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あれからあまり外に出なくなった。
ラジオ体操終わったらまっすぐ帰って宿題して、お母さんとお父さんの言い付けを聞くようにした。
まだ分からないことが多くて、よく分からないけど。
ひどいことを言わないようにすごい気を付けた。
ーあーちゃん嘘つき!ー
あの時、怒鳴った言葉がいつも頭にぐるぐるしてる。
あーちゃんは嘘つかない。
年下なのに今まで会った子の中で一番優しくて良い子だった。
私があーちゃんの話を聞かないで決めつけた。
だからお母さんは泣いたんだ。
お父さんが私を悪くないって言ったのは、私がお父さんにあーちゃん嘘つきだって言ったからだ。
お父さんが、ななみに意地悪する子はうちに来なくて良いって怒ってた。
お父さんが味方になって嬉しいはずなのに、お父さんがあーちゃんの悪口言うのが嫌で、わんわん泣いて怒った。
あーちゃんは良い子だもん!お父さんのバカ!死んじゃえって怒鳴ったらお父さんが怒ってた。
毎朝、ラジオ体操で友達に会うけど、友達からはプールに誘ってくれないし誰も家に来ない。
みんな、私抜きで遊んでる。
お父さんとお母さんにもみんなが意地悪だっていつも言ってた。
いつもみんなに、キライ!意地悪!って言ってた。
でも本当に意地悪なのは私で、優しかったのはみんなだったんだ。
塾で忙しいって言う友達にプールに来てって言ったら、みんないつも来てくれた。
お昼からお母さんのお手伝いがあるって言う子にまだ遊ぶって言ったらチャイムがなるまで付き合ってくれた。
そんなこともわからなかった。
私が意地悪だと気づいたから、おじいちゃんはあーちゃんを連れて帰ったんだ。
たまにお母さんはあーちゃんちの話をしてくれた。
前に住んでた地区で仲が良かったって。
あーちゃんのお母さんとお父さんは優しくて楽しい人だって。
あーちゃんのお父さんは事故で死んじゃって、お母さんも一緒に事故に遭って入院してるって。
いつ退院できるか分からないって
あーちゃんはおじいちゃんと二人だけで暮らしてて、家族はおじいちゃんしかいないって。
でも、おじいちゃんは足が悪いから大変だって。
指も曲がって動かないって。
関節って何か分からないけどおじいちゃんの体が大変なのは分かった。
あーちゃんはいつもお買い物やお料理してるんだって。
お母さんがやる仕事をいつもおじいちゃんとガンバってるって。
夏休みの間だけでもうちで楽しく過ごして欲しかったって
「あーちゃんに会いに行く?」
お母さんがいきなり聞いてきた。
なんで?
会えるの?
頭の中がぐちゃぐちゃだけど、あーちゃんに会いたくてポロポロ泣きながら頷いた。
あーちゃんにごめんなさいしたかった。
ラジオ体操終わったらまっすぐ帰って宿題して、お母さんとお父さんの言い付けを聞くようにした。
まだ分からないことが多くて、よく分からないけど。
ひどいことを言わないようにすごい気を付けた。
ーあーちゃん嘘つき!ー
あの時、怒鳴った言葉がいつも頭にぐるぐるしてる。
あーちゃんは嘘つかない。
年下なのに今まで会った子の中で一番優しくて良い子だった。
私があーちゃんの話を聞かないで決めつけた。
だからお母さんは泣いたんだ。
お父さんが私を悪くないって言ったのは、私がお父さんにあーちゃん嘘つきだって言ったからだ。
お父さんが、ななみに意地悪する子はうちに来なくて良いって怒ってた。
お父さんが味方になって嬉しいはずなのに、お父さんがあーちゃんの悪口言うのが嫌で、わんわん泣いて怒った。
あーちゃんは良い子だもん!お父さんのバカ!死んじゃえって怒鳴ったらお父さんが怒ってた。
毎朝、ラジオ体操で友達に会うけど、友達からはプールに誘ってくれないし誰も家に来ない。
みんな、私抜きで遊んでる。
お父さんとお母さんにもみんなが意地悪だっていつも言ってた。
いつもみんなに、キライ!意地悪!って言ってた。
でも本当に意地悪なのは私で、優しかったのはみんなだったんだ。
塾で忙しいって言う友達にプールに来てって言ったら、みんないつも来てくれた。
お昼からお母さんのお手伝いがあるって言う子にまだ遊ぶって言ったらチャイムがなるまで付き合ってくれた。
そんなこともわからなかった。
私が意地悪だと気づいたから、おじいちゃんはあーちゃんを連れて帰ったんだ。
たまにお母さんはあーちゃんちの話をしてくれた。
前に住んでた地区で仲が良かったって。
あーちゃんのお母さんとお父さんは優しくて楽しい人だって。
あーちゃんのお父さんは事故で死んじゃって、お母さんも一緒に事故に遭って入院してるって。
いつ退院できるか分からないって
あーちゃんはおじいちゃんと二人だけで暮らしてて、家族はおじいちゃんしかいないって。
でも、おじいちゃんは足が悪いから大変だって。
指も曲がって動かないって。
関節って何か分からないけどおじいちゃんの体が大変なのは分かった。
あーちゃんはいつもお買い物やお料理してるんだって。
お母さんがやる仕事をいつもおじいちゃんとガンバってるって。
夏休みの間だけでもうちで楽しく過ごして欲しかったって
「あーちゃんに会いに行く?」
お母さんがいきなり聞いてきた。
なんで?
会えるの?
頭の中がぐちゃぐちゃだけど、あーちゃんに会いたくてポロポロ泣きながら頷いた。
あーちゃんにごめんなさいしたかった。
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