【エッセイ】自転車泥棒 

ロボモフ

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さよならテレビ

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 最近の若者はあまりテレビを見ずSNSで何かを発信することの方を好むらしい。中でも人気のジャンルは野球と詩歌だ。一度記事を書けば瞬く間に世界中のユーザーの目に留まり、無数の反応が得られるのだから百年前からは考えられない世界になった。それではここで1つ。

権力者突き進む打ち負けた道

 最近の家電の進化は凄まじく、ぼーっとテレビを見ていると画面の中からモンスターが飛び出してきて魂を吸い取られてしまう恐れがある。しかし、恐ろしいのはSNSの世界も同じ。今朝は海外からと思われるコメントが貼り付き、寝ぼけたまま得体の知れないリンクを踏んでしまった。それから5分もすると非通知で電話がかかってきた。
「私は機械である。有無を言わずアンケートに答えなさい」
 というようなことがあり、僕は恐ろしくなってすぐに電話を切った。テレビをつけると麒麟が出た。それでは最後の歌を聴いてください。

電話や一か八かで出るなかれ





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