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15 踏んで下さい
しおりを挟むぐりっと更に強く角が刺される。
「他のこと考えるなんて余裕だね、さすが奏。でもいいの?俺は奏がホモだって知っちゃったんだよ」
それは誰かに尋くんが事実を言えば
僕は下層部に落ちていじめられるって
ことを言いたいんだろう。
それだけは、嫌だ……。
「僕、なんでもするから…!それだけは…っ」
笑う尋くん。
でも、目は笑っていなくて
背筋が少しだけ寒くなったような
気がした。
「じゃあ、放課後。ここ来て全裸になっといて。俺来たとき誘ってくれないようじゃ放置プレイするから。ちゃんと誘えたらそこのロープで亀甲縛りしたげる。奏はMなんだから縛られるの好きでしょ?できるよね?」
断るという選択肢は僕にはなかった。
頷くしかできなかったんだ。
…なんていうのは真っ赤な嘘。
本当は、たくさん痛め付けて
ぐちゃぐちゃに犯して欲しい
なんていう欲望が僕には
沸き上がっているんだ。
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