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◆◇終戦後…◆◇
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◆◇終戦後◆◇
和樹はリリオネがルシファーとの戦いが終わった後眠ってしまったリリオネをテントまで運んでチサとラビを探しに行くかと立とうとした時に丁度二人がテントに入ってきた。入ってきたチサとラビは和樹を見るなり抱きついて眠ってしまったので和樹は布団に寝かしてテントを出た。
外では魔族との戦いを勝利した事を祝って騎士団と冒険者達は祝宴を行う準備をしていた。
和樹はまだ怪我をしている人が居ないか治癒魔法班のテントに向かうために歩いていると戦いの際に少し話した一人の治癒魔法班の人が和樹を見るとお酒を持って近寄ってきた。
「ハヤト様もどうですか?」
とその人は持ってきたお酒を見せて飲むかどうかを和樹に聞く。
「いや…俺は結構だ…未成年だからな」
「ハヤト様、未成年?とは…」
「あぁ…20歳未満でまだお酒を飲んだらいけない人の事だ。」
「ハヤト様の国ではそう決まっているんですか…なら仕方ありませんね」
とその人は残念そうに言う…
和樹は“悪いな…”と言ってまた歩き出した。
和樹はテントを回って«天光治癒(エンジェルブレス)»を使い全ての怪我人を治していった。
全ての治癒をし終わると和樹はリリオネ達が寝ているテントに戻り祝宴に参加するかどうかを聞くために皆を起こしてみるが起きないのでまた後で聞けばいいかっと思い祝宴の準備に参加する為にテントを出た。
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和樹は最初に料理をしているテント方面に向かった。
“入るぞ…”と和樹はテントに入るなりそう言う…
「これはカズキ様!?どうしてこちらに?」
と料理長らしき人がそう言って駆け寄ってくる。
「手伝う事あるかなぁと思ってな」
と和樹もそう答える。
「そっそんな!カズキ様のお手を煩わせるなど…!」
と手をバタバタと振って狼狽する料理長…
「そんな畏まらなくていいからな、後俺が手伝いたいんだ…いいだろ?」
「そこまでカズキ様が仰るなら…」
「ありがとな…で何をすればいいんだ?」
「そうですねぇ…あっ…食材が足りないので今から狩りに行こうと話していた所だったのでそれに同行してもらうのはどうですか?」
「それもいいが…狩りに行かなくても食材だったら俺が持っているぞ?」
と和樹が言うと“本当ですか?”という顔をして料理長は和樹を見ている。
証明する為に和樹はテーブルを用意させた。
そのテーブルの上にアイテムボックスから
魔物の森で取ったモンスターを出した。
料理をしていた他の人達も出されたモンスターが魔物の森のだと一瞬で気付き『おおー!』や『魔物の森のモンスターだ…』
『凄い…』などの歓声をあげる。
「後何体か出すからテーブルかシートを下に引いてくれるか?」
と和樹が言うと料理人達はパッと動いてテーブルとシートの両方を準備した。
和樹は準備が終わったのを確認した後に魔物の森の奥で取ったモンスターを置いたりした。またも料理人達は歓声を挙げる。
「カズキ様、こんなに沢山ありがとうございます…」
「これくらいなんて事無い…」
「私達からしたらこんな珍しい魔物を捌けるなどとても嬉しい事なのですよ 本当にありがとうございます」
と料理長はまた深々と礼をする。
「じゃぁ…これで失礼するわな」
と和樹は言ってテントを出ていく。
その後は怪我を治した人達から歩いていると
お礼を次々に言われた。
流石に相手にするのが疲れて来た和樹は空を飛んで時間を潰すかと思った。
「«飛行(フライ)»…」
と和樹は言って空高く飛んで上がっていく。これは魔物の森を抜けた時にあった村で
«飛行»があるかチサに聞いた所あったので習得したものだ。
ふよふよと空を飛んで辺りを見渡す。地上では焚き火の光が橙色に点々と輝いている…
その周りを騎士団と冒険者達が囲んで酒を飲んでいる。
「そろそろ戻るか…リリオネ達も起こした方がいいしな」
と和樹は独り言を言ってテント近くに降りる。
「お~い…起きろ~」
とリリオネ、チサ、ラビの順につんつんとほっぺたをつつく。
「むにゃむにゃ…」
「ふぇ…」
「ぴょん…」
と和樹がつつくとそう寝言を零すリリオネ達…
「ご飯食べないのか~」
と再度和樹はつつく…
「ふぇ…ご飯…ですか?」
「ご…飯?」
「だぴょん…」
とご飯に反応して微かに目を開けてリリオネ達は答える。
「ご飯食べないのか?」
「食べます…」
「食べます…」
「食べるぴょん…」
と眠り姫のチサも含め全員が起きる。
「ここに水置いとくから顔洗ってから出てくるんだぞ?」
と俺はアイテムボックスから桶を出して魔法で水を入れテントを出て外で待つ。
数分するとリリオネ達が出てきたので祝宴会に参加する為に焚き火がある方に歩いていく。
「勇者リリオネ様とその師匠であるカズキ様とお仲間のチサ様、ラビ様だぞ!」
と和樹達に最初に気づいた騎士団の一人がそう大声で皆に聞こえるように言う。
するとそれを聞いた他の人達も和樹達の方を向いた。
『英雄の登場だー!!』『勇者リリオネ!万歳!』
等など言ってもう一段と盛り上がった。
その後は輪に混ざって料理を食べ、話をして一夜を過ごした…
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