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長編特集

ゴールデンウイーク直前特集 道連れ その1 「廃集落」

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これは、私が知り合った心霊スポットマニアの話であり
今回話す「廃集落」について、関わった全員が亡くなった話だ。

私が知り合ったマニアの名は「山崎(仮名)」。
通称「ヤマちゃん」だ。

彼は年齢40代後半。
心霊系ユーチューバーの影響から、自身でもそういった現場へ足を赴いていた方だ。

彼と知り合ったのは、凡そ8年前。
偶々、友人たちととある心霊スポットへ出向いた先で
彼等のグループと鉢合わせした事がきっかけだった。

ヤマちゃん率いるグループの人数は5人。
ネットで有志を募り、いくつもの心霊スポットを巡る仲となったそうだ。

そして・・・

事の発端となった「廃集落」
彼らはいつも通り、5人のメンバーでその集落を訪れた。

集落には、廃屋も残されており
彼らは二手に分かれ、廃屋で一泊を過ごしたらしい。

普通であれば、このタイミングだ。
足音や声などを聴いても可笑しくないシチュエーションだろう。

しかし、その時の事をヤマちゃんはこう語る。

「不思議なくらい静かで落ち着いて安眠できた。」

この発言を聞いた私は、既に
「あぁ、何が起こっても可笑しくないわ・・・。」と察知した。

しかも、彼らは
夜の散策に加え、朝方も廃集落を見て回ったそうだ。
夜と朝では見える景色も大きく違う。
故に
夜に見た景色にすり合わせる様に・・・答え合わせでもするかのように
朝の廃集落を巡ったそうだ。

ここで、グループ内の一人「コバッチョ」という男が声を上げた。

「おかしい、廃屋の数が合わない。」

それを聞いたヤマちゃんは

「夜だったし見落としてた家が合っても可笑しくないだろ。」と続けた。

だが、男は更に続けて言い放った。

「違うんだよ・・・家が減ってるんだよ!夜に比べてさぁ!」

コバッチョの証言を裏付ける為
5人は話し合いを重ねたそうだ。
しかし、結論は出なかった。

少数であれば見落としたという言い訳も立つだろう。
だが、5人全員が朝の集落で建物を見落とすか?と言われると些か疑問である。
だが、肝心の廃屋の数も
コバッチョ一人が数えていただけで反論材料がないのだ

結局の所、その場では結論が出ず、お開きとなる。

しかし、後日の事だ。

グループ内の一人「野田(仮名)」という女性によって
状況は一変した。

野田はグループ内でカメラマンを担当しており
その廃集落でも、彼女は逐一カメラで写真を治めていたそうだ。

その彼女が
写真を見返している中で
ある事に気が付いてしまうのだ。

野田の一報により、全員が今一度記憶を洗い直し
意見を交換する事になったのだ。
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