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筆者(メカ)の経験談。
百物語。 2/2
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98話目。
立ち上がったメンバーの顔が、良く見えなかった。
校舎の中、薄暗くなった夕方。
灯りも付けず、朝から続いた百物語。
教室に入る西日もか細い物に変わり、空は紺や紫色に染まっていた。
窓際に立ったテラーの声で「あぁ、〇組のあいつか。」と漸く分かるような暗さ。
でも、その暗さは、異常ともいえる程だった。
すぐ横で座る友人に
「なぁ、教室暗すぎじゃない?」
と確認するも
「まぁ、時間も時間だし仕方ないよ。」
と返答が。
確かにそうなのだが・・・。
か細いとはいえ、西日の入る教室で、窓際に立つ人の姿がはっきりと認識できない。
など不思議としか言えませんでした。
そうして、自問自答を繰り返すうちに、話が終わり、次へ。
99話目。
そのテラーとなった子も、薄暗さのせいではっきりとは認識出来なかったが
何度か聞き覚えのある声で、他のクラスの子であると認識できた。
99話語り切った事を感動しながら、話を聞き終え、友人が締めの挨拶をしようと立ち上がった。
その時だ。
「まって、私まだ一つも話してないの。」
少し離れた位置から少女が、立ち上がり言うのだ。
「私、お昼の後から参加して、タイミング悪く当番が回ってこなかったの。」
最初こそ、そんな場合もあるさと仲間たちも少女を慰めたが
彼女は引かなかった。
「せめて、一つだけ。話をさせて欲しいの。」
少女に押し切られる形で、我々は再び座った。
そして、彼女は語り出した。
「私、引っ越してきたばかりで、前の学校でも百物語は流行ってたの。
私たちの所では、百話きっちり話さないと呪われるって言われてたわ。
でも、この学校ではルールが違ててびっくりしちゃった。
やっぱり、こういう物って場所によってルールが変わって来るものなのね。
でね、私たちの学校でやった百物語は
百話全部を話し切れなかったのよ。99話で終わっちゃったの。
百話目を担当するはずだった子が、直前に怖がって帰っちゃったの。
・・・でも、その子
次の日から学校に来なかったの。
百物語をやったその日、怖くなって帰っちゃった呪いなのか、交通事故にあったのよ。
それから数日間は入院してたらしいんだけどね。
・・・亡くなっちゃったのよ。
だから、皆も気を付けてね。こういう物のルールはきちっと守らなくちゃ大変よ。」
これで、彼女の話も終わった。そう思った次の瞬間だ。
「これが、私が死んだ時のお話でした。」
その場にいた全員がギョッとしたことだろう。
仲間の内一人が
「灯りを付けて!」と叫び
その声に応じた、スイッチに近い仲間が灯りを付ける。
その直後、皆一斉に視界を少女の方へ戻したが・・・
其処には誰も居なかった。
この出来事は、長い間
筆者のトラウマとなり、ホラーや心霊に興味を持ちつつ
「行動を起こさない」という抑止力にもなっていたのだ。
今でも鮮明に思い出す、あの教室の異常な暗さと少女の寂しそうな締めの言葉は
筆者にとっては初めての心霊体験でした。
立ち上がったメンバーの顔が、良く見えなかった。
校舎の中、薄暗くなった夕方。
灯りも付けず、朝から続いた百物語。
教室に入る西日もか細い物に変わり、空は紺や紫色に染まっていた。
窓際に立ったテラーの声で「あぁ、〇組のあいつか。」と漸く分かるような暗さ。
でも、その暗さは、異常ともいえる程だった。
すぐ横で座る友人に
「なぁ、教室暗すぎじゃない?」
と確認するも
「まぁ、時間も時間だし仕方ないよ。」
と返答が。
確かにそうなのだが・・・。
か細いとはいえ、西日の入る教室で、窓際に立つ人の姿がはっきりと認識できない。
など不思議としか言えませんでした。
そうして、自問自答を繰り返すうちに、話が終わり、次へ。
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何度か聞き覚えのある声で、他のクラスの子であると認識できた。
99話語り切った事を感動しながら、話を聞き終え、友人が締めの挨拶をしようと立ち上がった。
その時だ。
「まって、私まだ一つも話してないの。」
少し離れた位置から少女が、立ち上がり言うのだ。
「私、お昼の後から参加して、タイミング悪く当番が回ってこなかったの。」
最初こそ、そんな場合もあるさと仲間たちも少女を慰めたが
彼女は引かなかった。
「せめて、一つだけ。話をさせて欲しいの。」
少女に押し切られる形で、我々は再び座った。
そして、彼女は語り出した。
「私、引っ越してきたばかりで、前の学校でも百物語は流行ってたの。
私たちの所では、百話きっちり話さないと呪われるって言われてたわ。
でも、この学校ではルールが違ててびっくりしちゃった。
やっぱり、こういう物って場所によってルールが変わって来るものなのね。
でね、私たちの学校でやった百物語は
百話全部を話し切れなかったのよ。99話で終わっちゃったの。
百話目を担当するはずだった子が、直前に怖がって帰っちゃったの。
・・・でも、その子
次の日から学校に来なかったの。
百物語をやったその日、怖くなって帰っちゃった呪いなのか、交通事故にあったのよ。
それから数日間は入院してたらしいんだけどね。
・・・亡くなっちゃったのよ。
だから、皆も気を付けてね。こういう物のルールはきちっと守らなくちゃ大変よ。」
これで、彼女の話も終わった。そう思った次の瞬間だ。
「これが、私が死んだ時のお話でした。」
その場にいた全員がギョッとしたことだろう。
仲間の内一人が
「灯りを付けて!」と叫び
その声に応じた、スイッチに近い仲間が灯りを付ける。
その直後、皆一斉に視界を少女の方へ戻したが・・・
其処には誰も居なかった。
この出来事は、長い間
筆者のトラウマとなり、ホラーや心霊に興味を持ちつつ
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