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10話:逆説的アオハルの解
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冬の二か月を繰り返すたび借りている本は、噺家の父親を持つ、息子が主人公の話だ。
主人公は、別れた友人と五年後に再会する。
----------10
「それで。千草は、今度は何を借りたんだ」
「これ」
「こっちの本を読みきっても、まだあっちに読んでない本があるのか」
碧の呆れた声に、僕は、にんまりと笑った。
そう、僕は、この繰り返しの中でついに、図書準備室にある保管書も読み切った。
コンプリートというやつだ。
僕が堕落していた、もう一つの理由。
いや、だってさ、そりゃ借りるよね。
「楽しそうだな」
「へへへ」
実は読み切る為の理由に、碧も関わっている。けど、繰り返している事を知らないから、言えない。
早く卒業したいと言った、原因である自身の家庭環境を、今回の碧はまだ僕に伝えてないからだ。
君を救う何かがあれば良いと、思っていた。
それらを隠して、僕は手元の本を見せる。
「これはもう読んでる。読み返したい話があるから借りたんだ」
「へぇ。そういう事もするのか」
「うん。作品集なんだけどね、大正生まれの作家だから現代とは違う読みにくい箇所や、大阪弁が出るとニュアンスの難しさは感じる。
でも、その大阪の地名や駅名や食べ物が出ると、旅行をしている気分にもなるかな。
特に……と、ごめん。喋り過ぎた」
途中で気づいて、口を閉じる。
感想を聞かれている気がすると、こうだ。
これも慣れている碧は、僕の頭をいつも撫でてくる。
恋人になってから、碧からするようになった。
「楽しそうだから良い。でも、チャイムが鳴ったから片付けて帰らないと。俺もバイトがある」
ぽんぽんと撫でるだけで終わったのは、図書当番が、タイミングよく入ってきたからだろうか。
「二人して相変わらずだな。九十、鍵はカウンターに置いておくぞ」
「うん、有難う」
「じゃあな」
僕らに軽く手を振って、出ていった。
パチリパチリと、隣の部屋の電気が消された。
冬は暗くなるのが早い。確かに、早く片付けないと。
「バイトなら碧も帰っていいよ、あとこれだけだし」
「あとこれだけだから、最後までやるんだよ。一緒に帰りたいしな」
「分かった。すぐ片付けよう」
言ってる間に棚を綺麗にし、鍵を先生に返却する。
先生には、準備室の整理を労われた。そして読み切った僕に、笑って呆れた。
誰も、本当の三年間では読み切れない量だと思わない事だけが、不思議だった。
寮までの十分、ふと思った事を碧に聞いてみる。
「もし、僕が時間を逆行してたらどうする?」
「唐突だな。本の感想か?」
「……うん、そんなところ。九三年のアメリカ映画の原作を読んだことがあって。最近……」
嘘は言ってない。特定の一日を繰り返す話は帰省中に読んだ。
「簡単に言うと、二十四時間経ったら昨日に戻る男は、死のうがどうしようがそのループから抜け出せないんだ。
ループを逆手にとって悪行をしていたけど、ある時から善行だけをし続けたら町人達の尊敬を集めて、ある日ループを脱出。
好きな女性とも結ばれるって、そんな感じ。
もし、碧ならループと気づいたらどうしてたかなって。ちなみに僕だったら」
「本を読む、だろ」
「うん」
本音のまま頷いた。
二度目になるが、だって借りるよ、そりゃあさ。
「そうだな……」
あっとう間に見える寮を見た碧は、周りに誰もいないのを確認してから僕を見た。
足を止めるから、つられた僕も足が止まる。
「碧?」
「そうだな。千草とずっと過ごすかな」
とても静かな、息が止まるような答えだった。
声は小さく、けれど強かった。
僕を射抜く眼差しは、矛盾も迷いも無かった。
……君は、この世界を肯定するんだ。
この、箱庭を。
「そうか……」
君は無自覚だ。
君がこの現象を知らないのを、僕は確信している。
そんな君は、望んで繰り返してもいるんだ。
僕に好きとは一度も言わないままの、この二か月を。
「千草?」
君は、ちぐはぐだ。
「碧って、おかしなとこあるね」
早く卒業したいって言ったの、碧なのに。
この世界が君を救わないのを、僕は知っているよ。
「はあ?」
スルっと、本音が出てしまった。ええと、フォローしないと。
焦る僕の口を塞ぐように、碧が先に僕の頬を掴んで引っ張った。
なんで⁈
「にゃんで⁈」
「おかしなのはどっちだ、俺は答えたぞ。しかも思ったより伸びるんだな」
高校生の野郎ってこんな伸びたりするのかって、伸ばしながら言わないでよ。
手を放してくれたので、痛くは無いけど頬を撫でる。
「前から思ってたけど、高校三年の男子にしては千草って肌触りが良いんだよな」
「比べたことあるの?」
「無い。想像」
「……変なのはそっちだよ」
困ったな。碧の矛盾を受け入れると、僕の行動に意味が無くなる。
大人になりたい、自立したいと、痛みを隠して涙した君を知ったあの瞬間から、この繰り返しの終わりを探してきた。
僕はもう、うろんでたゆたう堕落な僕の望みなんかより、君が望む確かな未来をあげたいだけなのに。
寮の部屋に入り、碧はバイトに行く支度をする。
といっても学生鞄から必要なものを、私物の鞄に移し替えるだけだ。
「それで。片づけをしてまで書庫の本を読んでいたが、読みたい物はあったのか?
それとも、いつものように、ただ読んでただけか」
さすが、僕の事を分かっている指摘だ。
書庫にあるという事は、図書室の書架に、ほとんど戻らない本たちだ。
入れ替える為の新しいものもあるが、ほとんど古い物で、僕も半分は読んだことがあった。
全て読み切ることは、趣味以外の理由がある。
読み切った結果も出た。
「読みたいのは無かったよ」
無かったっていう答えが出た。
この閉ざされた二か月じゃ、制度も法律も環境も、君を救えないて事が。
僕は無力で、守られている未成年なのを、実感しただけ。
読む本を変え、時には本から顔を上げて、僕なりに他人と接して解決策を探してきた。
だけど、碧の不安が消えるようにと奔走したところで今更だった。
僕の手順なんて、とうに碧はしてきた筈だ。
過去に解決策を探して助けを求め、そして、見切りをつけたから今の君がある。
だから僕の出来る唯一は、この繰り返しで記憶を持っている僕が、終わりを見つける事。
だと言うのに八方塞がり。
無かったよと、途方に暮れた僕の声が、思っていたより深刻に聞こえたのだろう。
バイトに行く時間だろうに、僕を気にかけてくれる。
「何を探してるんだ」
協力してくれるんだって。
碧の優しさに、今は困り果てる。
「うーん……しいていうなら碧のこと」
「うん?」
訝しむ碧に、そのままの事情は言えない。
「僕が碧に出来る事を探してる」
言うだけでまた内にこもって悩む。このままだと、また次も二か月前に戻ってしまう。
しばらく悩んでいると、碧は意趣返しなのか
「お前の方がやっぱり変な奴だ」と言ってきた。
「千草の言っている意味は分からないが、俺の事なら俺に聞けば良い」
その通りなんだけど、そうじゃないとは言いにくい。
躊躇う僕の意図を知らない碧は、借りたばかりの本を持っている僕の手を、上から覆う。
冷えた君の手から、感情が伝わる。
もしかして、寂しかった?
「碧の言いたくない事でも良いの?」
「言いたくないかは俺が決める。だからもう……あと少しぐらい俺だけを見て欲しい。俺を、知って欲しい」
そう言って強く手を握り、キスされた。
もう学校じゃないもんね。
何度も触れるだけのキスをしてくるのが、熱を分け合うようで気持ちいい。
「ん、っ」
次第に、今回の君にしては珍しい、有無を言わさないものになる。
こう思うのも、きっと、寂しがらせた原因だ。
どうしても目の前の碧に、これまでの君を重ねてしまう。
記憶のない碧にとっては常に、たった二か月。僕も最初はそうだった。
僕は謝る代わりに、本を置いて両腕を碧の首に回す。
「……碧の言う通りだ。碧が根を上げるまで、僕ら話そうか」
「俺から根を上げるのは無いが、賛成だ」
やっと笑った碧を見れて、君から貰った熱で、僕の胸が暖かくなる。
何があっても、君の望むようにしようと決めた。
碧は僕を抱きしめ、軽いのに長い溜息を落とした。
「こんなにバイトに行きたくないのは、初めてかもしれない」
「ははは」
可愛いなって、背中を叩こうとした手で、頭を撫でてあげた。
主人公は、別れた友人と五年後に再会する。
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「それで。千草は、今度は何を借りたんだ」
「これ」
「こっちの本を読みきっても、まだあっちに読んでない本があるのか」
碧の呆れた声に、僕は、にんまりと笑った。
そう、僕は、この繰り返しの中でついに、図書準備室にある保管書も読み切った。
コンプリートというやつだ。
僕が堕落していた、もう一つの理由。
いや、だってさ、そりゃ借りるよね。
「楽しそうだな」
「へへへ」
実は読み切る為の理由に、碧も関わっている。けど、繰り返している事を知らないから、言えない。
早く卒業したいと言った、原因である自身の家庭環境を、今回の碧はまだ僕に伝えてないからだ。
君を救う何かがあれば良いと、思っていた。
それらを隠して、僕は手元の本を見せる。
「これはもう読んでる。読み返したい話があるから借りたんだ」
「へぇ。そういう事もするのか」
「うん。作品集なんだけどね、大正生まれの作家だから現代とは違う読みにくい箇所や、大阪弁が出るとニュアンスの難しさは感じる。
でも、その大阪の地名や駅名や食べ物が出ると、旅行をしている気分にもなるかな。
特に……と、ごめん。喋り過ぎた」
途中で気づいて、口を閉じる。
感想を聞かれている気がすると、こうだ。
これも慣れている碧は、僕の頭をいつも撫でてくる。
恋人になってから、碧からするようになった。
「楽しそうだから良い。でも、チャイムが鳴ったから片付けて帰らないと。俺もバイトがある」
ぽんぽんと撫でるだけで終わったのは、図書当番が、タイミングよく入ってきたからだろうか。
「二人して相変わらずだな。九十、鍵はカウンターに置いておくぞ」
「うん、有難う」
「じゃあな」
僕らに軽く手を振って、出ていった。
パチリパチリと、隣の部屋の電気が消された。
冬は暗くなるのが早い。確かに、早く片付けないと。
「バイトなら碧も帰っていいよ、あとこれだけだし」
「あとこれだけだから、最後までやるんだよ。一緒に帰りたいしな」
「分かった。すぐ片付けよう」
言ってる間に棚を綺麗にし、鍵を先生に返却する。
先生には、準備室の整理を労われた。そして読み切った僕に、笑って呆れた。
誰も、本当の三年間では読み切れない量だと思わない事だけが、不思議だった。
寮までの十分、ふと思った事を碧に聞いてみる。
「もし、僕が時間を逆行してたらどうする?」
「唐突だな。本の感想か?」
「……うん、そんなところ。九三年のアメリカ映画の原作を読んだことがあって。最近……」
嘘は言ってない。特定の一日を繰り返す話は帰省中に読んだ。
「簡単に言うと、二十四時間経ったら昨日に戻る男は、死のうがどうしようがそのループから抜け出せないんだ。
ループを逆手にとって悪行をしていたけど、ある時から善行だけをし続けたら町人達の尊敬を集めて、ある日ループを脱出。
好きな女性とも結ばれるって、そんな感じ。
もし、碧ならループと気づいたらどうしてたかなって。ちなみに僕だったら」
「本を読む、だろ」
「うん」
本音のまま頷いた。
二度目になるが、だって借りるよ、そりゃあさ。
「そうだな……」
あっとう間に見える寮を見た碧は、周りに誰もいないのを確認してから僕を見た。
足を止めるから、つられた僕も足が止まる。
「碧?」
「そうだな。千草とずっと過ごすかな」
とても静かな、息が止まるような答えだった。
声は小さく、けれど強かった。
僕を射抜く眼差しは、矛盾も迷いも無かった。
……君は、この世界を肯定するんだ。
この、箱庭を。
「そうか……」
君は無自覚だ。
君がこの現象を知らないのを、僕は確信している。
そんな君は、望んで繰り返してもいるんだ。
僕に好きとは一度も言わないままの、この二か月を。
「千草?」
君は、ちぐはぐだ。
「碧って、おかしなとこあるね」
早く卒業したいって言ったの、碧なのに。
この世界が君を救わないのを、僕は知っているよ。
「はあ?」
スルっと、本音が出てしまった。ええと、フォローしないと。
焦る僕の口を塞ぐように、碧が先に僕の頬を掴んで引っ張った。
なんで⁈
「にゃんで⁈」
「おかしなのはどっちだ、俺は答えたぞ。しかも思ったより伸びるんだな」
高校生の野郎ってこんな伸びたりするのかって、伸ばしながら言わないでよ。
手を放してくれたので、痛くは無いけど頬を撫でる。
「前から思ってたけど、高校三年の男子にしては千草って肌触りが良いんだよな」
「比べたことあるの?」
「無い。想像」
「……変なのはそっちだよ」
困ったな。碧の矛盾を受け入れると、僕の行動に意味が無くなる。
大人になりたい、自立したいと、痛みを隠して涙した君を知ったあの瞬間から、この繰り返しの終わりを探してきた。
僕はもう、うろんでたゆたう堕落な僕の望みなんかより、君が望む確かな未来をあげたいだけなのに。
寮の部屋に入り、碧はバイトに行く支度をする。
といっても学生鞄から必要なものを、私物の鞄に移し替えるだけだ。
「それで。片づけをしてまで書庫の本を読んでいたが、読みたい物はあったのか?
それとも、いつものように、ただ読んでただけか」
さすが、僕の事を分かっている指摘だ。
書庫にあるという事は、図書室の書架に、ほとんど戻らない本たちだ。
入れ替える為の新しいものもあるが、ほとんど古い物で、僕も半分は読んだことがあった。
全て読み切ることは、趣味以外の理由がある。
読み切った結果も出た。
「読みたいのは無かったよ」
無かったっていう答えが出た。
この閉ざされた二か月じゃ、制度も法律も環境も、君を救えないて事が。
僕は無力で、守られている未成年なのを、実感しただけ。
読む本を変え、時には本から顔を上げて、僕なりに他人と接して解決策を探してきた。
だけど、碧の不安が消えるようにと奔走したところで今更だった。
僕の手順なんて、とうに碧はしてきた筈だ。
過去に解決策を探して助けを求め、そして、見切りをつけたから今の君がある。
だから僕の出来る唯一は、この繰り返しで記憶を持っている僕が、終わりを見つける事。
だと言うのに八方塞がり。
無かったよと、途方に暮れた僕の声が、思っていたより深刻に聞こえたのだろう。
バイトに行く時間だろうに、僕を気にかけてくれる。
「何を探してるんだ」
協力してくれるんだって。
碧の優しさに、今は困り果てる。
「うーん……しいていうなら碧のこと」
「うん?」
訝しむ碧に、そのままの事情は言えない。
「僕が碧に出来る事を探してる」
言うだけでまた内にこもって悩む。このままだと、また次も二か月前に戻ってしまう。
しばらく悩んでいると、碧は意趣返しなのか
「お前の方がやっぱり変な奴だ」と言ってきた。
「千草の言っている意味は分からないが、俺の事なら俺に聞けば良い」
その通りなんだけど、そうじゃないとは言いにくい。
躊躇う僕の意図を知らない碧は、借りたばかりの本を持っている僕の手を、上から覆う。
冷えた君の手から、感情が伝わる。
もしかして、寂しかった?
「碧の言いたくない事でも良いの?」
「言いたくないかは俺が決める。だからもう……あと少しぐらい俺だけを見て欲しい。俺を、知って欲しい」
そう言って強く手を握り、キスされた。
もう学校じゃないもんね。
何度も触れるだけのキスをしてくるのが、熱を分け合うようで気持ちいい。
「ん、っ」
次第に、今回の君にしては珍しい、有無を言わさないものになる。
こう思うのも、きっと、寂しがらせた原因だ。
どうしても目の前の碧に、これまでの君を重ねてしまう。
記憶のない碧にとっては常に、たった二か月。僕も最初はそうだった。
僕は謝る代わりに、本を置いて両腕を碧の首に回す。
「……碧の言う通りだ。碧が根を上げるまで、僕ら話そうか」
「俺から根を上げるのは無いが、賛成だ」
やっと笑った碧を見れて、君から貰った熱で、僕の胸が暖かくなる。
何があっても、君の望むようにしようと決めた。
碧は僕を抱きしめ、軽いのに長い溜息を落とした。
「こんなにバイトに行きたくないのは、初めてかもしれない」
「ははは」
可愛いなって、背中を叩こうとした手で、頭を撫でてあげた。
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