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禁じられていた話
「人探し」 4
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ざっちんの占いによって、私は此処で「二回目の待った」を受ける事となった。
占いで分かったのは、桑田さんが調べていた「ある企業」について
桑田さん自身が、その企業の人員と接触を図っていた可能性だった。
そして、それは
記憶の齟齬が起こっている桑田さん自身も「薄っすらと覚えていた。」
具体的に、誰と会って、何を話したか等は覚えていなかったものの
企業の人間と会う約束を取り付けていたそうだ。
企業の人間の名は「大久保さん(仮名)」
50代の男性だ。
彼は、失踪前の佐伯さんと商談を行っていたのだという。
しかし、我々が彼に会う事はなかった。
理由は二つ。
一つ目は、この後受ける「ざっちんからの待った。」であり
二つ目は、警察の介入である。
ざっちんの占いは、警察の聞き取り調査と並行して行っており
「大久保さん」の話題が出たと同時に、その先の調査は警察の一任となり
我々の介入が許されなかったからである。
一つ目の「待った」に関しても
ざっちんは占いを行った後に、一人「青い顔」をしていたことを覚えている。
何を見抜いたのか、その時点では謎だった。
だが、帰りの道すがら彼女から
「これ以上の深入りは辞めた方がいい。」という一言を受けたのだ。
その二か月後。
荻野によってある一つの事実が告げられた。
「あの一件な、もしかしたらとんでもない大穴かも知れないぞ。」
地道な捜査の結果
佐伯さん失踪のカギを握っているのは「ある宗教団体」だったそうだ。
警察が本格的な捜査の開始と共に、商談を行っていた企業の「大久保さん」が行方をくらました。
「大久保」について捜査を行ったところ、件の宗教団体との接点が見つかった。
更に、大久保は
自身の務める会社でも、立場の低い部下に対し執拗な勧誘を行っていたという。
その事から、佐伯さんも商談に託けて勧誘を受けていたのではないか?
そして、断った事により・・・トラブルへと発展。
重大な事件に巻き込まれたのではないか?
これが警察の主な方針だった。
そして、佐伯さんについて調べていた桑田さんも・・・。
何かしらのトラブルに巻き込まれたのではないか。
一連の流れを集中的に調査した結果
佐伯さんが最後に目撃された場所が、桑田さんの発見された「住宅街」であったことが分かった。
察しの良い方なら分かるだろう。
その住宅街に、件の団体が使っている事務所があったのだ。
そこまで分かって・・・尚
警察は何もできずにいた。
個人を引っ立てるのとは訳が違う。
実の所、この話はここで一度終わっているのだ。
警察も手をこまねく状況。
素人の我々がどうこうできるものでもない。
拭えないモヤモヤを抱えたまま、我々はこの一件を忘れようとしていたのだ・・・。
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