐るあの時と同じように左隣を見る。
「あれ、いない」
目線の先には長く続く廊下のみで、人の気配はしない。
「残念ですけれど、逆ですわ」
ほっとしたのも束の間、頭の後ろから声がしてばっと振り向く。
「こんにちは」
腰までかかった絹糸みたいにキラキラ輝いている、プラチナブロンドの髪の毛。
質素だけれど、布や糸のひと針ひと針全てが一級品だと分かるドレス。
長年培ってきたのか指先まで洗練された動作に、ふんわり微笑を浮かべるその顔は、正に天使そのもので。
「誰です、か?」
見知らぬお嬢様が私と同じようにしゃがみ込んでじっと見ていたものだから、流石の私もド肝を抜かした。
「あら?どうでもいいじゃないですか、そんな事」
「そうですか」
とんでもない品の良さに、心が痛くなる。
「(なんだこの優雅さの塊みたいな人)」
そんな人をしゃがまさせてしまっている事実にも、目を逸らしたくなる。
と言うか、普通のお嬢様がしゃがむだろうか?いや、しゃがまないだろう。
明らかに整った顔立ちと、優雅さの塊なのに平気でしゃがみ込んでしまう個性の強さ。
誰がどう見てもモブ要素皆無の人なのに、頭をフル回転してもこんなキャラクターが居たのか思い出せない。
「貴女はシャッテン殿下にご用事なのかしら?」
明らかに私の真似をしているのは丸分かりなんだけれど、まるで悪戯をするように口元に手を置いて小さく話すお嬢様。
「いや、あの、用というかその」
「お手伝いしましょうか?」
「はい?」
「かくれんぼみたいで楽しいですけれど、いつまでもここに隠れてる訳にもいかないでしょう?」
そう言って優雅に立ち上がったお嬢様は、ドレスの裾を軽く叩く。
「安心して。殿下の事はよく知っているから、きっと咎められたりしないわ」
金色の髪がふわりと揺れる。
物語に出てくるお姫様ってきっとこんな人なんだろうと、そんな夢みたいな事を私は思った。
「でん、」
「まままま待ってください!」
「?」
「まだ今は!色々言う事を考えあぐねていると言うか!」
やっちゃったー⋯⋯。
どう見ても階級が上の人の言葉を遮るどころか、行動まで邪魔してしまった。
ぶっ飛んだ人が多いから忘れかけるけれど、ここは王宮で私は使用人なのだ。
更には筋金入りのモブなのだ。
少しのことが罰になりかねないのに、我ながらいちいちやる事が迂闊すぎる。
怒られるなぁどうしようかなぁって、顔から血の気が引くのが自分でも分かったのだけれど、当のお嬢様は少し考えてから私にはなかなか爆弾級のことを投げかけてきた。
「それは貴女の目元が見えない事と、何か関係があるのかしら?」
「え⋯⋯」
思わず固まる。
今、このお嬢様なんて言った?
「見えない?」
「ええ、おかしいなって思ったのよ。"いつもの人達"はあんまり目立つような事はしないから」
「私の目が見えていないんですかっっ?!」
「ええ、そうよ」
思わず食い気味で話しても、優しそうに笑うだけで特に怒る素振りを見せないお嬢様は、確かに今、私の"目元が見えない"と言った。
「(どう言う事?モブをモブとして認識出来るキャラクターが居たって事?)」
混乱して訳が分からなくなってきた私に対して、お嬢様は困ったような顔をする。
その表情を見た瞬間に、何故か私は「珍しいな」と感じたのだ。
「ごめんなさいね、驚かせるつもりは無かったのよ。でもその感じだともしかして、貴女も"そう"見えているのかしら?」
「⋯⋯はい」
思わぬ所で思わぬ人物が同じだと発言してきて、力の抜けた返事しか出来なかったのは、仕方がないと思いたい。
◆
ーー〈エヴェリーチェ〉
地位も名誉もいらないなんてよく言った話だけれど、それを本当に口にしようにも、実際に地位も名誉もある者には発言の許可すら与えられない。
生まれた瞬間から自分の立ち位置を決められたのならばどれだけよかったのだろうか、ずっとそう考えている。
背筋を伸ばして、目線を真っ直ぐ上げて、けれども口元には貼り付けた笑みを忘れない。
幼い頃から叩き込まれた作法の全ては、息をするように身に付いている。
極めて優雅に上品に。
たった一言ですら、自分の為の武器として使え。
それがいずれ行かなければならない、社交界で生き抜く方法なのだと。
私は来る日も来る日も淑女教育に追われているのに、その点幼馴染み達は全てにおいて自由だった。
誰よりも縛られる立場にいるのに、二人共やりたい事をやりたいだけやれるのだ。
兄は膨大な力を手にし、弟は周囲の無関心を手に入れた。
到底太刀打ち等出来ない能力を振りかざし、力を持って周りを制するのも、自分の地位を気にせずに地べたに寝転んで現実逃避しているのも。
どちらも、私には決して許されない事だったのだ。
「(羨ましい)」
口に出そうとして押し留めた言葉はいつもそれだけで、理解してくれる人なんていなかったけれど。
今日も私は抗わずに、使命のように根付いた通りに行動するのだ。
我が物顔で玉座に座る兄の方に苦言を伝える事もしなければ、逃げてばかりで向き合わない弟の方を窘める事もしない。
ただ黙って大人しく笑っているだけの私だったから、言われてしまったのだろう。
あの光の王子様に「君は面白くないね」と。
「いっそ君があの子みたいだったら良かったのに⋯⋯」
去年、嫌そうな顔をしてはいるものの、普段は私と同じように本心を隠した言葉しか出さない幼馴染がそう言ってきた。
無意識下で零れ落ちたのか、酷く小さな声で。
珍しくあの人が興味を持った"あの子"が誰かは分からないけれど、知ろうとも思わなかった自分がそこに居て、全く彼どころか彼らを慕ってすらいない事に気が付いた後は、ただお互いに無関心な者同士でいずれ交わるだなんて出来ないのだろうと思った。
私の役目は、ただここに座って顔色を変えない事。
何を言われても笑っている事だけ。
無知で儚いお嬢様でいれば、望んだものではなくても確固たる地位に付く事が出来る。
それが私の幸せなのだと、信じて疑わないお父様は権力しか見えていない。
嘘で塗り固めて生きて、本当なんてどこにも存在しなくて、人形のように居るだけで、それが"何もしない"私の唯一の反抗で。
どちらが王位に付いてもそれらしく振舞ってあげようと、そうぼんやり思い始めた時期から、"私の周りに人形が増えた"のだ。
願う事ならば、兄よりも弟の方に王位に付いて欲しいとは思う。
そうすれば"彼"のような寂しい人が少しは増えない筈だから、差し出す手は一つだけにしているのだ。
ほんの少し助言を与えるのも一人だけで、そこになんの感情も湧いた事なんてないけれど、国が良い方に動くのならそれでいいのだ。
だって、私はそうするしかないのでしょう?
本当に欲しいものは欲しがった瞬間に壊れてしまうから、もう二度と私は壊したくないのだ。
次期王太子の婚約者候補筆頭。
誰かは私の事を"光の令嬢"と呼ぶ。
お手本通りのご令嬢な私が、息をするように身に付けた仕草全てをする度に、違和感を持っているだなんて誰も知らない。
私はそう、エヴェリーチェ・ヴァーレンと言う人間なのだ。
いつまでも、いつまでも。ーー
探している時は見つからないのに、探さないと途端にぽっと現われる。
ただ今日は用があるのに珍しくすぐに見付けることが出来たから、助かってはいた。
私はと言えば相変わらず洗濯物を運ぶフリしてまた持ち場を抜け出して、物陰でこっそりシャッテン殿下ことツェルの様子を伺っている。
冷静になって考えたらめちゃくちゃ愚痴を言いたい放題言ってからの初接触になるから、フレンドリーに話しかけていいものなのかどうなのか、そればかりずっと思い悩んでいたらこうなった。
「不用心だと思わないのかなぁ。一応王族なのにあの人」
「いつも不用意にお昼寝しない方がいいですよ?とお伝えしてはいるのですけれど、なかなか聞いて下さらなくて」
「あ、そうなんです?そう言うところが似てるんだよなぁあの兄弟は」
「あら、アシュレイ殿下の事も知っていらっしゃるのね。彼にもなかなか困ったところがあるじゃない?」
「分かります分かります。私もあんな事が無ければこうやって守るような事もして⋯⋯ない⋯⋯です、けど」
なんだ。
なんかデジャブを感じるよ。
前にもあったよこんな事。
一人だと思って話していたら、一人じゃありませんでしたー的な。
恐る恐るあの時と同じように左隣を見る。
「あれ、いない」
目線の先には長く続く廊下のみで、人の気配はしない。
「残念ですけれど、逆ですわ」
ほっとしたのも束の間、頭の後ろから声がしてばっと振り向く。
「こんにちは」
腰までかかった絹糸みたいにキラキラ輝いている、プラチナブロンドの髪の毛。
質素だけれど、布や糸のひと針ひと針全てが一級品だと分かるドレス。
長年培ってきたのか指先まで洗練された動作に、ふんわり微笑を浮かべるその顔は、正に天使そのもので。
「誰です、か?」
見知らぬお嬢様が私と同じようにしゃがみ込んでじっと見ていたものだから、流石の私もド肝を抜かした。
「あら?どうでもいいじゃないですか、そんな事」
「そうですか」
とんでもない品の良さに、心が痛くなる。
「(なんだこの優雅さの塊みたいな人)」
そんな人をしゃがまさせてしまっている事実にも、目を逸らしたくなる。
と言うか、普通のお嬢様がしゃがむだろうか?いや、しゃがまないだろう。
明らかに整った顔立ちと、優雅さの塊なのに平気でしゃがみ込んでしまう個性の強さ。
誰がどう見てもモブ要素皆無の人なのに、頭をフル回転してもこんなキャラクターが居たのか思い出せない。
「貴女はシャッテン殿下にご用事なのかしら?」
明らかに私の真似をしているのは丸分かりなんだけれど、まるで悪戯をするように口元に手を置いて小さく話すお嬢様。
「いや、あの、用というかその」
「お手伝いしましょうか?」
「はい?」
「かくれんぼみたいで楽しいですけれど、いつまでもここに隠れてる訳にもいかないでしょう?」
そう言って優雅に立ち上がったお嬢様は、ドレスの裾を軽く叩く。
「安心して。殿下の事はよく知っているから、きっと咎められたりしないわ」
金色の髪がふわりと揺れる。
物語に出てくるお姫様ってきっとこんな人なんだろうと、そんな夢みたいな事を私は思った。
「でん、」
「まままま待ってください!」
「?」
「まだ今は!色々言う事を考えあぐねていると言うか!」
やっちゃったー⋯⋯。
どう見ても階級が上の人の言葉を遮るどころか、行動まで邪魔してしまった。
ぶっ飛んだ人が多いから忘れかけるけれど、ここは王宮で私は使用人なのだ。
更には筋金入りのモブなのだ。
少しのことが罰になりかねないのに、我ながらいちいちやる事が迂闊すぎる。
怒られるなぁどうしようかなぁって、顔から血の気が引くのが自分でも分かったのだけれど、当のお嬢様は少し考えてから私にはなかなか爆弾級のことを投げかけてきた。
「それは貴女の目元が見えない事と、何か関係があるのかしら?」
「え⋯⋯」
思わず固まる。
今、このお嬢様なんて言った?
「見えない?」
「ええ、おかしいなって思ったのよ。"いつもの人達"はあんまり目立つような事はしないから」
「私の目が見えていないんですかっっ?!」
「ええ、そうよ」
思わず食い気味で話しても、優しそうに笑うだけで特に怒る素振りを見せないお嬢様は、確かに今、私の"目元が見えない"と言った。
「(どう言う事?モブをモブとして認識出来るキャラクターが居たって事?)」
混乱して訳が分からなくなってきた私に対して、お嬢様は困ったような顔をする。
その表情を見た瞬間に、何故か私は「珍しいな」と感じたのだ。
「ごめんなさいね、驚かせるつもりは無かったのよ。でもその感じだともしかして、貴女も"そう"見えているのかしら?」
「⋯⋯はい」
思わぬ所で思わぬ人物が同じだと発言してきて、力の抜けた返事しか出来なかったのは、仕方がないと思いたい。
◆
ーー〈エヴェリーチェ〉
地位も名誉もいらないなんてよく言った話だけれど、それを本当に口にしようにも、実際に地位も名誉もある者には発言の許可すら与えられない。
生まれた瞬間から自分の立ち位置を決められたのならばどれだけよかったのだろうか、ずっとそう考えている。
背筋を伸ばして、目線を真っ直ぐ上げて、けれども口元には貼り付けた笑みを忘れない。
幼い頃から叩き込まれた作法の全ては、息をするように身に付いている。
極めて優雅に上品に。
たった一言ですら、自分の為の武器として使え。
それがいずれ行かなければならない、社交界で生き抜く方法なのだと。
私は来る日も来る日も淑女教育に追われているのに、その点幼馴染み達は全てにおいて自由だった。
誰よりも縛られる立場にいるのに、二人共やりたい事をやりたいだけやれるのだ。
兄は膨大な力を手にし、弟は周囲の無関心を手に入れた。
到底太刀打ち等出来ない能力を振りかざし、力を持って周りを制するのも、自分の地位を気にせずに地べたに寝転んで現実逃避しているのも。
どちらも、私には決して許されない事だったのだ。
「(羨ましい)」
口に出そうとして押し留めた言葉はいつもそれだけで、理解してくれる人なんていなかったけれど。
今日も私は抗わずに、使命のように根付いた通りに行動するのだ。
我が物顔で玉座に座る兄の方に苦言を伝える事もしなければ、逃げてばかりで向き合わない弟の方を窘める事もしない。
ただ黙って大人しく笑っているだけの私だったから、言われてしまったのだろう。
あの光の王子様に「君は面白くないね」と。
「いっそ君があの子みたいだったら良かったのに⋯⋯」
去年、嫌そうな顔をしてはいるものの、普段は私と同じように本心を隠した言葉しか出さない幼馴染がそう言ってきた。
無意識下で零れ落ちたのか、酷く小さな声で。
珍しくあの人が興味を持った"あの子"が誰かは分からないけれど、知ろうとも思わなかった自分がそこに居て、全く彼どころか彼らを慕ってすらいない事に気が付いた後は、ただお互いに無関心な者同士でいずれ交わるだなんて出来ないのだろうと思った。
私の役目は、ただここに座って顔色を変えない事。
何を言われても笑っている事だけ。
無知で儚いお嬢様でいれば、望んだものではなくても確固たる地位に付く事が出来る。
それが私の幸せなのだと、信じて疑わないお父様は権力しか見えていない。
嘘で塗り固めて生きて、本当なんてどこにも存在しなくて、人形のように居るだけで、それが"何もしない"私の唯一の反抗で。
どちらが王位に付いてもそれらしく振舞ってあげようと、そうぼんやり思い始めた時期から、"私の周りに人形が増えた"のだ。
願う事ならば、兄よりも弟の方に王位に付いて欲しいとは思う。
そうすれば"彼"のような寂しい人が少しは増えない筈だから、差し出す手は一つだけにしているのだ。
ほんの少し助言を与えるのも一人だけで、そこになんの感情も湧いた事なんてないけれど、国が良い方に動くのならそれでいいのだ。
だって、私はそうするしかないのでしょう?
本当に欲しいものは欲しがった瞬間に壊れてしまうから、もう二度と私は壊したくないのだ。
次期王太子の婚約者候補筆頭。
誰かは私の事を"光の令嬢"と呼ぶ。
お手本通りのご令嬢な私が、息をするように身に付けた仕草全てをする度に、違和感を持っているだなんて誰も知らない。
私はそう、エヴェリーチェ・ヴァーレンと言う人間なのだ。
いつまでも、いつまでも。ーー
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