『婚約破棄されたので冷徹公爵と契約結婚したら、徐々に甘くなってきた件』

ひとりさんぽ(一人三歩)

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第六章 それぞれの日常

【第79話:毒にも薬にもなる君】

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 薬草というのは、静かに育ち、静かに効くものだ。
 
 それゆえに私は、静かな午後が好きだった。

 この日も、陽射しがやわらかく降り注ぐ中庭で、陰干ししていた香草たちの様子を確認していた。

 ラベンダーの花弁はよく乾き、レモンバームは少し湿気を帯びていたが、明日にはちょうどいい仕上がりになるだろう。

 そんな穏やかな時間を破るように、突如として風に乗って強烈な香りが鼻先をかすめた。

「……これは……ペパーミントに、ゼラニウム、ローズマリー? いや、なぜシナモンが……?」

 私は無意識に眉を寄せていた。

 香りの波が中庭を舐めるように流れ込んできている。
 
 甘さと辛さと刺激が同居した、まるで香水瓶を倒したような空気だった。

 この手の香りの混在は、普通の調合師なら絶対に避けるものだ。
 
 身体に効かせるためのバランスではなく、単なる感覚の洪水。香りで語るより、叫んでいるような印象さえある。

(もしかしたら……“彼”かな?)

 薬室の扉を開けると、そこにいたのは、やはり――アレク・ベルディンだった。

 両腕を大仰に広げ、陶酔しきった様子で自作の調合皿の前に立ち尽くす姿。

 まるで舞台に上がったばかりの役者のようだった。

「我が人生最大の香気調合、ここに完成!!」

 高らかな宣言。
 
 背後には、いつもは整然としているはずの作業机が……見事にカオスと化していた。

 机の上には、私が数日かけて選別したばかりの薬草――カモミール、クラリセージ、ヤロー、それに……ああ、ラベンダーまで。

 香草たちは無造作に刻まれ、あるいは砕かれ、あるいは混ぜられ、あるいは――染み込まされていた。
 
 棚の奥にしまっていたはずの芳香用オイルまで引っ張り出され、瓶は半分以上空いている。

「……アレク様」

 私はとりあえず、穏やかに声をかけた。
 
 彼は気配を察したのか、こちらを振り向き、悪びれもせず胸に手を当てて言った。

「ミレオどの! どうだ、この調合! かつてない芳香! 午後の絶望と希望が同時に鼻孔へと飛び込んでくるだろう! さながら――香りの交響曲だ!」

(……これは……芸術家の発作、ですかね)
 
(貴重な物は別で保管しているから別にいいですが……)
 
 心の中でそう呟いたが、口に出すのはやめておいた。
 
 彼の創作意欲に水を差すつもりはないし、そもそも、この状態では差せる水がもう存在しない。

 私は薬草を踏まないよう慎重に足元を確認しながら、机へと近づいた。
 
 混ぜられたものを一つ一つ目で追う。

 明らかに使用用途の異なるものまでが――例えば、腹部のけいれんを抑えるためのトニック草と、緩下作用のある葉が一緒に焙煎されている。

(……完全に、体内会議が開戦するブレンドですね)

 それでも私は、ため息のひとつもつかず、ただ静かに観察を続けた。

 混乱の中にも、一本筋の通った意図がある。
 
 そう思わせるのは、彼がアレク・ベルディンだからか、それとも――私自身が、薬効と芸術の境界を探し続けているからか。

 いずれにせよ、もう少し話を聞いてみる価値はありそうだ。

「すまないな! だが聞いてくれ、この香りは“午後の絶望と期待”を同時に表現しているんだ!」

 アレク・ベルディンは自信満々に、そして堂々と宣言した。
 
 薬草棚を前に立ち尽くし、両手を大きく広げてまるで舞台の中央にいるかのような口調で語り続ける。

「乾燥ゼラニウムの爽やかな苦みと、シナモンバークの温もり! そこへローズマリーとミントの鋭角な刺激をぶつけてみたんだ。思い出の香りが刺すように蘇り、そして……甘い救済が舌に残る! どうだ、心の動悸が聞こえてこないか!?」

 私は、その情熱的な言葉の洪水の中で、しばし無言だった。

 机の上は、まさしく混沌とした情熱の痕跡で満ちていた。
 
 繊細なバランスを要する貴重な薬草たちが――情熱と衝動の名のもとに、芸術作品のごとく再構築されている。
 
 破壊か、創造か。その狭間に立たされているかのような光景だ。

 アレクは、私が返事をしないことでようやく不安になったのか、目を伏せた。
 
 どうやら、予想される反応は“激昂”か“ため息”だったらしい。

「……さすがに、怒るかね?」

 その声には、ほんのわずかに観察するような気配が混ざっていた。
 
 私は、笑った。

「……面白い発想だね」

 その瞬間、アレクの目がぱちりと見開かれた。

「……は? 怒らないのかい?」

「怒りたい気持ちは、もちろんあるよ。時間をかけて乾燥させたものも混ざっていたし、正直に言えば、君の即興芸術の熱量がもう少し低ければ助かった。でも――」

 私は、彼がこしらえた香草の山から、シナモンとゼラニウムを摘み取る。

「君の“香りの理論”に、ちょっとだけ興味が湧いてしまったんだ」

 アレクの表情が、一瞬だけ固まる。
 
 それはきっと、予想外の反応に対する、アレクとしての戸惑いだ。

「うん。作り方は雑だけれど、体験としては興味深い。まさに“体感するブレンド”だ」

 アレクは、キラキラした眼で私を見ていた。
 
 この人は、他人を驚かせるのが得意だ。
 
 けれど、自分が予想した反応と違う事が起きて楽しいのだろう。

 “人を困らせることで遊ぶ”ような面もある彼にとって、“困らせられない相手”というのは、きっと――面白くて、厄介な存在なのだろう。

 私は香草の調合台から試作用の茶器を取り出し、ちらりとアレクに視線を向ける。

「せっかくだから、責任を取ってもらおうか。君のブレンド、ちょっと改良して試してみよう。実験ティーとして――ね?」

「……責任を取る……!?」

「もちろん。芸術には、完成品の品評も付き物だろう?」

 アレクは一拍おいて、にやりと笑った。

「ふふん……その勝負、乗った!」

 挑発的に言いながらも、なぜかその声には楽しさと、わずかに期待のようなものが滲んでいた。

 私は、彼の“作品”をまず茶葉として見立て直すところから始めた。
 
 アレクが直感で混ぜた数十種の薬草――そのほとんどは、普通なら絶対に併用しない。
 
 だが、それは“無意味な混沌”ではなかった。

 ただ単に、"薬学的な"繊細さと抑制を欠いた表現だったのだ。

「これをベースに……スパイスの主張を抑えるには、フェンネルシードを少し。消化促進と甘みのバランスも担ってくれる」
 
「ジャスミンを少量加えれば、フローラルな香りが全体を引き締めてくれるだろうね。あとは、鎮静を補うためにリンデンを少しだけ」

「……ほう? 君の調合はまるで音楽のリハーモナイズのようだな」

 アレクが鼻を鳴らす。

 その声は、珍しく真面目だった。

 私たちは互いに手を動かしながら、静かに言葉を交わす。

「調和というのは、過剰な刺激を消すことじゃない。それぞれの個性が、他と共鳴し合うことで、新しい“効き目”が生まれる。私はそう考えてる」

「ふむ……それはまるで、毒にも薬にもなる恋みたいだ。君のように、優しげに見えて底が知れない人間は、きっと人を夢中にさせる」

 私はスプーンを動かす手を止めず、淡く笑った。

「例えが大胆だね。芸術家特有の飛躍かな?」

「どうであろうか?案外的を射ているのではないかな?」

 私はその言葉を受け流しつつ、ポットに湯を注いだ。
 
 香草の香りが立ち上る。

 スパイシーだが、尖っていない。
 
 むしろ深みのある甘さが、気持ちをそっと包むように拡がる。

「試してみて」

 差し出したカップを、アレクは慎重に受け取った。
 
 彼にしては珍しく、口をつぐんで香りを嗅ぎ、目を閉じてひとくち含む。

 その表情がゆっくりと崩れていった。

「……まさか……この味が成立するとは……」

 私は肩をすくめた。

「スパイスも薬草も、刺激と調和の匙加減だよ。毒にも薬にもなる――まさに、君のように」

 アレクは一瞬、何かを言いかけて――やがて、唇の端を釣り上げる。

「……なかなか刺激的な口説き文句ではないか。Dr.ミレオよ」

「それは受け手の症状次第かな」

 目を合わせて微笑むと、彼はにんまりと楽しげに笑っている。
 まるで、こちらの思惑に気づきながらも、思い通りの反応が出てこない事を楽しんでいるように。

 彼はふっと視線をそらし、ティーカップを見つめたまま、ぽつりと漏らした。

「……不思議だな。君と話していると、どこか安心する」

「それはたぶん、鎮静作用のせいだよ。主成分はリンデンと――」

「いや、そういう意味じゃない」

 アレクは私の言葉を遮り、もう一口を静かに口に含んだ。

「……君の言葉には毒がない。でも、刺さる。まるで、やさしい刃物のように」

 私はその表現に少し驚き、そして……なるほど、と納得した。
 
 この男は、剣のように鋭く切り込む表現者でありながら、誰よりも繊細に“痛み”を知っている。

 彼がこうして無防備になるのは、決して誰にでも向ける顔ではないだろう。

 私はカップを手に取り、自分のブレンドを一口すすった。

 熱さと、ほんのりとした甘さが喉を通る。
 
 それはどこか、彼との会話に似ていた。

「芸術は感情を曝け出すもの。薬は感情を整えるもの。――正反対だけど、意外と相性がいいかもしれないね」

 アレクがくすりと笑った。

「毒にも薬にもなる、そういう関係って……悪くない」

 私たちは言葉を交わすことをやめ、静かにカップを傾けた。
 
 香りが、風に乗って流れてゆく。
 
 どこか遠く、知らない誰かの記憶をくすぐるように。

 ティーポットに残った最後の一滴が、ぽたりと静かに落ちる音を聞いたとき、私はふと目を上げた。

 窓の外には、ゆるやかな風が吹いている。
 
 薬草棚のカーテンがかすかに揺れ、干しかけのレモンバームの葉が音もなく揺れていた。
 
 その香りに、今日調合したスパイスの余韻が混ざり合い、室内に小さな“舞台の幕引き”のような空気を生んでいた。

 アレクはティーカップを静かに置き、棚の前へと歩いていく。
 
 彼は、まるで壊れものに触れるような手つきで、小瓶のひとつに手を伸ばした。
 
 それは未乾燥のミント。

「君がもし“薬”だとしたら、私は何になるのだろうか」

 ぽつりと、彼が言った。
 
 あくまで軽口のように聞こえるが、その声色には、どこか遠くを見ているような寂しさが滲んでいた。

 私は彼の背中を見つめながら、棚の下段に手を伸ばし、まとめてあるハーブをひとつ取り出した。
 
 乾燥が甘いミントの束。

 すぐには使えないが、明日には調合に適した状態になるだろう。

 その束を布に包み、彼の手にそっと渡す。

「心と意思のバランス次第でしょう。次は“一緒に”調合しましょうね」

 アレクは驚いたように私を見た。
 
 そして、珍しく、口元に曖昧な笑みを浮かべた。

「……予防線を張るのがうまいな、薬師どの」

「病は、“悪化する前に効かせる”のが一番効果的なんだ。後手に回ると、治癒も時間がかかるからね」

 その言葉に、アレクは一拍置いてから、ふっと笑った。
 
「……君という男は、やっぱり底が知れない」

 私はその言葉に応じず、ただ静かに笑った。

 風がまた一度吹き抜け、薬草の香りが舞った。
 
 それは、ミントとレモングラス、そして遠くでかすかにローズマリー。
 
 午後の陽が傾きかけた薬室で、風と香りだけが時間を告げていた。

 アレクが机の前に戻り、軽く片付けを始めたのを見て、私は少し驚いた。
 
 彼が自発的に“後始末”をするなど、珍しいことだった。

「おや、芸術家は余韻まで作品に含めるものだと思っていたけど?」

「それは“演出”の話だ。現実に足をつけて動くのも、たまには悪くない」

 その声には、ほんの少し、照れが混ざっていた。
 
 だから私は、それ以上は何も言わなかった。

 ただこの日、私は確信していた。
 
 この午後に生まれた一杯のティーと、それを囲む対話こそが、アレクという“予測不能な副作用”に効く、処方だったのだと。

 芸術と化学。
 
 衝動と理性。
 
 毒と薬。

 ――きっとそれらは、対立するものではなく、共鳴する関係になれるのだ。

 私は、使用済みのティーカップを片付けながら、心の奥でそう記録する。

 風の音がまたひとつ、薬室の中をくすぐって通り過ぎていった。

 その後、セシリア嬢がふらりと薬室を覗いて言った。

「なんだか……スパイシーな香りが、漂っていましたわね?」

 私は小さく笑い、言葉を濁した。

「ええ。少しだけ、刺激の強いお茶を処方したところです」

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