骸行進

メカ

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視える友人「絢女」の話

呪詛吐き 2

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子供の頃の言葉とは、残酷なものだ・・・。

幼かった当時から、宮瀬さんは「嘘吐き」だと
周囲から白い目で見られていた。
当の本人も、それを知ってか
自分から誰かと積極的に関わろうとはしていなかったと戸田さんも覚えていた。

彼女の障害については、教師から嫌と言う程、聞かされていたのに
彼女を取り巻く環境は「変わらなかった」

そこまでの話を聞いて絢女はある「疑問」が浮かんだ。

口を開けば嘘を吐く。
息をする様に嘘を並べる。

そんな風に見られていた彼女が「同窓会」に「誘われていた」事実。
これが、不思議でならなかったという。

大人になり、障害へ一定の理解が深まった。とはいえ・・・
好き好んで「空気をぶち壊す可能性のある人物」を呼ぶか?

だが、あの日(同窓会)以降
宮瀬さんとは連絡が取れないという。

そして・・・あの日以降
参加メンバーに続いた不幸を知り、他のメンバーは更なる憶測を話し始めた。

「今までの仕返しに、事故を装っているのではないか?」
「自分の吐いた嘘を、無理やり事実にしているのではないか?」
「元々狂っている奴だ、何をしても可笑しくはない。」

此処まで来ると、話をする他のメンバーの想像力の方が恐ろしかったと
戸田さんは語ったそうだ。

彼等の言うように「自演」が始まってしまったのだとしたら
それは、他でもない
其処に至るまで「追い込んだ自分たちの責任」である。

だが、子供だった自分たちに病気や障害を理解しろと言う方が無理な話である。
ましてや、みてくれだけならば「他人と変わらない」彼女を
「特別視」など出来る訳もない。

・・・そして、一度根付いた「印象」を変えるのは大変な事だ。

まして、数年間「嘘吐き」だと信じて生きて来た自分の感性を
根本から正せなど・・・どだい無理な話である。

無礼講の飲みの席。
正常な判断で「失礼」など考える者など居まい。

そうして起こったトラブルを、誰がどう止める?

「宮瀬、お前昔から変わんねぇよな。いい加減にしろよw」
等と言う心無い一言が飛ぶ事など容易に想像が付く。

そして、それらを見ていた者達が
「宮瀬が事故を装った」と囁いても、私は不思議に思わない。

しかし、多くの疑問を抱えた絢女は聞き取りの為
数人の関係者の元を訪れる事になった・・・。
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