異世界転移したので、のんびり楽しみます。

ゆーふー

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異世界転移

  

 俺は水野太一。 二十三歳。独身。

 気がつけばそこは真っ白な空間だった。

「ここはどこなんだろう?」

 先程までの行動を思い出す。

「会社から家に帰ろうとして信号で止まってて‥‥‥あれ?そこから先の記憶がない?」

「信号無視した車に撥ねられて死んだんじゃよ」

 首を傾げて考えていると不意に誰かの声がした。

 振り返ると、白い布切れを纏った、杖をつく老人がいる。彫りが深く青い目をしており、とても日本人には見えない。

「あなたは誰ですか?」

「わしは異世界の神じゃ」

「神様?じゃあ俺は本当に死んだんですか?」

「さっきも言った通り、君は信号無視した車に撥ねられて死んだんじゃよ」

「そっか、、俺は死んだのか」

 俺は両親が他界していて、兄弟も恋人もいない。俺が死んで悲しんでくれる人いるのかな?なんて考えていると、

「君をここに呼び寄せたのは、異世界に転移させるためなんじゃ」

「異世界?」

「そうじゃ。行く気はあるかい?」

 死んでしまったものはしょうがない。地球に未練もないし、もう一度生きられるのなら異世界に行くのもありかな。

「異世界に転移したいです。お願いします」

「そうか。君が今度こそ長生きできるようにわしが能力を授けよう。何か望みはあるかい?」

  神様に問われて少し考え込む。

「そこはどんな世界なんですか?」

「所謂地球でのファンタジー世界というやつじゃ。魔法とかがあって、魔物や盗賊がいる。」

 ゲームのような剣と魔法の世界なのかな?

「異世界でのんびり旅をしながら平和に過ごせる力をください。」

 せっかくもう一度生きられるのだから今度は長生きしたいし、どうせなら世界を旅してみたい。魔物や盗賊に襲われてすぐ異世界生活が終わるのはできれば避けたい。

「わかった。君がのんびり旅ができるだけの力を授けておこう」

「あ、言葉や文字って‥‥」

「大丈夫じゃよ。異世界に転移させる時一から体を作るから、その辺は問題ないよ。」

神様はにっこり笑って答える。

 よかったー。異世界に行って言葉通じなかったらどうしようもない。

「よろしくお願いします。」

 俺が返事をして神様が微笑んで、体が温かくなった瞬間俺の意識が途切れた。





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