81 / 98
禁じられていた話
「人探し」 1
しおりを挟む
「禁じられていた話」第二弾。
今回、この話に「待った」を掛けたのは
私の二人の友人。
「占い師の友人」こと「ざっちん」と「警官の友人」こと「荻野」である。
それは、我々がまだ社会人に成り立ての頃。
「占い師」として地方へ飛んだ「ざっちん」
「警官」として都内へ上京した「荻野」
・・・本来であればどう転んでも、この二人が関わる事など「ない」はずだ。
しかし、その年の冬。
ざっちんは、定期的に行われる「占いの講習」を受ける為
都内に遠征してきたという。
三泊四日という予定であったそうだが
その実、講習があったのは初日の一日だけだったそうだ。
「ネットで知り合った占い仲間がやってるサロンで欠員が出たらしくて
二日目はそこのヘルプに行く事になったんだよね。それで、最後の一日は観光に使う予定だったの。」
彼女は、そう告げていた。
しかし、二日目の仕事の日。
舞い込んできた相談によって、ざっちんは三日目の観光を断念せざるを得なかったという。
仕事を始めて暫く・・・
もうすぐ昼食だという時間帯に、その客は駆け込んできた。
「同僚の行き先を占ってほしい!」
その客は、開口一番にそう告げた。
30代後半の女性。
「桑田さん(仮名)」。
彼女の説明は以下の通りだった。
・仕事上の友人「佐伯さん(仮名)」がある日を境に無断欠勤を始めた。
・三日後、佐伯さん宛にメールを送ったが・・・返信がない。
・上司の話から、家族によって捜索願がだされたらしい。との事。
捜索願が出された時点で、すでに公的機関が動いている。
であれば、その捜査を待って結果を得るべき部分であるが・・・。
桑田さんは、嫌な胸騒ぎを覚えているのだという。
実の所
ざっちんは、桑田さんを追い返す気でいたという。
当然だ。先も言ったが「公的機関」が既に動いているのだ。
素人の出る幕ではない。
だが、桑田さんの異常ともいえる食い下がりに
根負け。
最初は行く末を占うという形をとったそうだ。
そして、ざっちんが得た占いの結果が
「小屋」というキーワードだった。
「小屋」と言っても、極普通の「平屋」であり「家」であり・・・。
しかし、受け取ったイメージからは
素人が設計したのではないか?と疑うような「プレハブの掘立小屋」
そのものだったという。
・・・・・この占い。
結論から先に述べるが・・・「当たっていた」
実はこの時点で、公的機関の捜査でも「とある小屋」が注目を得ていたそうだ。
というのも、職場にある佐伯さんが使用していたPCの検索履歴に
その「小屋」の近辺が何度か確認されていたそうだ。
まるで、周辺地図を調べるかのように、何度も・・・何度も。
しかし、この時のざっちんは極めて冷静に
桑田さんへ「この小屋を調べようとしてはいけない。捜査の邪魔になる」と念押ししていたという。
今回、この話に「待った」を掛けたのは
私の二人の友人。
「占い師の友人」こと「ざっちん」と「警官の友人」こと「荻野」である。
それは、我々がまだ社会人に成り立ての頃。
「占い師」として地方へ飛んだ「ざっちん」
「警官」として都内へ上京した「荻野」
・・・本来であればどう転んでも、この二人が関わる事など「ない」はずだ。
しかし、その年の冬。
ざっちんは、定期的に行われる「占いの講習」を受ける為
都内に遠征してきたという。
三泊四日という予定であったそうだが
その実、講習があったのは初日の一日だけだったそうだ。
「ネットで知り合った占い仲間がやってるサロンで欠員が出たらしくて
二日目はそこのヘルプに行く事になったんだよね。それで、最後の一日は観光に使う予定だったの。」
彼女は、そう告げていた。
しかし、二日目の仕事の日。
舞い込んできた相談によって、ざっちんは三日目の観光を断念せざるを得なかったという。
仕事を始めて暫く・・・
もうすぐ昼食だという時間帯に、その客は駆け込んできた。
「同僚の行き先を占ってほしい!」
その客は、開口一番にそう告げた。
30代後半の女性。
「桑田さん(仮名)」。
彼女の説明は以下の通りだった。
・仕事上の友人「佐伯さん(仮名)」がある日を境に無断欠勤を始めた。
・三日後、佐伯さん宛にメールを送ったが・・・返信がない。
・上司の話から、家族によって捜索願がだされたらしい。との事。
捜索願が出された時点で、すでに公的機関が動いている。
であれば、その捜査を待って結果を得るべき部分であるが・・・。
桑田さんは、嫌な胸騒ぎを覚えているのだという。
実の所
ざっちんは、桑田さんを追い返す気でいたという。
当然だ。先も言ったが「公的機関」が既に動いているのだ。
素人の出る幕ではない。
だが、桑田さんの異常ともいえる食い下がりに
根負け。
最初は行く末を占うという形をとったそうだ。
そして、ざっちんが得た占いの結果が
「小屋」というキーワードだった。
「小屋」と言っても、極普通の「平屋」であり「家」であり・・・。
しかし、受け取ったイメージからは
素人が設計したのではないか?と疑うような「プレハブの掘立小屋」
そのものだったという。
・・・・・この占い。
結論から先に述べるが・・・「当たっていた」
実はこの時点で、公的機関の捜査でも「とある小屋」が注目を得ていたそうだ。
というのも、職場にある佐伯さんが使用していたPCの検索履歴に
その「小屋」の近辺が何度か確認されていたそうだ。
まるで、周辺地図を調べるかのように、何度も・・・何度も。
しかし、この時のざっちんは極めて冷静に
桑田さんへ「この小屋を調べようとしてはいけない。捜査の邪魔になる」と念押ししていたという。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
霊和怪異譚 野花と野薔薇
野花マリオ
ホラー
その“語り”が始まったとき、世界に異変が芽吹く。
静かな町、ふとした日常、どこにでもあるはずの風景に咲きはじめる、奇妙な花々――。
『霊和怪異譚 野花と野薔薇』は、不思議な力を持つ語り部・八木楓と鐘技友紀以下彼女達が語る怪異を描く、短編連作形式の怪異譚シリーズ。
一話ごとに異なる舞台、異なる登場人物、異なる恐怖。それでも、語りが始まるたび、必ず“何か”が咲く――。
語られる怪談はただの物語ではない。
それを「聞いた者」に忍び寄る異変、染みわたる不安。
やがて読者自身の身にも、“あの花”が咲くかもしれない。
日常にひっそりと紛れ込む、静かで妖しいホラー。
あなたも一席、語りを聞いてみませんか?
完結いたしました。
タイトル変更しました。
旧 彼女の怪異談は不思議な野花を咲かせる
※この物語はフィクションです。実在する人物、企業、団体、名称などは一切関係ありません。
エブリスタにも公開してますがアルファポリス の方がボリュームあります。
表紙イラストは生成AI
【電子書籍化】ホラー短編集・ある怖い話の記録~旧 2ch 洒落にならない怖い話風 現代ホラー~
榊シロ
ホラー
【1~4話で完結する、語り口調の短編ホラー集】
ジャパニーズホラー、じわ怖、身近にありそうな怖い話など。
八尺様 や リアルなど、2chの 傑作ホラー の雰囲気を目指しています。現在 150話 越え。
===
エブリスタ・小説家になろう・カクヨムに同時掲載中
【総文字数 800,000字 超え 文庫本 約8冊分 のボリュームです】
【怖さレベル】
★☆☆ 微ホラー・ほんのり程度
★★☆ ふつうに怖い話
★★★ 旧2ch 洒落怖くらいの話
※8/2 Kindleにて電子書籍化しました
『9/27 名称変更→旧:ある雑誌記者の記録』
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2026/1/17:『えれべーたー』の章を追加。2026/1/24の朝8時頃より公開開始予定。
2026/1/16:『せきゆすとーぶ』の章を追加。2026/1/23の朝4時頃より公開開始予定。
2026/1/15:『しばふ』の章を追加。2026/1/22の朝4時頃より公開開始予定。
2026/1/14:『でんしれんじ』の章を追加。2026/1/21の朝4時頃より公開開始予定。
2026/1/13:『こえ』の章を追加。2026/1/20の朝4時頃より公開開始予定。
2026/1/12:『あけてはいけない』の章を追加。2026/1/19の朝4時頃より公開開始予定。
2026/1/11:『みきさー』の章を追加。2026/1/18の朝4時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
【完結】百怪
アンミン
ホラー
【PV数100万突破】
第9回ネット小説大賞、一次選考通過、
第11回ネット小説大賞、一次選考通過、
マンガBANG×エイベックス・ピクチャーズ
第一回WEB小説大賞一次選考通過作品です。
百物語系のお話。
怖くない話の短編がメインです。
幻・骸行進
メカ
ホラー
「骸行進」シリーズ・・・第四弾。
四・・・4・・・死・・・。
鬱陶しい位に長く・・・我ら「骸行進ファミリーズ」による
恐ろしい体験談。
この先、何処まで続くかは不明だが、最後まで御憑き合い願いたい・・・。
百物語 厄災
嵐山ノキ
ホラー
怪談の百物語です。一話一話は長くありませんのでお好きなときにお読みください。渾身の仕掛けも盛り込んでおり、最後まで読むと驚くべき何かが提示されます。
小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる