29歳のシンデレラ~黒歴史女子がイケメン御曹司に全肯定されました~

希彗まゆ

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●第十話

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 どのへんが気持ちいいんだろう?
 こういうのって人によって違うのかな?
 考えながら肉幹をそろそろと撫でていると、えらの部分でびくりと震えた。

「ここ……気持ちいいですか?」
「はい。そこと……裏側の部分かな」
「裏側……ここですか?」
「そう……そこを往復するように……できますか?」

 労りを感じる言い方に、きゅんとする。
 ドキドキしながら望まれたとおりに指と手を動かし、かがんで先っぽをちろりと舐めてみた。

「ん……っ……」

 五十嵐さんがちいさく喘ぎ、わたしまで興奮が増す。
 ゆっくり指を上下させているだけなのに、五十嵐さんは気持ちよさそうに息を荒げてくれる。
 それがうれしくて、愛撫にも熱がこもる。同時にまた、五十嵐さんも身体をびくつかせる。
 指だけでもよさそうだけど、特に反応がいいのはわたしの唇や舌の愛撫のとき。
 ちゅる、ちゅる、と続けていると、五十嵐さんがわたしの頭を撫でた。

「僕にも、させて……僕にも七海さんを愛させて……」

 熱に浮かされたような声に、どきりとする。

「僕の顔のほうに七海さんのおしりを向けられますか?」
「えっ……?」

 聞き間違いだろうか?
 びっくりしていると、五十嵐さんはふっと笑った。

「いやじゃなければ、そうしてほしいです。きっとお互い気持ちよくなれる」

 いやではない。いやではない、けど……めちゃくちゃ恥ずかしい……!
 だけど、本当にお互い気持ちよくなれるなら……。
 恥ずかしさをこらえ、言われたとおりにする。
 五十嵐さんの顔の上にまたがるかっこうになり、わたしの目の前に五十嵐さんの昂りがある。
 これ、よくエッチな漫画とかで見る体位……。
 緊張と興奮で動けないわたしのおしりに、五十嵐さんはそっと両手を這わせた。

「かわいい……そのままゆっくり腰を下ろせますか?」
「ん……っ……あ……っ……」

 ゆっくりと熱く濡れたなにかが膣口をぬるぬると這う。じれったいような、けれど強すぎる快感に背筋がのけぞった。
 五十嵐さんの舌に……舐められてる……っ……。
 ちゅくちゅくと膣口の周りを探られ、舌先でつつかれる。
 ぞくぞくと身体を震わせると、五十嵐さんはさらに愛撫を強めた。
 膣内にまで舌を入れ、ぐにぐにとなぞってくる。

「や……っ……もう……っ……」
「感じてる七海さん、すごくかわいい……素敵ですよ……」
「あ……っ……だめぇ……っ……ぁん……っ……!」

 迫り続ける快感の波に後押しされるように、わたしは目の前の五十嵐さんをそっとつかんだ。
 肉幹を手で支えるように包み、太い先っぽ全体を口に含む。
 ビクッと五十嵐さんが震え、わたしは咥えたまま舌先でちろちろと亀頭をなぞった。
 五十嵐さんは熱いため息をつき、一度わたしの膣口にちゅっとキスをする。
 応じたように、わたしも五十嵐さんの先端にキスをした。
 お互いの身体がビクついている。お互いを欲している。
 わたしも五十嵐さんも、導かれたように体勢を変え、向かい合ってキスをした。
 唇への、やさしくて熱いキスを何度も、何度も。

「七海さん……好きです……愛してる……」
「五十嵐さん、わたしも……好き……」

 熱い愛が、身体に降り注ぐ。
 耳たぶに、首筋に、胸元に。
 腕の内側、内ももにまで。
 そんなところからすら快感が得られることを、わたしは知らなかった。
 胸とかそういうわかりやすい場所ですら、愛されるということがなかったというのも大きいかもしれない。
 相手が五十嵐さんなら、どんなところでも感じてしまう。どんなところに愛撫を受けても心地いい。

 愛というものは、本当になによりのスパイスなのかもしれない。
 人生においても、幸せになるためのスパイスなのかもしれない。
 たっぷりと時間をかけた愛撫ののち、ゆっくりと五十嵐さんがわたしの中に挿入(はい)ってくる。
 熱くて硬くて、大きい。
 その情熱はまるで五十嵐さんがわたしに向ける愛情そのもののよう。

「七海さん……あなたを壊してしまいそうで恐い……」

 熱い突き上げに与えられるあまりの快感に意識がとけていく。
 その中で、そんなささやきが聞こえた。
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