裏社会の令嬢

つっちー

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第5章

冒険者としての私達⑨

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──夜。



私達は今、ゴブリンが巣食う洞窟に来ている。洞窟の中は真っ黒に染まって居たけど、松明が刺さってるから視界は良好。



「──気配遮断SIGN・BLOCK

途中でゴブリン達に気付かれると奥の女性が危ないので魔法を使い気配を消す。


「!ありがとうございますアリス様。」
「そんな事はいいのよ。」
「はい。」
「で、最初はどうする?」
「...でしたら、穴が狭い方から潰し...ゲフンッ。...攻略してみてはどうでしょうか。」
「......。...そうするわ。」


...。もういいや。私はナニモシラナイ。



ってことで、メインの道から逸れて、脇道を攻略する。
そうしたら最後に後ろからゴブリンが来て、挟まれる様な事態にはならないでしょう。
...まぁ、居ることは分かってるからいいんだけどね。(探知魔法より)
しかも、もしかしたら宝物があったりするかも知れないからね!



道はくねくね曲がっていて、どうしたらこんな洞窟が出来るんだよ!って思ってしまった。
そして道中、ゴブリンが数体居たので銃でサクッと倒してしまう。


辿り着いたのは小さな部屋みたいな場所。どうやらここは仮眠室のようだ。多分、門番みたいなゴブリン達の為にあるのだと思う。
...それといったものも無く、私達は引き返す。



そして、メインの道を進むと左側に脇道があった。2個目の脇道だね。でも、1個目から歩いて約200mはあっただろう。結構離れてる。

2個目の入口が相当大きくて、5mはあるんじゃないかってぐらい大きかった。

入ってみると、部屋は大分広く、縦20m、横60m程もあった。部屋には分厚くて、随分と平らな岩が等間隔に置いてあった。なんだろうと思ってよく見ると、岩の上に木で出来たボウル?のようなものがあって、この岩が机ってことが分かった。
...じゃあここは食堂ってこと?



すごい原始人みたいな生活してるなぁ...。





案の定何も無かったので、メインの道に戻る。
その後は、3つ目、4つめと言うように攻略していった。その中でも、ヤバいなと思ったのが武器庫...の様なもの。木で出来た剣があったり、新品の鉄剣や、ボロボロの物もあったり、装備が大分、充実しているように感じた。...まぁ、危ないので全回収したんだけどね。
...もう、一種の村だよね。



で、この洞窟の最奥。ゴブリンキングがいる大広間。
縦横約200m程はあるだろう。部屋には、それはそれは夥しい程大量のゴブリンがいて、そのほとんどが子供サイズだけど、1部大人サイズのゴブリンや装備を纏っている大人サイズゴブリンがいた。そして部屋の入口から見て、1番奥に今までに見たゴブリンよりも一回り所ではなく四回りぐらいは大きいサイズのゴブリンがいた。
...あれがゴブリンキングだろう。
岩で造られた大きな玉座みたいな椅子にドカッと座っていて片手には巨大な斧が。
...斧と言っても丸太にでっかい岩を括り付けただけの、まるで縄文時代かよって思う手作り感満載の斧だ。
まぁ、大きさが大きさなだけあって、威力は物凄くあるんだろうなとは思ってる。



「──深淵ノ管理者ADMIN・OF・ABYSS(ボソッ)」


入る前にこの部屋全体に、魔法を展開する。
元々、この洞窟の素材のせいか、真っ黒なのでこの地面を黒く染める魔法を使ってもゴブリン達にはバレない。
...と思ってたけど、ゴブリンメイジ達には魔力でバレるようだ。


「...!──死神ノ鎌GRIM REAPER・ SCYTHE


私にしか見えない死神の鎌がゴブリンメイジの足元から出てきて首を撥ねる。...が、ゴブリンメイジの首は繋がったまま。

だが、その動作を受けた者はそれ以降動かなくなった。


死神ノ鎌GRIM REAPER・ SCYTHE】は即死魔法と同列。私には見えるけど、相手からしたら。どこから来るか、いつ来るか分からないから凶悪極まりない魔法。そのせいか魔力消費も馬鹿にならない(1回約1万)。

あっ...。てかこれでゴブリンキングも倒せるじゃん...!...やっちゃお。

ゴブリンキングは肘掛けに左肘をつき、左手で自分の顔を支えながら寝ていた。
その為、バランスもとれており、【死神ノ鎌GRIM REAPER・ SCYTHE】を使っても問題は無かった。



私は【深淵ノ管理者ADMIN・OF・ABYSS】で創った地面の中に入る。向かうはこの部屋の奥にある小部屋。






反響定位ECHOLOCATION】で確認した女性は大丈夫...なわけないか...。






ひとまず行ってみよう。

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