10 / 10
第10話 パイは正義!
しおりを挟む俺は悪魔族アギト、戦闘力ゼロ・甲斐性ゼロ・金なし家なし女なし
クソの付くほど体力のない男だ……
俺様の朝は早い……陽が昇る前に起床し寮の敷地を10週する……
それが終わると休む間もなく、腕立て・腹筋・スクワット……
毎朝決められたメニューを熟さなければならない!
アッキーに監視される中で、ズルをしたらその日の掃除等の当番が俺様に変更されるからだ……
「アンタ遅いわよ! そんなんじゃ朝食までにメニュー終わらないから!」
なぜお前まで一緒に朝練してんだよ……
朝練には人族代表のオーレリアも別メニューで参加していた
基礎体力向上訓練の俺とは違って、オーレリアはアッキーと剣技の訓練が主体だ!
コイツは元々からアッキーの弟子なのだが、光の勇者としてはマダマダ未熟と言われ戦争が終わった後も修行を続けているのだそうだ
※※※※※
「おーいアギト終わりだ! こなせなかった分は夕方に増量な!」
クソッ! オカマジジイめ!
今日もメニューを完遂出来なかった……
違う! ジジイが出来ない量のメニューを無理くりやらせるからだ!
俺は汗と土で泥だらけとなった身体を洗い流す為に浴場へと向かった……
※※※※※
「あら旦那様、朝練ご苦労さま……」
旦那様呼びはやめてください(あの日からカミラは二人きりの時は『旦那様』と呼ぶようになった)……
脱衣所で風呂上りのカミラと出会したのだ
「お前も朝風呂か?」
「ええ、私は夜中に行動する事も有るから基本的には朝に頂くのよ」
そう言えば朝の日傘係をしている時はいつもジャンプーの香りがしていたけど……
そういう事だったのか!
「今日も遅れるかもだから、飯食ったあと待っててくれ!」
「…………」
最近は朝練がおしてその後のスケジュールも遅れ遅れになる
そんな事をカミラに告げながら俺様は湯船へと向かった
寮の共同浴場とあって中は広々、一気に20人位は入れそうな大浴場だ!
「ふぇ~、生き返るぜぇ~」
俺たち悪魔族には湯船に浸かる習慣はなかった
しかし人族の街に来て知った、この湯船なるものには感動しかない!
「風呂って最高だな~」
「確かにな……」
ギクーーーーッ! 湯けむりの向こうから声がした!
「だ! 誰かいるのか!?」
「騒々しい奴だな! 風呂くらい静かに入れないのか?」
オ、、オ、、オーレリア!?!?
「お! お前いたなら言えよ!」
「なにを今更恥ずかしがる?」
「お前、女だろ?」
俺様は慌てて後ろを向いた!
「私は気にしないし、貴様ら悪魔族は普段から何も着けてないではないか」
「あ、、悪魔の姿の時は股間とか見えなくなってるでしょうが!!」
「そうか、あれは無いのではなく見えない様にしているのか……変態だな」
この脳筋勇者は色んなところがズレていて扱いにくいぜ!
「私は剣士だ裸を見られたからと言って恥ずかしがってはいられない! 剣を振るう1歩目が遅れるであろう」
確かに言っていることは理解出来るが、出会った当初裸だからと俺様に斬り掛かってきたのはお前だぞ!
しかし、、、コチラをマジマジと見るなよ! コッチが恥ずかしいわ……
「そうね、私も基本的に夜は裸族よ……」
何故だかカミラさん参戦ーーーっ!
カミラさん、、、さっき風呂から上がったばかりでしたよねーーー!?
「私は野営の時でも川さえあれば気にせず全裸で汗を流せるぞ!」
オーレリアさん! なんか張り合う感じになってきてませんか!?
「星空を眺めていると、たまにマント1枚で夜空の散歩をはじめてしまって、、、でもクセになってしまうくらい爽快ですわ!」
カミラさん! 下着くらいは忘れずに着用しましょうね!
なんだろう……裸族自慢が始まった気がする……
「しかし、そんな小っパイでは誰も振り向きもすまい!」
いやいやオーレリアさん、そういう身体的な事は言ってはいけないのでは……
「あら! 成人男性の大半が一周回って小っパイを好むようになると統計に出ているの、知らないのかしら!」
そんな統計でてません!
「まぁ一部の変態はそうかも知れないけど、今も昔も大は小を兼ねるものだ!」
一部の変態や小っパイ愛好家に謝れ!
「統計では確か胸の大きさとバカは比例すると出てるけど、どうなのかしらね、、オーレリア!」
カミラさん、それも統計すらとってないですよ!
「ふん! 男は大きい方が好きなのだ! 言ってやりなさいアギト!」
いやぁ確かに俺様は大ッパイが好物ではあるが……
「あらあら、アギトはサバイバルキャンプの時に私の胸を嬉しそうに堪能されてましたわよ! そうよねアギト!」
ま、、まぁ確かにあの時は、、、気づかれていたのか……
しかし、いつの間にか裸族対決から大きさ対決になってやしませんか!?
それにコイツら本当にパイを見られても平気なのだろうか……
とにかく俺様は変な矛先がこちらに向く前に退散しようと後退りしながら脱衣所へと向かう……
「アンタもどっちが良いのか、ハッキリしなさいよ!」
「アギトはいついかなる時も、私の味方ですわ!」
迫りくるオーレリアとカミラ!
「大っパイよね!」
「小っパイですわよね!」
俺様詰め寄られる、後がないピーーンチ!
「そんなもんどっちでもいいわーー!!!」
『ドカーン!』
「ふげぇぇぇぇっ!!」
俺様の背後(脱衣所の方)から怒鳴り声がしたかと思った瞬間!
背中を蹴り飛ばされ、俺様浴槽に着水っっっっ!
「お前達! 早くめし食って学校行きな!!!」
いつまでも食堂に現れない俺達三人に業を煮やして探しに来たアッキーだった……
「この勝負持ち越しねカミラ!」
「良いでしょう、望むところですわオーレリア!」
尋常では無いアッキーのド怒りオーラにオーレリアとカミラは秒で着替えるとそそくさと食堂へと向かっていった……
「アギト! いつまで風呂で遊んでるんだい! 夕方のメニューを倍増するよ!!」
け、、蹴られた腰が、、、こうなってんのはテメェのせいだろうが、、、ブクブクブク……
俺様は八つ墓村状態で溺れかけた……
俺は悪魔族アギト、戦闘力ゼロ・甲斐性ゼロ・金なし家なし女なし
クソの付くほど大っパイだろうが小っパイだろうが関係ないほどパイが好き♡な男だぜ……
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
足手まといだと言われて冒険者パーティから追放されたのに、なぜか元メンバーが追いかけてきました
ちくわ食べます
ファンタジー
「ユウト。正直にいうけど、最近のあなたは足手まといになっている。もう、ここらへんが限界だと思う」
優秀なアタッカー、メイジ、タンクの3人に囲まれていたヒーラーのユウトは、実力不足を理由に冒険者パーティを追放されてしまう。
――僕には才能がなかった。
打ちひしがれ、故郷の実家へと帰省を決意したユウトを待ち受けていたのは、彼の知らない真実だった。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる