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◆◇レッドドラゴンの討伐◆◇
しおりを挟む連続更新八日目!
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和樹side
翌朝、早くから俺達はリリオネの家を出て依頼をこなす事にした。
レッドドラゴンが住み着いているのは火傷によく効く薬草が採れる火山だと前にギルマスから聞いた。しかし…火山にも薬草が生えるんだな…まぁここは異世界だし何があっても普通か…と俺は一人思いふけていた。
「師匠~早く行きますよ~」
といつの間にか馬車の御者の席に乗ってリリオネは手を振ってきた。俺は慌ててその馬車に乗った。
「チサ、火山の麓まで馬車でどれ位なんだ?」
「えっと…三時間位でしょうか」
「そんなにかかるのか…帰りはワープ使って帰るか」
「そうですね」
「師匠、ワープを持っているのですか!?」
「まぁな…ただ一度その場所に行かないと使えないけどな」
「それでも凄いです…ぴょん…」
とラビも驚いている。
「そんなに驚くものなのか?」
「マスター、空間魔法«ワープ»はユニークスキル並にレアな魔法なんですよ」
「へぇ~そうなのか、じゃぁアイテムボックスとかはどうなんだ?」
とチサの説明に関心する。
「アイテムボックスは空間魔法の中では一番覚えやすいですが使える者が少なく付与されている鞄はとても高価です。リリオネさんが持っているポーチにも付与されていますね。他にはマスターが持っている«空歩»やまだ習得してませんが«飛行»«重力操作»などありますが属性を持っている者でも覚えるのがとても難しくMPも大量に使うので覚えようとする人がほぼいないんです」
とチサは丁寧に空間魔法の説明をしてくれる。
なるほど…MPの消費が多いのか、まぁ俺には関係無いけどな。それからカタカタと馬車を走らせて三時間やっと火山の麓に着いた。流石に火山の麓まで来ると暑いな…
「それでは行きましょうか」
「そうだな」
「はい!」
「オー!だぴょん!」
と俺達は火山を登り始めた。登り始めて十数分…ワイバーン、ロックワイバーンが出てきては倒して出てきては倒してを繰り返しているうちに頂上付近まで来た。
「噴火口近くは凄く暑いですね…」
「あぁ…」
「暑すぎます~」
「暑いぴょん…」
と俺も含め皆が暑い~と言いながらとぼとぼと歩いていく。
そろそろ頂上だな…
グゥオオオオオオオオーー!!!!
とレッドドラゴンらしき鳴き声が聞こえ姿が見えてきた。
「師匠…大きいです…」
「マスター…大きいです…」
「カズキさん…大きいぴょん…」
「大きいな…」
と火口近くから中を覗くと少し下にレッドドラゴンがいた。近くには巣があり卵が一個あった。
「チサは此処に居てくれラビはリリオネの援護を頼む俺は二人の援護にまわる」
「分かりました」
「分かったぴょん!」
行くぞ!と俺が合図をした後リリオネとラビが飛び出していきその後ろを俺はついて行った(勿論経験値付与を全員にしてあるから俺に入った分は三人に分けられる)。レッドドラゴンはリリオネ達に気づき鋭い爪でリリオネ達を切り裂こうとした。しかしリリオネとラビはギリギリの所で交わして剣で体を切りつけたが硬い鱗に邪魔をされてほとんどダメージ和樹入らなかった。レッドドラゴンは口を大きく開けた。やばい!ブレスが来る!
「リリオネ!ラビ!下がれ!ブレスが来るぞ!」
と俺がリリオネとラビに下がるように言うと二人は急いで俺の後ろに下がった。その直後ブレスが来た。俺はシールドを貼りそれを防いだ。
どれくらい経っただろうか、リリオネとラビの攻撃でレッドドラゴンが蹌踉めき始めた。
「リリオネ!最後の一撃一番強いのを撃ち込んでやれ!」
「分かりました!«炎よ纏え…フレイムソード»はぁっーー!」
とリリオネの一撃がレッドドラゴンの首を切り落とした。こうしてレッドドラゴンの討伐は幕を閉じた。俺はレッドドラゴンの亡骸をアイテムボックスに入れてリリオネ達を回復させて次いでにチサに聞いて火傷によく効く薬草を採取した。
「つ…疲れました…」
「疲れたぴょん…」
とリリオネとラビは地面に寝っ転がってそう言っていた。チサは二人に大丈夫ですか?と覗き込んで聞いていた。
「下までワープ繋げたぞ~」
「今行きます~」
「は~いだぴょん」
とリリオネとラビは言い立ち上がってワープをくぐり抜けた。
その後は馬車を王都の少し手前にある森にワープさせて王都に帰った。
ギルドに依頼をこなしたと言うとギルマスの部屋に連れてかれた。
「良くやってくれたの~流石カイが認めただけの事はある」
とスタークさんがそう言ってから報酬の入った袋を渡してきた。そこには白金貨160枚が入っていた。
「こんなに…後素材はどうすればいいんだ?」
「レッドドラゴンのか?」
「レッドドラゴン、ワイバーン、ロックワイバーン、火傷によく効く薬草のユラユラ草があるんだが…」
「ちょっと待っておれ…今練習場を開ける手配をして貰う」
と言ってでて行った。
出されたお茶を飲んで待っていると見覚えのある受付嬢が入ってきた。彼女は準備が出来ましたので付いてきて下さいと言ってきた。俺達は部屋から出て彼女の後を追ってついて行った。
練習場ではスタークさんと鑑定士さん?達が集まっていた。俺はアイテムボックスに入っていた物を全て出した。鑑定士さん達と受付嬢の彼女は余りの多さに固まっていた。スタークさんは苦笑いを浮かべていた。鑑定結果は明日か明後日まで掛かると言われたのでギルドを後にして宿を探しに街を歩いた。『癒しの宿』と言う宿屋で泊まることにした。
皆疲れたのか夕食を食べた後部屋に戻っていってしまった。因みにチサは俺の部屋に一緒に寝ることになった…私はマスターと一緒に寝るんです!と言って押し切られた。
「マスター、馬車の中で話していた空間魔法の事なんですけど…どうします?習得しますか?」
「う~ん«重力操作»を取ってみるか」
「分かりました…«重力操作»習得中…習得完了…ステータスに追加します…終了します…」
「終わったのか?」
「はい!終わりました」
「明日試してみるか…今日はもう寝るか」
「そうですね…おやすみなさいです」
と言ってチサはベットに入って寝てしまった。ベットは二つあるのでもう一つのベットに俺は入って眠った。
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※打ち解けてラビの口調が素に変わります。
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