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隠し事は卒業する
七限目
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「え~……何番だっけ?あぁ、出席番号十七番、本田」
明らかに先程より情熱が薄れている寺田を見て、生徒達は
(もうやる気ねぇなコイツ……満足そうにしやがって)
と思うと同時に
(頼むよ。次はどんな曝露話があるのか気になるんだ。終わってくれるなよ?先生!)
興味の泉が湧き溢れるのを抑えきれない感じだった。
『本田君』は緊張感でどうかなりそうな様子だった。それもそうだろう。名前順で後半組になる人には避けては通れない『緊張感の持続』。それを高校最後まで感じ続けていた。そしてこの曝露話。彼はよく持っている方だ。
「本田、お前、高二の時に水泳の授業の後、パンツ無かったろ?」
『本田君』は腕を組み、少し記憶を巡らせた後、
「あっ!ありました!」
と思い出した。
「あれな、その日は鼻水が止まらなくてティッシュ使い切っちゃった訳よ。で、たまたまバッグから布が出ていたから……それで鼻かいじゃった。すまんな」
『本田君』は机を叩き、
「ふざけんなよ!あの後ノーパンで授業受けたんだぞ!」
と怒鳴った。すると何故か教師寺田も教壇を叩き、
「俺もノーパンで授業したんですけどぉ!」
と怒鳴り返した。どうやら教師寺田の説明では、『本田君』のパンツと知らずに咄嗟に目についた『布』で鼻をかいだらしく、それが『本田君のパンツ』だったと後から気づいたそうな。流石に悪いと思ったのか、自分の履いてたパンツを『本田君のバッグ』に突っ込んだらしい。
「あの時の意味不明なパンツ、あれアンタのだったのか!履ける訳ねぇだろ!!」
「なんだと!人の立場に立って物事を考えろと先生はあれ程言っただろうが!本田ぁ。お前は人として失格だぞ!先生の善意を無視して!」
(ここまで清々しくクズな逆ギレは初めてだ)
「もうお前に言うことはない。これから真っ当な人生を歩むよう、常に心がけるように……まだ遅くはない。以上だ」
教師寺田は意気消沈といった感じで述べた。『本田君』は震えながら
「僕は悪くない、僕は悪くない、僕は悪くない、僕は悪くない、僕は悪くない」
と呪文のように唱え続けていた。
明らかに先程より情熱が薄れている寺田を見て、生徒達は
(もうやる気ねぇなコイツ……満足そうにしやがって)
と思うと同時に
(頼むよ。次はどんな曝露話があるのか気になるんだ。終わってくれるなよ?先生!)
興味の泉が湧き溢れるのを抑えきれない感じだった。
『本田君』は緊張感でどうかなりそうな様子だった。それもそうだろう。名前順で後半組になる人には避けては通れない『緊張感の持続』。それを高校最後まで感じ続けていた。そしてこの曝露話。彼はよく持っている方だ。
「本田、お前、高二の時に水泳の授業の後、パンツ無かったろ?」
『本田君』は腕を組み、少し記憶を巡らせた後、
「あっ!ありました!」
と思い出した。
「あれな、その日は鼻水が止まらなくてティッシュ使い切っちゃった訳よ。で、たまたまバッグから布が出ていたから……それで鼻かいじゃった。すまんな」
『本田君』は机を叩き、
「ふざけんなよ!あの後ノーパンで授業受けたんだぞ!」
と怒鳴った。すると何故か教師寺田も教壇を叩き、
「俺もノーパンで授業したんですけどぉ!」
と怒鳴り返した。どうやら教師寺田の説明では、『本田君』のパンツと知らずに咄嗟に目についた『布』で鼻をかいだらしく、それが『本田君のパンツ』だったと後から気づいたそうな。流石に悪いと思ったのか、自分の履いてたパンツを『本田君のバッグ』に突っ込んだらしい。
「あの時の意味不明なパンツ、あれアンタのだったのか!履ける訳ねぇだろ!!」
「なんだと!人の立場に立って物事を考えろと先生はあれ程言っただろうが!本田ぁ。お前は人として失格だぞ!先生の善意を無視して!」
(ここまで清々しくクズな逆ギレは初めてだ)
「もうお前に言うことはない。これから真っ当な人生を歩むよう、常に心がけるように……まだ遅くはない。以上だ」
教師寺田は意気消沈といった感じで述べた。『本田君』は震えながら
「僕は悪くない、僕は悪くない、僕は悪くない、僕は悪くない、僕は悪くない」
と呪文のように唱え続けていた。
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