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奴の飛翔
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部屋の大掃除をしていると、決まって現れるあいつ。
そう、ゴキブリだ。
私は虫が大の苦手であり、その中でもゴキブリは見ただけでも吐き気を催してしまう。
毎回来るな来るなと思いながら大掃除をするのだが、その期待を裏切り出てくる奴らはもはや悪魔とも言えよう。
今回も奴らは押し入れの中から飛び出してきた、一匹二匹、いや、三匹も居る。
「ヒィィィ!一匹でもキツイのになんでこんなにいるのよぉ」
外に逃がす場合は奴を捕まえることになるし、殺すにしても、一歩間違えればグチャグチャになってしまう。
そんなグロテスクな姿を見たら私は一瞬で吐いてしまうだろう。
「落ち着け私、一番リスクが低く、かつ被害も最小限の案を考えるんだ」
色々考えた結果、掃除機で吸うことにした。
これなら奴らを触らずに済むし、誤って殺してグチャグチャにしてしまうことも無いだろう。
早速掃除機を取り出し、スイッチを入れ臨戦態勢に入る。
カサカサ、カサカサ
とはいえ、奴らはそこにいるだけでも気持ちが悪い、掃除機を持つ手が震える。
「お、落ち着け私、サッと吸ってこの戦いを早く終わらせよう...」
ジリジリと奴に近ずく、奴らの動きは速い、勝負は一瞬だ。
「おりゃゃゃゃ!!!!」
一気に奴にノズルを近づける。
よし、決まった!そう思った瞬間。
バサバサバサ!!
奴が私の顔めがけて飛んできて、口の中に入ってしまった。
ごくん
「キャーーーーーーー!!!!飲んじゃった飲んじゃった!!」
急いでトイレに駆け込み吐き出そうとする。
ゴエッ、ゴエッェェェェェェ
体の中にあのゴキブリがいる、その事実のせいで大量に吐いてしまう。
だが、嘔吐物の中にゴキブリはいなかった。
既にゴキブリは体の奥深くまで侵入し、私の体を住処としているのだ...。
そう、ゴキブリだ。
私は虫が大の苦手であり、その中でもゴキブリは見ただけでも吐き気を催してしまう。
毎回来るな来るなと思いながら大掃除をするのだが、その期待を裏切り出てくる奴らはもはや悪魔とも言えよう。
今回も奴らは押し入れの中から飛び出してきた、一匹二匹、いや、三匹も居る。
「ヒィィィ!一匹でもキツイのになんでこんなにいるのよぉ」
外に逃がす場合は奴を捕まえることになるし、殺すにしても、一歩間違えればグチャグチャになってしまう。
そんなグロテスクな姿を見たら私は一瞬で吐いてしまうだろう。
「落ち着け私、一番リスクが低く、かつ被害も最小限の案を考えるんだ」
色々考えた結果、掃除機で吸うことにした。
これなら奴らを触らずに済むし、誤って殺してグチャグチャにしてしまうことも無いだろう。
早速掃除機を取り出し、スイッチを入れ臨戦態勢に入る。
カサカサ、カサカサ
とはいえ、奴らはそこにいるだけでも気持ちが悪い、掃除機を持つ手が震える。
「お、落ち着け私、サッと吸ってこの戦いを早く終わらせよう...」
ジリジリと奴に近ずく、奴らの動きは速い、勝負は一瞬だ。
「おりゃゃゃゃ!!!!」
一気に奴にノズルを近づける。
よし、決まった!そう思った瞬間。
バサバサバサ!!
奴が私の顔めがけて飛んできて、口の中に入ってしまった。
ごくん
「キャーーーーーーー!!!!飲んじゃった飲んじゃった!!」
急いでトイレに駆け込み吐き出そうとする。
ゴエッ、ゴエッェェェェェェ
体の中にあのゴキブリがいる、その事実のせいで大量に吐いてしまう。
だが、嘔吐物の中にゴキブリはいなかった。
既にゴキブリは体の奥深くまで侵入し、私の体を住処としているのだ...。
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