廻・骸行進

メカ

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筆者メカの収集話・体験談

私が「俗称(A君など)」を使わない理由。 1

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今回、話すのは
ある視聴者から投げ掛けられた疑問。

「なぜ、仮名を使うんですか?俗称(A君など)の方が楽では?」というものだ。

・・・確かに、アルファベット表記であれば
一々仮名を考える手間もないし、それで投稿中のトラブルを招く事も無いだろう。

しかしだ・・・。

私は、ある事がトラウマとなり俗称を使う事を辞めた・・・。


遡る事、十数年前。
私はある配信者が主催した小さなイベントに参加した。
居酒屋を貸切っての怪談話披露。

・・・そこで・・・起きてしまったのだ。
私の背筋を凍らせた「とある出来事」が・・・。

当時の私は、俗称を使って登場人物を表し怪談を話していた。

そのイベントで語ったのは、この「骸行進シリーズ」では語られていない話。
(というか、話すのもアホらしいチャチな話な上、その後が怖くてもう・・・。)

とはいえ、この話をする上では避けて通れない話だ。

当時のイベントで、私が話した怪談話。
それは、小学生時代に起こった「一つのいじめ」に関する話だ。

私の通っていたその小学校に、酷いあだ名で呼ばれていた少年が居る。

「鼻垂れ拓坊」「鼻坊」と呼ばれる少年。

季節を問わず、常に鼻水を垂れ流しながらヘラヘラ笑う少年。
彼の名は「拓真(仮名:本名を一部改変)」。

私は、途中から転入してきた生徒だった故に
彼がなぜそこまで嫌煙されていたのかは分からない。
だが、一つだけ言えるのは
「それだけでは説明が付かない」程、陰湿ないじめであった事を覚えている。

ただ、見た目に不潔だから・・・そんな理由だけではない。

掃除の時間、箒で集められたゴミは彼の引き出しへ。
黒く汚れた持ち主不明の濡れた雑巾は彼の机の上へ。

掃除の際、机や椅子を教室の端に移動させるが、彼の机・椅子だけは
誰一人触れようとしなかった事。
その机や椅子は、最後に掃除道具を片付けた生徒が嫌々、処理を押し付けられる。

今、語るにも胸糞悪い仕打ちを彼は受け続けていた。

だが・・・彼はそんな状況下でも、笑顔だった。

私は大親友である「遠藤」にこの少年について尋ねた事がある。

「なぁ、あいつ・・・なんで虐められてんの?」

「・・・俺も良く知らねぇんだよ。」

そう、遠藤もまた私より先に入っただけの転入生だった為
真相は知らなかったという。

私は実際に、拓真と会話を試みた事も有る。

受け答えも普通で、何一つ変わった事のない少年だった。
・・・見た目を除けば・・・。

だが、その拓真は卒業を前に転校していったのだ・・・。
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