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第3章
刑事との話
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毎朝の日課となった 散歩。
本当なら 楽しい筈なのにちっとも楽しくない。昨日の寝る前の話しの内容が心に引っかかりを作りモヤモヤが残ってるが、怜登と東屋に辿り付いた。そのまま 朝食となるけど今日は珍しく 和食だった。
「美味しい」
味噌汁の優しい味にホッとした。
「あーん」
シャケを解した身を箸で摘み 食べさせようとしてる怜登に少し恥ずかしくなりながらも口を開けば、当然の様に食べさせてくれる怜登。
よく脂が乗っておりいい塩梅のシャケ噛んでのみ込めば箸にご飯を箸に乗せて俺の口に運んでくる。
「あのさぁ 俺 自分で食べれるからさ怜登も自分で食べたら」
「発情期中は食べさせないと無垢れて可愛かったのに」
そんな恥ずかしいことをわざわざ 言わないで欲しい。
「今は 発情期じゃないし・・・れ、怜登がご飯食べれないだろ」
「俺の心配してくれるの?優しいね敦」
とろける笑を浮かべて俺を見つめる怜登はスルッと俺の頬撫でる。
「怜登がお腹 空いたままなのは嫌だから」
隣に座ったのに いきなり抱き上げられて 怜登の膝に乗る形になった。
「ちょっ、何考えてんだよ」
「うーん、敦が物凄く可愛くて 我慢出来なかった」
はァ~?可愛くてとか意味わからん。分からないけど、このままいつまで経ってもご飯が食べれない。
諦めて 食べさせてもらう事にした・・・怜登が幸せそうだしな。
俺ばかり食べさせて貰うのも悪いな。単純にそんな風に思っただけで、怜登に俺が食べさせてやろうとシャケを箸で掴み怜登の口元に持っていた。
至近距離で見てしまった、キラキラ笑顔はやばかった。
午前に刑事が2名が来て、色々と聞かれたことに素直に答えた。
刑事の話は 姉ちゃんと記者は同じサークル仲間の先輩後輩だった。
記者は大きなスクープがほしくて話半分で姉の話を聞いたけど、家に多鹿島が来たことを聞き込みで確信したそうだ。
ただの町工場と大企業の接点なんて何処にも無い。もう1度姉に話を聞き、昔話に興味を持った。
大企業の重役や関係者だけを集めてお披露目をすると言ってる、実花の次男と多鹿島の次男。今まで 何処にも接点が無かったのに 突然学校から連れ出した事に益々 姉の話の裏付けになると確信して俺からスクープの証言を取りたかった、と証言した。
確かに、話としてはめちゃくちゃ だけど、記者は自分で動いて 確信して行ったんだと、納得出来るけど、俺を誘拐迄して 証言を取りたかったとか ふざけてる。
それと、どうしても気になる姉の事を質問してしまう。
「あの、姉ちゃんはどうなりますか」
「気になりますよね」
気になりますよね?なんて言いながら チラリと怜登を見たのを見逃さなかった。
「あの 大丈夫です。本当の事を言って下さい」
「そうですか。本来なら敦さんは名誉棄損で姉の茜さんを訴える事も可能です。茜さんが容疑者の西田 康史を焚き付け犯罪まで行ってますから」
犯罪者を焚き付けてるとかなんだよ!そりゃぁ 姉ちゃんは脳内で思い込み激しいけど、犯罪迄は犯した事無いから。
「やり過ぎる所は有りますけど、警察のお世話になった事無いですから!!」
「それは、ご自身の姉であるから訴える事はしないのであって、犯罪を焚き付けたのが他人であれば訴えるでしょ?」
「・・・・・でも、実行に移したのは記者でしょ?車の中にも姉ちゃん居なかったし」
精一杯の虚勢を張って見たものの 自分自身情けないなと思う。確かに、姉ちゃんじゃ無かったら 怒って 訴えてたかも知れない。
本当なら 楽しい筈なのにちっとも楽しくない。昨日の寝る前の話しの内容が心に引っかかりを作りモヤモヤが残ってるが、怜登と東屋に辿り付いた。そのまま 朝食となるけど今日は珍しく 和食だった。
「美味しい」
味噌汁の優しい味にホッとした。
「あーん」
シャケを解した身を箸で摘み 食べさせようとしてる怜登に少し恥ずかしくなりながらも口を開けば、当然の様に食べさせてくれる怜登。
よく脂が乗っておりいい塩梅のシャケ噛んでのみ込めば箸にご飯を箸に乗せて俺の口に運んでくる。
「あのさぁ 俺 自分で食べれるからさ怜登も自分で食べたら」
「発情期中は食べさせないと無垢れて可愛かったのに」
そんな恥ずかしいことをわざわざ 言わないで欲しい。
「今は 発情期じゃないし・・・れ、怜登がご飯食べれないだろ」
「俺の心配してくれるの?優しいね敦」
とろける笑を浮かべて俺を見つめる怜登はスルッと俺の頬撫でる。
「怜登がお腹 空いたままなのは嫌だから」
隣に座ったのに いきなり抱き上げられて 怜登の膝に乗る形になった。
「ちょっ、何考えてんだよ」
「うーん、敦が物凄く可愛くて 我慢出来なかった」
はァ~?可愛くてとか意味わからん。分からないけど、このままいつまで経ってもご飯が食べれない。
諦めて 食べさせてもらう事にした・・・怜登が幸せそうだしな。
俺ばかり食べさせて貰うのも悪いな。単純にそんな風に思っただけで、怜登に俺が食べさせてやろうとシャケを箸で掴み怜登の口元に持っていた。
至近距離で見てしまった、キラキラ笑顔はやばかった。
午前に刑事が2名が来て、色々と聞かれたことに素直に答えた。
刑事の話は 姉ちゃんと記者は同じサークル仲間の先輩後輩だった。
記者は大きなスクープがほしくて話半分で姉の話を聞いたけど、家に多鹿島が来たことを聞き込みで確信したそうだ。
ただの町工場と大企業の接点なんて何処にも無い。もう1度姉に話を聞き、昔話に興味を持った。
大企業の重役や関係者だけを集めてお披露目をすると言ってる、実花の次男と多鹿島の次男。今まで 何処にも接点が無かったのに 突然学校から連れ出した事に益々 姉の話の裏付けになると確信して俺からスクープの証言を取りたかった、と証言した。
確かに、話としてはめちゃくちゃ だけど、記者は自分で動いて 確信して行ったんだと、納得出来るけど、俺を誘拐迄して 証言を取りたかったとか ふざけてる。
それと、どうしても気になる姉の事を質問してしまう。
「あの、姉ちゃんはどうなりますか」
「気になりますよね」
気になりますよね?なんて言いながら チラリと怜登を見たのを見逃さなかった。
「あの 大丈夫です。本当の事を言って下さい」
「そうですか。本来なら敦さんは名誉棄損で姉の茜さんを訴える事も可能です。茜さんが容疑者の西田 康史を焚き付け犯罪まで行ってますから」
犯罪者を焚き付けてるとかなんだよ!そりゃぁ 姉ちゃんは脳内で思い込み激しいけど、犯罪迄は犯した事無いから。
「やり過ぎる所は有りますけど、警察のお世話になった事無いですから!!」
「それは、ご自身の姉であるから訴える事はしないのであって、犯罪を焚き付けたのが他人であれば訴えるでしょ?」
「・・・・・でも、実行に移したのは記者でしょ?車の中にも姉ちゃん居なかったし」
精一杯の虚勢を張って見たものの 自分自身情けないなと思う。確かに、姉ちゃんじゃ無かったら 怒って 訴えてたかも知れない。
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