君は優しい見習い魔女様

笹本茜

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魔女見習いルラの『なんでも屋』

1-1

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「うわあん、ジンくん助けて下さいぃ~」

 水の中に沈みながら助けを求めている、平凡な茶色の髪と瞳をした魔女見習いのルラ。
 そして、

「はあ……だから、考えなしの行動をするなとっ……!」

 その様子を呆れながら見つめている黒髪に珍しい紫の瞳をした少年ジン。

「ふう、助かりましたジンくん」
「言わんこっちゃない」
「いや、いつも迷惑かけてしまい申し訳ありません……本当にありがとうございます!」
「……はあ、今更だ。別に構わねぇよ」

 水から上がりベチャベチャと全身から水滴を流しながら、ルラは呑気な事を言う。
 そんな呑気さに呆れ返るジン。
 溜息を吐き出しながら、ルラの全身に風魔法を使い水浸しな身体を乾かした。
 広大な学園にある川辺に座り込む2人は本日の依頼内容に苦戦を強いられていた。
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