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筆者メカの収集話・体験談
事故物件 1軒目 終
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件の物件について、暗礁に乗り上げた我々の元に一人の中年男性が現れた。
その人物は、後輩の晴樹君が件の物件を買う以前に住んでいたという直近の住人だった。
男の名は「川尻(仮名)」。
件の物件について「現在の住民にどうしても説明したい変更点がある。」と
不動産業者を押し切って、連絡を付けて来たという。
表向きは「内装を一部改装していた事に対するお詫び」という名目だったそうだが
その実、川尻という男はとてつもない事実をぶら下げて我々の元へやって来た。
「あの家は、事故物件です。何かしら影響があるのであれば
直ぐに退去した方が良い。」
あるカフェで落ち合った我々に開口一番、彼はそう告げた。
「その口ぶりから察するに、川尻さんも何かあったんですか?」
「・・・。」
その質問に対する男の表情の変化が答えを物語っている。
彼は結婚後数年で子供が生まれた事をきっかけに、あの家を購入したという。
購入当初、家は一般的な「4LDK」だった。
一階の和室とリビングをぶち抜き、広々とした空間を作ったのは彼等だったそうだ。
「実は、私の息子は今年で10歳になるのですが・・・未だに発語していません・・・。」
「え?」
「最初は、単なる個性・ちょっとした遅れだと認識していましたが・・・
3歳を過ぎても言葉を理解できず、医者に掛かった事も有ります。
ですが、医者の話では脳などに異常は見られない・・・と。
そこで、スピリチュアル関係のプロを頼った所、息子には夥しい数の動物が憑いている。と」
「動物・・・ですか?」
「えぇ、そのプロの方曰く、あの家には動物の歪んだ魂がいくつも彷徨っていると。」
川尻は、プロの鑑定を受け
その足で、探偵を雇い「件の一軒家」について徹底的に調べたという。
その結果、分かったのは恐ろしい過去だった。
最初にこの家が使用されていたのは
とある大学生グループによるシェアハウスが始まりだった。
そのグループによって行われていたふしだらな集会。
そして、同時に行われていたという動物虐待の過去。
彼等大学生が卒業を機に、物件は使われなくなったが
其処に、偶々入った一組の家族。
一ヶ月も持たず、その家族は消息を絶ったという。
(この家族が関係のあった5組の住民・・・最初の家族である)
次に、彼等家族と関係の在った、とある宗派のお坊さんが
調査を兼ねて住み始めた。
・・・が、調査の過程で
そのお坊さんは事故死している。
それ以降、出入りをした住民は二組居たが
こちらに関しては詳細が不明だったそうだ。
「動物虐待が行われていた部屋が、二階にあるそうです・・・。」
川尻はそれだけ告げると、手元のグラスを掴み
飲み物を一気に飲み干した。
「・・・私が語れるのは此処までです。此処まで話しておいて
何も無いなら安心だとか、そんな事を言うつもりはありません。
引っ越しを検討された方が良い。・・・では、私はこれで・・・。」
川尻は、会計を済ませ颯爽と帰っていった。
一軒家で聞こえた念仏は
恐らく、動物霊を供養する為のものであったのだろう。
そして、動物虐待が行われていたという部屋・・・。
考えたくはない仮説が嫌でも浮かんでしまうだろう。
今回、奥さんにだけ影響が出たのも
よくよく話を聞くと、奥さんは愛猫家であり
実家でも3匹の猫と暮らしていたという事だ。
これは私の勝手なイメージなのだが・・・
動物虐待の際たる被害者は「猫」が多いと思うのだが・・・。
皆さんはどう思うだろうか?
現在、晴樹君夫妻は新たな家を持ち、平和に暮らしている・・・。
その人物は、後輩の晴樹君が件の物件を買う以前に住んでいたという直近の住人だった。
男の名は「川尻(仮名)」。
件の物件について「現在の住民にどうしても説明したい変更点がある。」と
不動産業者を押し切って、連絡を付けて来たという。
表向きは「内装を一部改装していた事に対するお詫び」という名目だったそうだが
その実、川尻という男はとてつもない事実をぶら下げて我々の元へやって来た。
「あの家は、事故物件です。何かしら影響があるのであれば
直ぐに退去した方が良い。」
あるカフェで落ち合った我々に開口一番、彼はそう告げた。
「その口ぶりから察するに、川尻さんも何かあったんですか?」
「・・・。」
その質問に対する男の表情の変化が答えを物語っている。
彼は結婚後数年で子供が生まれた事をきっかけに、あの家を購入したという。
購入当初、家は一般的な「4LDK」だった。
一階の和室とリビングをぶち抜き、広々とした空間を作ったのは彼等だったそうだ。
「実は、私の息子は今年で10歳になるのですが・・・未だに発語していません・・・。」
「え?」
「最初は、単なる個性・ちょっとした遅れだと認識していましたが・・・
3歳を過ぎても言葉を理解できず、医者に掛かった事も有ります。
ですが、医者の話では脳などに異常は見られない・・・と。
そこで、スピリチュアル関係のプロを頼った所、息子には夥しい数の動物が憑いている。と」
「動物・・・ですか?」
「えぇ、そのプロの方曰く、あの家には動物の歪んだ魂がいくつも彷徨っていると。」
川尻は、プロの鑑定を受け
その足で、探偵を雇い「件の一軒家」について徹底的に調べたという。
その結果、分かったのは恐ろしい過去だった。
最初にこの家が使用されていたのは
とある大学生グループによるシェアハウスが始まりだった。
そのグループによって行われていたふしだらな集会。
そして、同時に行われていたという動物虐待の過去。
彼等大学生が卒業を機に、物件は使われなくなったが
其処に、偶々入った一組の家族。
一ヶ月も持たず、その家族は消息を絶ったという。
(この家族が関係のあった5組の住民・・・最初の家族である)
次に、彼等家族と関係の在った、とある宗派のお坊さんが
調査を兼ねて住み始めた。
・・・が、調査の過程で
そのお坊さんは事故死している。
それ以降、出入りをした住民は二組居たが
こちらに関しては詳細が不明だったそうだ。
「動物虐待が行われていた部屋が、二階にあるそうです・・・。」
川尻はそれだけ告げると、手元のグラスを掴み
飲み物を一気に飲み干した。
「・・・私が語れるのは此処までです。此処まで話しておいて
何も無いなら安心だとか、そんな事を言うつもりはありません。
引っ越しを検討された方が良い。・・・では、私はこれで・・・。」
川尻は、会計を済ませ颯爽と帰っていった。
一軒家で聞こえた念仏は
恐らく、動物霊を供養する為のものであったのだろう。
そして、動物虐待が行われていたという部屋・・・。
考えたくはない仮説が嫌でも浮かんでしまうだろう。
今回、奥さんにだけ影響が出たのも
よくよく話を聞くと、奥さんは愛猫家であり
実家でも3匹の猫と暮らしていたという事だ。
これは私の勝手なイメージなのだが・・・
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皆さんはどう思うだろうか?
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