My Sweet Teddy bear

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 寝室の明かりをハルカが灯す。
 レンは俺をベッドの上に座らせると、自分はさっさとシャツを脱ぎ捨てた。

「ワケ解んねェよ、一体、なんなんだ?」

 戸惑う俺を、レンが背後から手を伸ばして抱き寄せる。

「あっ…!」

 俺の正面にハルカが来て、ニコリと優しい笑みを浮かべた。

「ゴメンね、シノさん…。こんなに留守にするつもりは、本当になかったんだよ」

 優しいくちづけに、俺はますます戸惑ってしまう。

「シノさん、俺達考えたんだ。オマエはすごい寂しがりだから、どうしたって一人じゃオマエの孤独を満たせないだろう? だから俺達は、オマエを二人のモノにしようって決めたのさ」
「えっ?」

 レンの指が、俺の服のボタンを外す。
 晒された俺の胸に、ハルカがくちづけを落としてきた。

「迎えに来たレンに話を聞かされて、俺は少し迷ったんだけど。でも、今回みたいなコトがもう無いとは限らないだろう? 俺は、こんなコトでシノさんを失いたくなんかないよ」

 ジーンズの前をくつろがされ、俺は二人の手で全裸にされてしまった。

「シノさんのココ、ホントにピアスが似合いそうだな」

 レンの指が、俺の乳首をキュッと摘む。

「こっちも、もう感じ始めてるんだね。シノさんのはホントに綺麗な色してて、とってもあんな風にしてたなんて思えないよ」

 熱の集まり始めた場所を、ハルカの指がゆるゆると刺激する。

「あっ…! あぁ…!」

 悶える俺の身体は、レンにしっかりと抱えられていて逃れる事は出来なかった。

「可愛い、シノさん。今、気持ちヨクしてあげるからね」

 温かく湿ったものに包み込まれ、俺はハルカが俺自身を口に含んだ事に気付く。

「あっ!」

 明るい室内で、そんな風に大きく足を広げさせられた格好をしているという事実。
 先日のレンとの行為の時には、アルコールでハイになってたからまだ良かったけど、今は全然素面なのに。
 それどころか、俺は今の今まで、自分の愚かさにすっかり落ち込んでいたっていうのに…。

「あ…、よ…せよ…」
「ハルカ、ダメだなオマエ。シノさん、嫌がってるぞ」

 そう言いながら、レンは俺の乳首をクリクリといじり回し、耳朶を甘く噛んだりしている。

「う…、ふっ…」
「なに言ってるんだよ。気持ちヨすぎて涙が出ちゃってるだけだよね、シノさん」

 顔を上げたハルカは、レンに向かって少し意地の悪い笑みを浮かべて見せた。

「それなら、後ろもたっぷり可愛がってやれよ。シノさんの可愛いアソコを、オマエさんの凶器で傷つけたりしたらただじゃ済まさんぜ?」
「勝手なコト言って。側にいたのに慰めてあげられなかったクセに。…俺は今まで、シノさんに酷くしたコト無いんだから」

 ハルカが身体を起こすと、レンは俺の身体をクルリとうつ伏せにさせた。

「さぁ、シノさん。ハルカにたっぷり可愛がって貰おうな」

 俺の尻に二人の手を掛けられて、押し開かれた事で羞恥を感じる前に、そこに生温かいなにかを押しあてられる。

「はぁ…! あっ…!」
「気持ちイイのか? 感じてる時の顔、たまんないな」

 俺の目の前には、レザーパンツを履いたレンの股間がある。

「あ…、レン…」

 俺は、レザーパンツの上からレンに唇を押しあてた。
 中で、レンが熱をはらむのが解る。

「おい、シノさん。そんなコトされたら俺が苦しくなっちまうよ」
「遠慮しないで、奉仕して貰ったら? 折角シノさんがその気になってるんだから」

 レンはジッパーに手を掛けるとレザーパンツを脱ぎ捨て、俺と同じように全裸になった。

「おい、ハルカ。オマエばっかりしっかり服着てるんじゃねェよ。オマエの裸なんざ見たくないが、恥ずかしいだろ」
「なんだよ、それ…」

 背後でハルカが服を脱ぐ気配がしてる。

「ほら、シノさん。上手に出来たら、たっぷり可愛がってやるからな」

 促されて、俺はレンを口に含んだ。

「ウフフ、可愛いシノさん。もうこんなにお尻振ってるの? 俺達にいっぱいにされるの、待ち遠しいんだね」

 ハルカは、わざと音を立てて自分の指をしゃぶると、柔らかな舌で俺の入り口をほぐすように湿らせ、濡らした指を差し込んでくる。
 体内に異物が侵入してくる感覚に、俺は身体を仰け反らせた。

「おっと、ダメダメシノさん。俺の、途中だろ」

 ハルカの指で体内をかき回される感触に、俺はそのまま身体を任せて悶えていたかったけれど、レンはそれを赦してくれなかった。

「シノさん、そんなにハルカの指が気持ち良いの? お口が全然お留守だぜ?」
「ん…、んぅ…」
「そりゃあ、気持ち良いよねェ。俺、シノさんのイイトコみんな知ってるもの。ホントは、もっと奥の方までかき回して欲しいんだよね」

 ハルカの指が、感じやすい部分でクッと折り曲げられる。

「んあっ!」
「ウフフ…可愛い。ホントに、シノさんは敏感だよね。女のコに生まれてたら、大変なコトになってたんじゃない?」

 淫猥な音を立ててハルカは指を抜き差ししては、俺の内部をかき回す。

「あぁ…、…う…ぅん…」
「ほら、シノさん。してくれるんだろ?」

 震える舌でレンをしゃぶる俺は、そんな行為からすらも快感を得てしまっている。

「どう、レン。シノさん、上手でしょ?」
「さぁ、オマエの指が上手すぎて、俺の方はおざなり気味でね。まぁ、こうしてるシノさんはスゲェ可愛いケドさ」

 レンは、まるでペットを愛でるみたいな仕種で俺の髪を梳きながら答えた。

「俺、別にちっとも上手くなんかないよ。シノさんの身体が感じやすいから、大した技術が無くてもヨクしてあげられるだけ」

 クスクスと笑うハルカの声。
 俺はもう、ハルカの指を何本差し込まれているのかも判らない。

「だいぶほぐれてきたね。もう、気持ちイイばっかりってカオだよシノさん?」
「挿れてやれよ、そんなイジワルしてないで」

 レンの声に指が引き抜かれて、ハルカの手が俺の腰をしっかりと押さえ込んだ。

「あっ! あぁっ!」

 いつになく乱暴に、ハルカは一気に俺の内部に侵入ってきた。
 突き上げられ、快感を知っている俺の身体はその刺激に歓喜する。

「シノさん、頼むよ。こんな半端で、俺を放り出すなんて酷いコト、しないでくれって」

 ハルカの律動に夢中になりかけた俺を、レンが再び現実へと引き戻す。
 俺は必死になってレンに奉仕した。

「シノさん…、シノさん!」
「シノさん、全部、飲んでくれよ」

 俺の身体の最奧に注ぎ込まれたハルカの熱。
 少し噎せながらも全て飲み下したレンの熱。
 俺は与えられた二人の熱を、同時に受け止めていた。
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