この星でいきぬく!

來帝

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プロローグ

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  宇宙そこは未だ人類が夢みてやまぬ世界・・・そう、この宇宙には観測しようとしてもできない不可思議な領域がある。これはそんなまだ人類が知らない世界に入り込んだとある人物の御話である。

この世界では太陽が2つ、月も2つまるで双子同士が仲良く戯れて遊んでいるかのように周り回っている。

その5番目に位置する所に存在する惑星「スィートゥダ」の周りには不思議な力場りきばが存在する。
この力場はを包みその存在自体を観測する者達から目を欺いている。

観測者達は様々な力で色々な世界を観測しているが、それが出来ない摩訶不思議な現象を畏怖と好奇心を込めて「魔法」と呼んでいる。この魔法の力は惑星「スィートゥダ」の生態系や惑星そのものにも大きな影響を与えているのだった。

ざっくり簡単に言うならSF物《・》が混ざったお話だ。

私はこの魔法の世界に迷い込んでしまった生体兵器アンドロイドだが・・・。

まずは名を名乗ろう我々には「脳殻」と呼ばれる部位はあっても個という存在概念が存在しない。故に我々はEZ(ナンバー)で呼ばれていた。
私のナンバーは36。EZ-36(ナンバーサンジュウロク)が個称となる。

とある極秘プロジェクト「汎用性多目的攻撃・支援統合ネットワーク兵装システム(Versatile Multi-Purpose Attack / Support Integrated Network Weaponry System)」、これは戦闘サポートOSの概略である。

通称「VSS」、開発・研究と言う名の生体兵器アンドロイド、通称「EZ Number(イージーナンバー)」の開発へと動きだすことになるのだ。
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