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304 マイズトーレ抜き打ち調査⑪
しおりを挟む既に壊れてるんじゃないかと思う程ロザリカがウキウキしているように見えるのだが…。
ユーリ»「相手が攻撃してこない限り斬りつけちゃダメだよ?警戒はしなきゃだけど。できる?」
ロザリカ»「攻撃されたら斬って良いのですね?」
ユーリ»「挑発とかしないのよ?」
ロザリカ»「( ⩌⤚⩌) ハィ」
挑発する気だったのか、どんだけ斬りたがりなのコノ子…。
ユーリ»「サインス、先に冒険者へ注意にいく?魔族に攻撃するなって。」
サインス»「いや、言っても聞かん奴が多い、的確な判断の出来る者が居れば問題ない。」
それ的確な判断の出来る者が少ないって事なのでは?
冒険者ギルドへ移動し、そうこうしてるうちに冒険者が街に入ったと報告があった。
暫く冒険者の様子を見るのに兵を引かせてあるので冒険者ギルドまでは進んで来るはず、街の2つの出入口の1つは冒険者ギルド側と、もう1つは迎賓館側にある。
冒険者達は冒険者ギルド側の出入口から来ている。
サインス»「あれはギレイス達じゃねえか。」
ユーリ»「有名な人?」
サインス»「あぁ、自分を勇者と言ってる奴だ、仲間に聖女と呼ばれる女も居る。」
聖女?回復魔法はこの世界に無いと聞いたが、人間側にはあるのかな?
サインス»「あいつらならマイズトーレが魔族領だと知っているが…。」
ユーリ»「あ~。勇者ごっこしてるんならマイズトーレ解放とか言いそうだね。」
サインス»「ん~…。」
ギレイスとか言う冒険者のパーティーがギルドへ入ってきて、こっちを見た。
男»「お?それ奴隷か?人間様の居る場所に汚いもん置いとくんじゃねえぞクソがッ」
サインス»「やめろギレイス、お前では間違っても勝つのは不可能な相手だ。」
ギレイス»「あ?そんな弱そうな犬がか?あ~、邪神の使いだからビビってんだろ、安心しろ、俺が片付けてやっからょ。」
ギレイスが大剣?みたいなのを構えた、室内でするの?
ユーリ»「剣を構えたって事は戦闘の意思ありと見るが?」
ギレイス»「余裕だな、邪神の幹部なのか?」
ユーリ»「そんな所だな。」
と言ってギレイスの大剣を粉々に破壊した、以前に人間の心臓に使った破裂魔法を剣に使ってみたら壊れた、青銅器時代?モロすぎじゃない?
女»「ギレイスッ」
ギレイス»「武器が破壊されただけだ、ミースは下がってろ。」
ユーリ»「あ、後ろに居る人、そこ危険ですよ?」
と言ったらギレイスの後ろで見ていた人達が左右に別れて逃げた。
ギレイス»「ナメやがってメス犬がッ」
と言われたのでレーザーで肩を撃ち抜いてみた。痛そう♡(*°ㅁ°)ハッ‼ロザリカの趣味が理解できそうな自分がヤバい。
ギレイス»「なんだ今のは…。」
ユーリ»「魔法だょ。」
と言って死なないだろう場所に3発ぐらいレーザー撃ってやった。
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