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第2話 姫騎士
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・*・
「リラ! 聖騎士へ昇進、おめでとう!」
「ありがとう。みんな」
聖騎士になった夜、祝賀会をした。王都スティンにあるバーナード辺境伯の別邸に、リラの古くからの友人と騎士仲間が集まってくれた。
リラを含むみんなが甲冑を脱ぎ、腰に剣を差しているだけという軽装姿で寛いでいる。
用意された豪華な料理は、ほとんど食べ尽くされ、果物や生クリームがたっぷり盛り付けられている甘そうなケーキが何種類か残っているだけだ。
「優勝おめでとう」
話に花を咲かせていると声をかけられて、リラは振り向いた。
「ルーカス殿下。今日は来ていただき、ありがとうございます」
リラは辺境伯令嬢だが、淑女教育を受けていない。すっと姿勢を正すと、ルーカスに向かって騎士の礼をした。
「大会の時にも言ったけど、リラが一番強かった。とてもかっこよかったよ」
「殿下とした約束を果たしたくて、がんばりました」
ルーカスは目を細めると頷いた。
「ルーカス殿下。今日は娘のためにお越しいただき、まことにありがとうございます」
話しに割って入ってきたのは、リラの父、ワイアット・バーナード辺境伯だった。
「辺境伯、久しぶりです。私が幼い頃に世話になった人たちは元気にしてる?」
「ええ、妻のユマも、使用人たちも元気です。殿下に会いたがっていましたよ」
「みんなの話を聞かせて」
「いいですとも。さあ、どうぞこちらへ」
バーナード家は由緒正しい騎士の家系だ。
ワイアットは、ルーカスの父、現国王のリヒャードからの信頼が厚く、今いる別邸とは別に、辺境の地を任されている。
子どもの頃ルーカスは、彼の母が流行病を患ってしまったのをきっかけに、バーナード家に預けられていた。リラとは幼少期を一緒に過ごしたことで、主従の関係というより、家族に近い。
リラもルーカスと話をしたかったが、父に先を越されてしまった。
「しかたない。あとでゆっくり話そう」
酒のグラスを傾けながら、闘技大会の話で盛り上がってる同期の輪の中に、リラは入っていった。
騎士仲間たちとのおしゃべりに満足したリラは、風にあたろうと、宴会会場を抜け出した。
中庭には、マツリカが咲いていた。満月の明かりに照らされてほんのりと輝いているように見える。
花を愛でながら香りを楽しんでいると、背後に人の気配を感じた。振り返ると、ルーカスが近寄ってきていた。
「殿下。父との会話は終わりましたか」
「堪能してきたよ」
ルーカスは、リラの横に並んで立った。
「この庭には本邸の裏にあったような、大きな木はないんだね」
リラは、周りに誰もいないのを確認してから口を開いた。
「ここは王都の真ん中だし、別邸はそこまで広くないからね」
二人きりの時リラは、ルーカスの希望で敬語を使わないようにしている。
「幼い頃、イチイの大木にリラとよく登った。また行きたいな。きみと過ごしたあの場所へ」
バーナード家が統治管理する場所に行くには、ここから馬を走らせて二日ほどかかる。安易に行けるような場所ではない。
「今は忙しいかもしれないけど、王になって落ちついたら、視察だと行って来ればいいよ」
来月、ルーカスは誕生日を迎え、成人する。
これをきっかけに、リヒャード王は退位して、ルーカスに譲位することになった。
「王になったら、か。ねえ、リラ。子どもの頃にあのイチイの木の下でした約束を、今でも覚えてる?」
「もちろんです。殿下が王になられる時、わたしは、王を守る騎士になると誓いました」
リラの夢は、王を直接護る近衛騎士になること。
騎士の中でも特に優れた聖騎士で、王が信を置く者しかなれない。
リラは片膝を立てて腰を落とすと、頭を下げた。
「殿下。どうぞご命令を」
――やっと、この時がきた。
夢がもうすぐ叶う。リラは、高鳴る胸に、そっと手をあてた。
「きみに、お願いしたいことがある」
命令ではなく、なぜ願いなのだろうと思いながら、リラは地面を見つめる。
しばらく黙って待っていると、ルーカスはリラの前にしゃがんだ。驚いて顔を上げると、思った以上に至近距離で目が合った。
月明かりに照らされた白い肌と、整った目鼻立ち。翡翠色の瞳の美しさに言葉を失っていると、彼はにこりとほほえみ、口を開いた。
「リラ・バーナード。私、ルーカス・オースティンの妃になってくれませんか?」
リラは石膏像のようにぴたりと固まった。そよ風が髪先をかすかに揺らす。
「……殿下、もう一度お願いします。今、なんと、おっしゃいましたか?」
聞き返すと、ルーカスは、リラの手を両手で包み込むように握った。
「リラ、結婚して欲しい。私と一緒に、この世界を変えよう」
リラは目を見開いた。握られた手はあたたかく、彼の眼差しは真剣で、冗談を言っているようには見えない。
――世界を変える。……そうか。つまり、これは任務。
王太子のルーカスは、皇統を継ぐ存在だ。しかし、残念ながら彼が王になることを拒む者がいる。側近以外、味方と呼べる者がいない。
「今の私は名ばかりの王子だ。だが、私利私欲で動く者たちに、王位を譲るつもりはないよ」
リラはこくりと頷いた。
彼を守るには、日中は妃を演じて傍に寄り添い、夜は騎士として警戒するほうがいい。
二十四時間体制の、護衛騎士の誕生だ。
「わかりました。この政略結婚、承ります」
「……政略?」
ルーカスは小首をかしげた。
「殿下。運命は、自分で引き寄せるものです。殿下と一緒に、世界を変えてみせます!」
彼は、誰かの大きな陰謀や欲の渦に飲まれて消えていい人ではない。守らなければと、強い使命感がリラを突き動かす。
ルーカスの手をぎゅっと握り返した時だった。
「敵襲!」
月明かりの空に、危険を知らせる声が響いた。
リラはすぐに姿勢を低くして、ルーカスの前に立った。敷地のあちこちから、物が壊れる音や、人の叫び声が聞こえる。
「殿下、私の傍を離れないで下さい」
あたりを警戒しながら、腰に差している剣の柄を握った。
「リラ! 聖騎士へ昇進、おめでとう!」
「ありがとう。みんな」
聖騎士になった夜、祝賀会をした。王都スティンにあるバーナード辺境伯の別邸に、リラの古くからの友人と騎士仲間が集まってくれた。
リラを含むみんなが甲冑を脱ぎ、腰に剣を差しているだけという軽装姿で寛いでいる。
用意された豪華な料理は、ほとんど食べ尽くされ、果物や生クリームがたっぷり盛り付けられている甘そうなケーキが何種類か残っているだけだ。
「優勝おめでとう」
話に花を咲かせていると声をかけられて、リラは振り向いた。
「ルーカス殿下。今日は来ていただき、ありがとうございます」
リラは辺境伯令嬢だが、淑女教育を受けていない。すっと姿勢を正すと、ルーカスに向かって騎士の礼をした。
「大会の時にも言ったけど、リラが一番強かった。とてもかっこよかったよ」
「殿下とした約束を果たしたくて、がんばりました」
ルーカスは目を細めると頷いた。
「ルーカス殿下。今日は娘のためにお越しいただき、まことにありがとうございます」
話しに割って入ってきたのは、リラの父、ワイアット・バーナード辺境伯だった。
「辺境伯、久しぶりです。私が幼い頃に世話になった人たちは元気にしてる?」
「ええ、妻のユマも、使用人たちも元気です。殿下に会いたがっていましたよ」
「みんなの話を聞かせて」
「いいですとも。さあ、どうぞこちらへ」
バーナード家は由緒正しい騎士の家系だ。
ワイアットは、ルーカスの父、現国王のリヒャードからの信頼が厚く、今いる別邸とは別に、辺境の地を任されている。
子どもの頃ルーカスは、彼の母が流行病を患ってしまったのをきっかけに、バーナード家に預けられていた。リラとは幼少期を一緒に過ごしたことで、主従の関係というより、家族に近い。
リラもルーカスと話をしたかったが、父に先を越されてしまった。
「しかたない。あとでゆっくり話そう」
酒のグラスを傾けながら、闘技大会の話で盛り上がってる同期の輪の中に、リラは入っていった。
騎士仲間たちとのおしゃべりに満足したリラは、風にあたろうと、宴会会場を抜け出した。
中庭には、マツリカが咲いていた。満月の明かりに照らされてほんのりと輝いているように見える。
花を愛でながら香りを楽しんでいると、背後に人の気配を感じた。振り返ると、ルーカスが近寄ってきていた。
「殿下。父との会話は終わりましたか」
「堪能してきたよ」
ルーカスは、リラの横に並んで立った。
「この庭には本邸の裏にあったような、大きな木はないんだね」
リラは、周りに誰もいないのを確認してから口を開いた。
「ここは王都の真ん中だし、別邸はそこまで広くないからね」
二人きりの時リラは、ルーカスの希望で敬語を使わないようにしている。
「幼い頃、イチイの大木にリラとよく登った。また行きたいな。きみと過ごしたあの場所へ」
バーナード家が統治管理する場所に行くには、ここから馬を走らせて二日ほどかかる。安易に行けるような場所ではない。
「今は忙しいかもしれないけど、王になって落ちついたら、視察だと行って来ればいいよ」
来月、ルーカスは誕生日を迎え、成人する。
これをきっかけに、リヒャード王は退位して、ルーカスに譲位することになった。
「王になったら、か。ねえ、リラ。子どもの頃にあのイチイの木の下でした約束を、今でも覚えてる?」
「もちろんです。殿下が王になられる時、わたしは、王を守る騎士になると誓いました」
リラの夢は、王を直接護る近衛騎士になること。
騎士の中でも特に優れた聖騎士で、王が信を置く者しかなれない。
リラは片膝を立てて腰を落とすと、頭を下げた。
「殿下。どうぞご命令を」
――やっと、この時がきた。
夢がもうすぐ叶う。リラは、高鳴る胸に、そっと手をあてた。
「きみに、お願いしたいことがある」
命令ではなく、なぜ願いなのだろうと思いながら、リラは地面を見つめる。
しばらく黙って待っていると、ルーカスはリラの前にしゃがんだ。驚いて顔を上げると、思った以上に至近距離で目が合った。
月明かりに照らされた白い肌と、整った目鼻立ち。翡翠色の瞳の美しさに言葉を失っていると、彼はにこりとほほえみ、口を開いた。
「リラ・バーナード。私、ルーカス・オースティンの妃になってくれませんか?」
リラは石膏像のようにぴたりと固まった。そよ風が髪先をかすかに揺らす。
「……殿下、もう一度お願いします。今、なんと、おっしゃいましたか?」
聞き返すと、ルーカスは、リラの手を両手で包み込むように握った。
「リラ、結婚して欲しい。私と一緒に、この世界を変えよう」
リラは目を見開いた。握られた手はあたたかく、彼の眼差しは真剣で、冗談を言っているようには見えない。
――世界を変える。……そうか。つまり、これは任務。
王太子のルーカスは、皇統を継ぐ存在だ。しかし、残念ながら彼が王になることを拒む者がいる。側近以外、味方と呼べる者がいない。
「今の私は名ばかりの王子だ。だが、私利私欲で動く者たちに、王位を譲るつもりはないよ」
リラはこくりと頷いた。
彼を守るには、日中は妃を演じて傍に寄り添い、夜は騎士として警戒するほうがいい。
二十四時間体制の、護衛騎士の誕生だ。
「わかりました。この政略結婚、承ります」
「……政略?」
ルーカスは小首をかしげた。
「殿下。運命は、自分で引き寄せるものです。殿下と一緒に、世界を変えてみせます!」
彼は、誰かの大きな陰謀や欲の渦に飲まれて消えていい人ではない。守らなければと、強い使命感がリラを突き動かす。
ルーカスの手をぎゅっと握り返した時だった。
「敵襲!」
月明かりの空に、危険を知らせる声が響いた。
リラはすぐに姿勢を低くして、ルーカスの前に立った。敷地のあちこちから、物が壊れる音や、人の叫び声が聞こえる。
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あたりを警戒しながら、腰に差している剣の柄を握った。
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