裏社会の令嬢

つっちー

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第5章

エルフさんの里です!

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「もうすぐで着きますよ。」
「やっとかぁ。」
「そうですね。」
「里に着いたらまずは里長の家に向かいますので。」
「分かった。」
「はい。」



そして歩く事約20分。遂にエルフさんの里が姿を現した。
里に近づけば近づくほど木が大樹になっていき、木漏れ日が射していてとても神秘的な場所だ。

更に近づくと家なども見えてくる。
家は大樹に埋もれた感じのツリーハウスになっていて、至る所に木から木へと橋が掛かっていた。


「...うわぁ~!すっごいねぇ~!」
「...これは、圧巻です。」
「そうでしょうともそうでしょうとも!!私達エルフの自慢の里ですから!!それと──」
「ルーナさん!里長さんの家に案内して下さい。」
「はっ!わ、分かりました!」



ルーナさんの自慢が始まったので止める。今は時間が惜しいからね。
後、自分の里を自慢したい気持ちは分かるぐらい凄く綺麗な場所だけど、程々にね...?


エルフさんの里では、道がちゃんと舗装されていて歩いていて気持ちが良かった。それと、自然豊かで空気も澄んでいて美味しく感じた。


...でも、里のエルフさん達の好奇な視線はちょっと気まずかった。


この里でも露店はあって、野菜やら薬草やらが置いてあった。...お肉屋さんは無いのだろうか...?



「...ねぇ。ここにお肉屋さんは無いの?」
「無いよ。まず、私達エルフはお肉を食べないからね。」
「そうなの...!?」
「うん。お肉を食べる事が禁じられてるからさ。」
「そ、そうだったんだ...。」
「私も初めて知りました。」


前世で読んだ小説とかでエルフさんはお肉を食べないとかなんとかって書いてあった気がして質問したけど、まさか本当に食べないとは...。


...栄養面は大丈夫なのかなぁ...。


そう思い聞いてみる。


「じゃあ、健康的には大丈夫なの?」
「大丈夫よ。だって私達エルフは人間に近いけど、れっきとした亜人なんだから。体の構造がちょっと違うんだ。だから野菜だけでも生きていけるんだよ。」
「へぇ~。凄いんだねエルフさんって。」
「す、すごいかな...?」
「うん!」
「あっ!もう見えてきたよ!」
「あれが里長さんの家?」
「そうだよ。大きいでしょ?」
「大きいね~。」
「そうですね。」

周りの大樹より、一際大きいサイズの大樹の中に造られた里長さんの家。
...一体何階建てなんだろう...。





.........トントンッ




「...開いてるわ。入ってもいいわよ。」
「うん。ただいま。」
「...お邪魔しま~...っただいま!?ルーナさんって里長さんの所の娘さんだったの!?」
「え?そうよ?言ってなかったっけ?」
「言ってませんよ。」
「そうだよ!言ってなかったよ!」
「そうだっけ?まぁいいや。」
「...全く。」


「...コホンっ。では、こちらエルフの里、里長、兼私の母です!」
「はじめまして。私、この里の里長をしております、レーナと申します。どうぞよしなに。」
「ご挨拶が遅れましたこと誠に申し訳なく思います。私はサイオーレ王国、ファーロスト家が長女、アリス・ファーロストと申します。」
「まぁ、これはこれは。」


と、レーナさんが丁寧な挨拶をしてくれたので、私も綺麗なカーテシーを披露する。
レーナさんはとても驚いていたが、そこまで驚くことでもないと思う。



「こんなに丁寧で綺麗な挨拶をする子がいるなんてねぇ...。うん!宜しくね!」




急にラフになったな...。






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