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3-♂
しおりを挟む2度目の見合い?から3日ぐらい経ったかな?今日は水曜日だわ。
で…部長ですよ…。
「何度もすまないね、見合いの件なんだが、先方のお嬢さんから、良ければお願いします。との事だ、良いよね?」
「……は?」
「話を進めて良いよね?」
「え、本郷さんと結婚しろって事ですか?」
「そんなスグ結婚したいの? 」
「いえ、そう言うワケでは無いです、ただ俺のどこが良かったのかなと思って。」
「 キミが優しそうで雰囲気が良かったんだと言ってる。結婚はいいぞ~?welcome to hell paradise♪奴隷の様な扱いされるんだぞ?娘にはパパ臭いとか言われて汚物を見るような目されてさぁ~、ベランダに俺専用の洗濯機があるんだよ~。凄くね!? 俺は嫁のつけた首輪が外れないんだよね…。」
「部長…それ幸せなんですか?」
「そんなもん最初だけだ、子供が産まれたら俺なんてゴミ扱いだよ。汚物だよ並木くん。」
「…俺、この話 断ってもいいスか?」
「断れるワケないだろwelcome♪」
なんかスゲー結婚すんの不安になってきたよ…なんで断ってくれないのかなぁ…。
「……どしたらいいんスか?俺。」
「ん?普通に連絡すりゃいいじゃん?」
「連絡先とか知りませんよ…。」
「え?なんで?会った時に聞かなかったの?」
「断ってくると思ってたので聞いてません」
「SITッ キミは飢えた狼じゃないのかね?」
「部長の友人の娘さんなんですよね?狼って…俺に何させたいんスか?んで、そのちょいちょい英語が混じるの何スか?」
「キミの携帯番号を先方のお嬢さんに教えておく、トイレでクソしてても電話に出ろよ?」
「嫌すぎです、なんでトイレなんですか?他にあったのでは?」
「じゃ便所だ。」
「同じじゃないスか…。」
「キミは野糞派なのか?」
「意味が分からんッッ 部長そんなテンション高い人でしたっけ?」
「私は常に平常心だ。」
「………。とりあえず彼女から連絡があるまで俺は動かないですよ?」
「彼女とかッ!! 解った、伝えておく。」
頭イタィわ…。。
俺、彼女が出来たって事?いや見合いだから婚約者?なんか違うか?あ~。憂鬱…。
その日の19時頃、さっそく電話がかかってきた。
「並木さんの携帯で良かったでしょうか?」
「はい、本郷さんですよね?このスマホ鳴る事ほぼ無いんで、出る前に分かりました。」
「こんばんは、すいません夜遅くに、今日 連絡しないと…先延ばしにするほど連絡する勇気が出なくなる気がしたので…。」
「こんばんは、それ分かります、だいたいみんな同じ感じだと思いますよ?」
「有難うございます、あ、あの…ご迷惑で無かったでしょうか?私と…。」
「迷惑ではないですよ?ただ、断らなかったんだなとは思いましたね。俺で良かったんですか?他にお見合いしたんじゃないんですか?」
「お見合いは並木さんとだけです、2度目に呼び出して3度目は辞めろと父に言われて、もう少し並木さんを知りたいなと思ったので…すいません…。」
あ~。そゆこと?3度目に呼ぶのは辞めてOKして品定め的な?
会ってちゃんと言うか…。俺がどう思ってるか。
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