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真夜中の出会い
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朱の国。雅な貴族文化が、はびこる御代。
漆を流したかのような、夜に。
子供…由良は、彼の人と出会った。
闇の中でも、鮮やかに輝く真紅の瞳。白銀の長い髪。
怜悧で涼し気な顔立ち。ぞくりとする色香と、魔の雰囲気を孕んだ姿。
固地綾の直衣は、きらきらとした、淡く白い光を放っている。
指貫も、同色。
漂う香は、『菊香』。凛とした、清涼な匂いである。この美しい若者に、まさにぴったりと似合っている。上品で、高雅な薫物だ。
由良は、水桶を手にしたまま、ぽかん…として彼を見つめた。
――ここは、貴族の邸宅…香月の中納言、と呼ばれている男の暮らす所。
寝殿造りの屋敷は広大で、あまたの家人達が主である香月の殿に仕えている。
由良も、その一人だ。とはいえ、本来であれば、少年は、家来などではないのだが…それはさておいて。
由良は、自分から少し離れた場所に佇んでいる、怖いくらいに美しい若者をじっと見つめた。
この屋敷に、このような美形はいない。
中納言は位の割には平凡な壮年の男であるし、家人達も似たり寄ったりだ。
では、中納言の妻…北の方に懸想した、どこぞの貴族であろうか?
――否。それもあり得ない。
北の方は、それなりに美人ではあるけれど、気性が激しく悋気持ちで、大人しい中納言を尻に敷いていると、もっぱら世間では言われている。
およそ、このような麗しい若者が秘めたる思いを寄せるようなタイプではない。
では、姫君の方だろうか?……やはり、そちらの線もない。
彼らの間にいるのは、姫君…珠美という名を持つ少女。この子供もまた母親に似て、幼いながらに勝気でわがままな所がある。
まぁ、性格は置いておくとして…件の珠美姫は、ようやっと13歳だ。男が寄ってくるには早すぎる。
では、もしや…盗人?
こんなに美しくて、こんなに華やかだけど。真夜中に、貴族の大邸宅の中庭に、忽然と現れるなんて…盗賊としか思えない。もしくは、あやかしか?
だけど、足はあるし。
何といっても、魑魅魍魎は恐ろしく醜い姿をしているという。
目前の若者とは、かけ離れている。
由良は、桶を小さな腕で抱えたまま、じりっ、と後ずさりした。
どうしよう。大声を出すか?誰かを呼んだ方がいいのだろうか?
でも……
こんな夜に、家来である自分がいたずらに騒いで、屋敷の人々に害を及ぼすような事になれば、どんな咎めを受けるか。
ただでさえ、北の方と姫君には憎まれている自分なのだ。
二人は、自分を蛇蝎の如く嫌っているのだから。
由良は、どきどきと不安に高鳴る胸を押さえ、唇をキュ、と唇を噛み締めた。
怖い。もしも、彼が得物を持っていたら…自分のような子供なんて、一撃で死んでしまうだろう。
それに、盗賊だったら仲間も潜んでいるかも。
もしかしたら、このまま嬲り殺しとか……
足がガクガクと震える。
――すると。
若者は、暫しの沈黙の後。
ふわり、と柔らかく微笑んだ。
そのまま、一歩近寄ってくる。
「! !」
反射的に、逃げようとしてしまう。
が。若者は、静かに話しかけてきた。
「恐れる必要はない。お前に危害を加える気はない」
優しく、うっとりと聞きほれるような美声。顔形だけではなく、声もすこぶる良い。
由良は、ゆっくりと側によって来る若者を、怯えを含んだ目で見上げた。
闇の中、白い陽炎のような美貌を保つ彼。
……こんなに綺麗な人、初めて見た……
状況も忘れて、由良がごくりと息を飲む。
若者は、少年の前で足を止めると、すっ、と片膝を折った。
たなびく、白銀の髪。風に揺れるそれは、幻のように煌めく。
若者は、由良をじっと眺めた。
「お前の名は、由良…か?」
「……!?どうして知っているのですか?」
驚きつつも、素直に頷く。日頃から、厳しく働かされているせいで、貴人に逆らう気力など到底持ち合わせていない。
大人しく肯定しつつも、心の臓が跳ね上がる。
もしかして、以前どこかで会った事が?
……違う。こんな美しい人に出会っていたなら、絶対に忘れない。
若者は由良の驚きを気にした様子もなく、ただ“そうか”と呟くと、小首を傾げた。
「ここで働いているようだが…ずいぶんと貧しい身なりをしているではないか。他の家人達は、まだこざっぱりとした恰好をしていたぞ」
どうして彼がそんな事を知っているのだろう。いつ、他の使用人達を目にしたのだろう?今は真夜中なのに。ひょっとして、昼間から屋敷内を伺ってたのか?
やっぱり、盗賊……
「私は卑しい盗人などではないぞ?」
少し苦笑が混じった声。
由良が、ふっと頬を染める。
なんで、自分が考えている事が分かったんだろう?
「顔に出ていた。お前は、隠し事ができぬ性格だな」
からかうように言って、手を伸ばしてくる。
白い指先が、由良の小さな頬をくすぐる。
優しい手つきに、由良はピッ!と背筋を伸ばした。
……こんな風に、頬を撫でられるなんて…何年ぶりだろう。
まだ、母さまが生きておられた時は、よく抱きしめてもらっていたりしたけれど。1年前…14歳になった時に、この屋敷に引き取られてからは、北の方や姫君に事あるごとに蔑まれ。仕事がとろいと、罵声を浴びせられ、時には扇を投げつけられたり、容赦なく打擲されていたから……
「あかぎれだらけだな。目も薄く腫れている。泣いていたのだな…哀れな。こんな夜中にまで、水汲みを言いつけられていたのか?」
由良の胸にある桶に視線を止めて、いたましそうに呟く。
由良は、黙って頷いた。同時に、先刻まで井戸の所で一人涙を零していた事にまで気づかれていた事に、羞恥心に襲われる。
――夕刻、台所…大炊殿・おおいどの、と呼ばれる煮炊きをする所で、瓶に水を汲んでおく仕事があったのだが、日ごろから満足に食事も与えられていない由良の小柄な体では、量を貯め置く事ができなかった。それに、他の雑用も押し付けられといた為、結局こんな時間までかかってしまっていたのだ。
たくさんある瓶に水を張っておかないと、朝になったら台所頭の使用人に罰として殴られてしまう。由良を主の妻である北の方が、人目も憚らずぞんざいに扱うので、自然と家人達も少年を蔑むようになっているのだ。
若者は、とつとつと語る由良に、眉をひそめたが。
軽く頬をひと撫ですると、ひび割れている指にそっと触れた。
「ぁ…?」
「惨い事だ。本来であれば、お前は…中納言など、足元にも寄れぬ身分の持ち主であったのに…」
わが一族の血を引く者。
尊く、位高く。人間ごときに、このように扱われる事など……
お前の母が。聖なる姫が、中納言の毒牙にかかりさえしなければ。
「あ、あの?」
聞き取れぬほどの囁きに、由良が戸惑ったように若者を見る。
彼は、ゆるりとかぶりを振ると、立ち上がった。
「……まだ、時が満ちておらぬ。もう少し…もう少し時間が掛かる。だが、あと幾日かの時を越せば…私の意識は完全に覚醒する。そうなれば…」
独り言ち、じっと由良を見下ろす。
真紅の瞳が、まばたきもせずに少年を貫く。
その強すぎる視線に、由良が思わずたじろぐ。
そうして、どれくらい見つめあっていたのか。
やがて、若者は踵を返した。
たなびく、白い袂。漂う甘い香。
「今宵は、もう休め。水の事は、心配せずとも良い」
「え…」
「身体を冷やさぬ内に、戻れ。由良」
背中を向けたまま、若者が命じる。
それに、由良が“でも…”と零して。はっ!と目を見開く。
目の前の若者の姿が、ゆうるりと消えていく。
幻のように。美しい、冬の蜃気楼の如く。
「……!?」
由良が息をヒュッ、と飲む。
そうこうする内に、若者の姿は闇の中に溶けるかのように…完全に消えてしまっていた。
今の今まで、ここにいたのに。
手の届く場所にいたのに。
若者は、庭に現れた時と同じように。
忽然と、姿を無くしていたのであった。
漆を流したかのような、夜に。
子供…由良は、彼の人と出会った。
闇の中でも、鮮やかに輝く真紅の瞳。白銀の長い髪。
怜悧で涼し気な顔立ち。ぞくりとする色香と、魔の雰囲気を孕んだ姿。
固地綾の直衣は、きらきらとした、淡く白い光を放っている。
指貫も、同色。
漂う香は、『菊香』。凛とした、清涼な匂いである。この美しい若者に、まさにぴったりと似合っている。上品で、高雅な薫物だ。
由良は、水桶を手にしたまま、ぽかん…として彼を見つめた。
――ここは、貴族の邸宅…香月の中納言、と呼ばれている男の暮らす所。
寝殿造りの屋敷は広大で、あまたの家人達が主である香月の殿に仕えている。
由良も、その一人だ。とはいえ、本来であれば、少年は、家来などではないのだが…それはさておいて。
由良は、自分から少し離れた場所に佇んでいる、怖いくらいに美しい若者をじっと見つめた。
この屋敷に、このような美形はいない。
中納言は位の割には平凡な壮年の男であるし、家人達も似たり寄ったりだ。
では、中納言の妻…北の方に懸想した、どこぞの貴族であろうか?
――否。それもあり得ない。
北の方は、それなりに美人ではあるけれど、気性が激しく悋気持ちで、大人しい中納言を尻に敷いていると、もっぱら世間では言われている。
およそ、このような麗しい若者が秘めたる思いを寄せるようなタイプではない。
では、姫君の方だろうか?……やはり、そちらの線もない。
彼らの間にいるのは、姫君…珠美という名を持つ少女。この子供もまた母親に似て、幼いながらに勝気でわがままな所がある。
まぁ、性格は置いておくとして…件の珠美姫は、ようやっと13歳だ。男が寄ってくるには早すぎる。
では、もしや…盗人?
こんなに美しくて、こんなに華やかだけど。真夜中に、貴族の大邸宅の中庭に、忽然と現れるなんて…盗賊としか思えない。もしくは、あやかしか?
だけど、足はあるし。
何といっても、魑魅魍魎は恐ろしく醜い姿をしているという。
目前の若者とは、かけ離れている。
由良は、桶を小さな腕で抱えたまま、じりっ、と後ずさりした。
どうしよう。大声を出すか?誰かを呼んだ方がいいのだろうか?
でも……
こんな夜に、家来である自分がいたずらに騒いで、屋敷の人々に害を及ぼすような事になれば、どんな咎めを受けるか。
ただでさえ、北の方と姫君には憎まれている自分なのだ。
二人は、自分を蛇蝎の如く嫌っているのだから。
由良は、どきどきと不安に高鳴る胸を押さえ、唇をキュ、と唇を噛み締めた。
怖い。もしも、彼が得物を持っていたら…自分のような子供なんて、一撃で死んでしまうだろう。
それに、盗賊だったら仲間も潜んでいるかも。
もしかしたら、このまま嬲り殺しとか……
足がガクガクと震える。
――すると。
若者は、暫しの沈黙の後。
ふわり、と柔らかく微笑んだ。
そのまま、一歩近寄ってくる。
「! !」
反射的に、逃げようとしてしまう。
が。若者は、静かに話しかけてきた。
「恐れる必要はない。お前に危害を加える気はない」
優しく、うっとりと聞きほれるような美声。顔形だけではなく、声もすこぶる良い。
由良は、ゆっくりと側によって来る若者を、怯えを含んだ目で見上げた。
闇の中、白い陽炎のような美貌を保つ彼。
……こんなに綺麗な人、初めて見た……
状況も忘れて、由良がごくりと息を飲む。
若者は、少年の前で足を止めると、すっ、と片膝を折った。
たなびく、白銀の髪。風に揺れるそれは、幻のように煌めく。
若者は、由良をじっと眺めた。
「お前の名は、由良…か?」
「……!?どうして知っているのですか?」
驚きつつも、素直に頷く。日頃から、厳しく働かされているせいで、貴人に逆らう気力など到底持ち合わせていない。
大人しく肯定しつつも、心の臓が跳ね上がる。
もしかして、以前どこかで会った事が?
……違う。こんな美しい人に出会っていたなら、絶対に忘れない。
若者は由良の驚きを気にした様子もなく、ただ“そうか”と呟くと、小首を傾げた。
「ここで働いているようだが…ずいぶんと貧しい身なりをしているではないか。他の家人達は、まだこざっぱりとした恰好をしていたぞ」
どうして彼がそんな事を知っているのだろう。いつ、他の使用人達を目にしたのだろう?今は真夜中なのに。ひょっとして、昼間から屋敷内を伺ってたのか?
やっぱり、盗賊……
「私は卑しい盗人などではないぞ?」
少し苦笑が混じった声。
由良が、ふっと頬を染める。
なんで、自分が考えている事が分かったんだろう?
「顔に出ていた。お前は、隠し事ができぬ性格だな」
からかうように言って、手を伸ばしてくる。
白い指先が、由良の小さな頬をくすぐる。
優しい手つきに、由良はピッ!と背筋を伸ばした。
……こんな風に、頬を撫でられるなんて…何年ぶりだろう。
まだ、母さまが生きておられた時は、よく抱きしめてもらっていたりしたけれど。1年前…14歳になった時に、この屋敷に引き取られてからは、北の方や姫君に事あるごとに蔑まれ。仕事がとろいと、罵声を浴びせられ、時には扇を投げつけられたり、容赦なく打擲されていたから……
「あかぎれだらけだな。目も薄く腫れている。泣いていたのだな…哀れな。こんな夜中にまで、水汲みを言いつけられていたのか?」
由良の胸にある桶に視線を止めて、いたましそうに呟く。
由良は、黙って頷いた。同時に、先刻まで井戸の所で一人涙を零していた事にまで気づかれていた事に、羞恥心に襲われる。
――夕刻、台所…大炊殿・おおいどの、と呼ばれる煮炊きをする所で、瓶に水を汲んでおく仕事があったのだが、日ごろから満足に食事も与えられていない由良の小柄な体では、量を貯め置く事ができなかった。それに、他の雑用も押し付けられといた為、結局こんな時間までかかってしまっていたのだ。
たくさんある瓶に水を張っておかないと、朝になったら台所頭の使用人に罰として殴られてしまう。由良を主の妻である北の方が、人目も憚らずぞんざいに扱うので、自然と家人達も少年を蔑むようになっているのだ。
若者は、とつとつと語る由良に、眉をひそめたが。
軽く頬をひと撫ですると、ひび割れている指にそっと触れた。
「ぁ…?」
「惨い事だ。本来であれば、お前は…中納言など、足元にも寄れぬ身分の持ち主であったのに…」
わが一族の血を引く者。
尊く、位高く。人間ごときに、このように扱われる事など……
お前の母が。聖なる姫が、中納言の毒牙にかかりさえしなければ。
「あ、あの?」
聞き取れぬほどの囁きに、由良が戸惑ったように若者を見る。
彼は、ゆるりとかぶりを振ると、立ち上がった。
「……まだ、時が満ちておらぬ。もう少し…もう少し時間が掛かる。だが、あと幾日かの時を越せば…私の意識は完全に覚醒する。そうなれば…」
独り言ち、じっと由良を見下ろす。
真紅の瞳が、まばたきもせずに少年を貫く。
その強すぎる視線に、由良が思わずたじろぐ。
そうして、どれくらい見つめあっていたのか。
やがて、若者は踵を返した。
たなびく、白い袂。漂う甘い香。
「今宵は、もう休め。水の事は、心配せずとも良い」
「え…」
「身体を冷やさぬ内に、戻れ。由良」
背中を向けたまま、若者が命じる。
それに、由良が“でも…”と零して。はっ!と目を見開く。
目の前の若者の姿が、ゆうるりと消えていく。
幻のように。美しい、冬の蜃気楼の如く。
「……!?」
由良が息をヒュッ、と飲む。
そうこうする内に、若者の姿は闇の中に溶けるかのように…完全に消えてしまっていた。
今の今まで、ここにいたのに。
手の届く場所にいたのに。
若者は、庭に現れた時と同じように。
忽然と、姿を無くしていたのであった。
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