横須賀シャルシャル

ばってんがー森

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始動編

決意

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竜ニは朝食をとった後、由真の家に勉強をしに行った。

すでに玄関をウロウロしていた

(きゃ~!どうしようどうしよう、遂に竜二君が私のエデンの園へ・・・うふふふふ、どうしましょうか、ヒヒヒヒヒヒヒヒ)

そう考えながら悪そうな顔をしていると竜二が

「お~い、来たぞ~。てかそこで何やってんの??」

由真は顔を赤くして
はすふ
「い、家の中に殺人鬼が侵入してきたから玄関へきただけだからねっ!勘違いしないでよね!!」

と焦りながら自己弁護した。

(な、何言っちゃってんの~??)

竜二は言いたいのを我慢して、彼女の元へ近づいた。そして一応聞いておきたかったこと

「あれからシャルーを見たり、家に訪ねて来たりしなかったか??」

すると由真はケロッと

「来てないよ」

と答えた。ならもうこの話はいいやと思い、

「さぁ、由真ちゃまの恥ずかすぃ~物でも探しますかな」

といつも通り、コークスクリューを食らったりして前の生活と何の変わらない生活に戻った。






一方、横須賀海防基地

「コンコン」

「入りたまえ」

「はっ!朱藤であります。司令からの指示がないのに動いてしまいました!申し訳ありませんでした!」

「そうか、朱藤君、君は少し勘違いしているよ。勘違いというのはね、この部隊は必ずしも司令官である私の命令が絶対ではないということなんだ。裏切りや密告以外は許されていると言っていい。だから今回のことは、多少強引だったが、まあいいだろう。で、成果としては何かな?」

三笠司令が聞く。朱藤は

「つい最近シャルーと会ったばかりの少年宅へと出向きました。そして、『これ以上首を突っ込まない様に』と何度か釘を刺しておきました!」

と言い、再び敬礼した。

(確かにこの前電話で話している限りでは悪いやつではなさそうだし、『猿島』のこともよく知らない。ならばもう関わらせない方が吉だな)と三笠は考えた。報告ご苦労様!朱藤に敬礼した後、朱藤は部屋を出ていった。

(あの少年がこれで諦めるとは思えないな……むしろ『奴らに関わったり捕らえられたりしたら……その時のこともそうていしなくてはな』)

腕を組み、そこに顎を乗せ、ずっと考えていた。数時間すると彼は徐に立ち上がりこう言った。

「ほかのギャングたちを削っていくのも悪くないな…」と

その時の三笠の顔は狂気じみていた。
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みんなの感想(2件)

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》

また読ませて戴きます✨🤗✨✨✨

解除
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》

横須賀の事に詳しいですねえェ……✨✨

また読ませて戴きます✨🤗✨✨✨

解除

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