~神のミスで転移したんですけど勇者が弟子にしてくださいと言ったので弟子にしてみた~

ユリカ

文字の大きさ
41 / 75

◇◆馬車の旅1◇◆

しおりを挟む

いつもより長いです!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                      ◇◆馬車の旅1◇◆



王都まではワープで行きそこから途中2,3の村や街に立ち寄り食料などを調達した。
そしてアルデスを出発してから七日が経った。

「マスター後三日程で獣人の国の国境に入ります」
「そうか チサ国境を越えてから一番近い村は何処だ?」
「えーとですね… 国境を越えてから一番近い村はカルン村です」
「どんな村なんだ?」
「大きい村で農業が盛んで賑わいのある村と情報にあります」
とそうチサが和樹の質問に答える。
「私その村知っているぴょん!お隣のお隣の村だぴょん!」
と和樹とチサが馬車の中でそんな話をしていると聞こえたのか御者台でリリオネに馬車の操り方を教わっていたラビが小さい窓から顔を覗かせ話に入ってきた。
「ラビそうなのか?」
「お友達もいるぴょん!その村は村なのに大きいぴょん!」
「へぇ~それは楽しみだ」
と和樹が返すとラビは楽しみだと言わんばかりの笑みを浮かべまたリリオネに続きを教わりだした。
それから数時間が経ち昼頃になったので和樹はリリオネとラビに“ここで休憩しよう”と言って馬車を止めた。
和樹は眠っているチサをつんつん頬っぺたをたつついて起こしチサの近くで寝ていたクアリスも起こす。
「チサ~お昼だぞ~起きろ クアリスも起きろ~」つんつん…
「………(´-ω-`)ムニャ…ごはん?」「キュイ…?」
「そうだご飯だぞ」
「食べます…ふぁ~( ´⚰︎` )おはようございますマスター…」「キュイ~…」
とチサとクアリスが言い起きる。
和樹はそれに応えて“おはよう”と言う。
それからチサとクアリスを連れて和樹は馬車から降りた。
外ではリリオネとラビがシートを敷いて待っていた。
「カズキ~お昼早く出すぴょん」
とラビが言ってくるので和樹は朝からラビが作り起きしたサンドイッチとスープをアイテムボックスから出す。
ラビはそれを受け取り“ありがとうだぴょん”
と言ってシートに座り直す。
「食べるか!いただきます!」
「「「いただきます(ぴょん!)」」」
「キュイ!」
と和樹達はお昼ご飯を食べ始める。
サンドイッチの種類は卵サンド,野菜たっぷりサンド,オーク肉のカツサンド,フルーツサンド
等などでスープはコンスープとお豆たっぷりのトマトスープだ。
「流石ラビだな めっちゃ美味いぞ!」
「流石です!ラビさん」
「ラビちゃん美味しいです!」
「キュイッ!」
「よかったぴょん!////」
とみんなに自分の料理がとても美味しいと言われてラビは照れている。
ゆっくりと休憩した後和樹達はまた出発した。

カタコトカタコト…と馬車が走る音だけが響く。
今は和樹がクアリスを隣に座らせて一緒に御者台で馬車を操作している。リリオネとチサ,ラビは馬車の中でお昼寝中だ。
「のどかだなぁ~モンスターが全然出ないからゆっくりのんびり行けるのは良いんだけどな 暇すぎる…」
「キュイ?」
とクアリスは“なに?”と言う顔をして首を傾げている。
「お前には分からないよな…」
とクアリスを撫で撫でして和樹はそう言う。
プルプルプル…っと携帯がなっているのに気がついた。
「神様からだ…もしもし」
『久しぶりじゃなぁ和樹 元気にしとるようじゃな』
「元気だよ それでどうしたんだ?電話なんかしてきて」
『ほれ前に虹の卵が孵化したとメールくれたじゃろう、直ぐに電話しようと思ったんじゃがちと忙しかったのでなそれで丁度暇になったから電話をかけたのじゃ』
「なるほどな」
『その後どうじゃ?なんて名前じゃったかの~く…クア「クアリスだ」そうクアリスの様子は』
「特に変わった事は何もないぞ 普通にご飯も食べるしな。」
『それでな…わしメールを見たあとアルカンシェルドラゴンに会いに行ったのじゃよ』
「それでどうだったんだ?」
『アルカンシェルドラゴンによるとな、ご飯は人の物でいいらしいのじゃそれか魔石を食べさせるのでも良いと言っていたのじゃよ 』
「へぇ~魔石でも良いのか」
と言ってクアリスを見る。
『してそっちの暮らしには慣れたかの?』
「まぁ慣れてきたな…リリオネもチサもラビも居るしな後クアリスもな」
と電話をしながら和樹はクアリスを撫でる。
『それじゃったら良いのじゃ 偶に見ているからの~楽しく過ごすのじゃよ 』
「あぁ…」
『さらばなのじゃ』
「じゃぁな…」
と最後の挨拶を交わし神様との電話を切った。

夕方になるとリリオネが一番最初に目が覚めて馬車の小窓から顔をだした。
「おはようございます師匠」
「よく眠れたか?」
「はい よく眠れました」
「チサとラビも起こしてくれないか 今日はここら辺で野宿する」
と和樹がお願いするとリリオネは“分かりました ”と言って窓を閉めた。
和樹はそれを聞くと馬を止めた。
御者台から降りた和樹はラビの料理セットをアイテムボックスから机や椅子と共に出す。
「おはようだぴょん…ふぁ~」
「マスター…おはようございます…ふぁ~」
と言いリリオネに連れられ二人が馬車から降りてきた。
「二人ともおはよ 夕方だけどな」
「師匠私は周りに魔獣などが居ないか一応見てきますね」
「俺も一緒に行く チサとラビは夕飯の準備をしといてくれ」
と和樹は二人に言いリリオネと見回りをしに行く。

見回り中…
「こうして二人きりで居るのも久しぶりだな」
と和樹が話し出した。
「そうですね 今はチサちゃんもラビちゃんも居ますからね」
「リリオネのとの出会いを思い出すな 魔物から逃げている時に助けていきなり弟子にしてくださいって言った時は驚いたぜ」
「その時、直感的に師匠の弟子になれば強くなれると思ったんです…その後自分でも何言っているんだろ!って思いました。でも師匠はいいぞと言ってくれた時はほんとに嬉しかったです。それに今ではチサちゃんやラビちゃんクアリスちゃんも居てとても楽しいんです。師匠と出会えてほんとに良かったです。」
とリリオネは言い夕陽を背に微笑んだ。それを見て和樹は顔を赤くした。
「師匠?顔が赤いですよ?」
「ゆっ…夕陽のせいだろ…」
と言い和樹は後ろを向く。
リリオネは“そうなんですね”と答えてまた辺りを見渡している。
「師匠、魔物もいないことですし見回りもこの辺にして戻りましょうか」
「そっ…そうだな」
と和樹はリリオネの方を見ずにそう答える。
リリオネは“行きますよ~”と言って歩いていく。
「ヤバすぎだろ…」
と和樹は吐きその後を追う。


「カズキ、リリオネご飯出来てるぴょんよ~」
とラビが戻ってきたリリオネと和樹にそう言う。
「美味そうな匂いだな!今日は何なんだ?」
「美味しそうな匂いです」
「今日はパンとシチューとフルーツぴょん」
「おおっ!!シチューとフルーツか!」
と和樹は喜ぶ。
皆が座ると和樹が“いただきます!”と言うと三人も“いただきます!(ぴょん)”と言って食べ始める。
楽しくご飯を食べた後は皆で国境を抜けてカルン村に着いてからの事を少し話し合った。
その後和樹達は四方に結界石を置いて眠ることにした。
こうして一日が終った。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
チサが殆ど寝ている件…寝る子は育つってよく言うしね!いいか!
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした

むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~ Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。 配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。 誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。 そんなホシは、ぼそっと一言。 「うちのペット達の方が手応えあるかな」 それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。

散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。

アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。 それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。 するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。 それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき… 遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。 ……とまぁ、ここまでは良くある話。 僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき… 遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。 「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」 それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。 なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…? 2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。 皆様お陰です、有り難う御座います。

処理中です...