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18話 アカリとミドリ

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「だれ?」

突然後ろに現れた黒ずくめの2人組にアカリは問いかける2人とも上も下も黒のスーツみたいな服を着ている「」。

「いや~どうでもいいだろ。言うなら今から二度歯向かわないように、お前を戦闘不能に追い込む2人だな」

と2人組の1人が答えた瞬間に1人が消えた探そうと思っても、もう1人いるから目線動かせない。

「え!」

足に激痛が走りアカリは倒れる。何をされたか分からないまま足が有り得ない向きに曲がってる。

「ギャー!」

「うるさいな…これだから傷めるのは嫌いだ楽に殺した方が静かだし敵も楽なのにな」

と冷静に若い男が答える。次は抵抗出来ないように両腕だなと1人また消える。

「ちょっと待って先に心を読まないと恐怖で心が読みにくくなるよ」

「あ~そうだった目的と人間関係を聞かないといけなかったんだ」

と2人組が言ってる所にロリス教団の戦闘員が数十人走ってくる

「アカリ隊長何があったんですか!悲鳴が聴こえ慌てて来ました!」


こいつらは殺しても良いんだよな拳銃は音が出るから面倒くさいけど直接ナイフでやるかなと呟いた1人が戦闘員に向かって走っていく。

一瞬で数十人の戦闘員が首から血を吹き出して倒れた。

「首をやれば声も出ないし殺すには1番だからな」

と笑顔でこちらに1人が近づいてくる。
怖い怖いと心でアカリは呟く、そして

「ごめんミドリ会えそうにないや会いたかった」

と小さな声で言い自害しようとした。

それを聞いて血相に変わり慌てたのは何故か黒ずくめの2人組だアカリは何が何だか分からなかったが戦闘不能にして逃がそうとしたのに死ねば慌てるかっと理解して、せめてもの抵抗だと思ってナイフで首を切ろうとした。

もちろん、この様子は世界政府の命令で二度とロリス教団残党が逆らわないようにメディアに全部流れている。

なので自害してもアカリ自らなのでロリス教団残党の反発は抑えられた筈なんだが…

メディアを見ていた世界政府幹部や兵達は、あの冷静な2人が血相を変えてまで止める理由が分からなかった。


メディアを見ていたミドリは止めてとメディアを見ながら叫んでいた。

「フー何とか間に合った…危なかった…」

ギリギリでロカが小石でアカリのナイフを狙い落としルイが腕を押さえて止めた。

予想は出来ていたが最後にミドリと名前が出るのは予想していなかった。調べた筈だろ知り合いなのか?
知り合いなら、もしもがありえる。

アカリに質問をして、ちょっと調べて見る。

「さっき呟いたミドリとは誰だお前の知り合いか?」

アカリは答えない。それでも問題ない質問すれば頭で考えるからだ。

この人達なんでミドリを知ってるの?ミドリはやっぱり世界政府に捕まってるの?ならなんとしても助けたかったな…昔姉妹のように育たから会いたかったな無理そうだけど…

「ルイ分かったか?」

もう1人の黒ずくめの男が近づいてきた。

「あー分かった。昔姉妹のように育てられ、ここの施設にミドリが捕らわれてると思い攻め込んだみたいだ」

アカリは驚いてる。何で何も話して無いのに分かるの?反則じぁない…

アカリを気にせず2人の会話は続く。

「で、どうする?知り合いみたいだなヤスクより犬が厄介だしな来れば簡単に全滅だぞ」

「ちょっと待てよドロイ中将に指示を仰ぐ」

とルイがドロイ中将に連絡をする。

こうした理由でどうすれば宜しいですか?とか聞いている。

もしミドリがメディアを見ていてアカリを助けてとヤスクに頼めば犬が2匹飛んで来るだろ。

そしたら簡単に世界政府なんて全滅だ俺達2人なんて一瞬でやられる。ルイもドロイ中将に伝えてるだろう。

ルイがドロイ中将の指示をもらい帰ってきた。

「ここにはミドリが居ない事を教えミドリが居る居場所を教え撤退してもらえとの事だ追撃もないと伝えろとの事だ」

「追撃しないとヤスクの存在がザリクス支部長にバレるぞ」

「仕方ない命令だドロイ中将に考えがあるんだろう」

分かったとロカがアカリに伝えにいく。

「何か勘違いがあるみたいだミドリの居場所を教えれば撤退するか?するなら教える。追撃もしない。しなければ力ずくで撤退させる」

アカリは少し考えて分かったと頷く。

「よし!なら教えるアークス村のロリス教団の元施設に3日前までは居た今も居るかは分からないが近くに居るだろ最強の守りがいるから死ぬ事も危ない目にも合わないから心配するな」

最強の守り?幹部のエリート達はミドリに逃げられたと言ってたけどミドリの側近を襲った犬の事?

「取り敢えず伝えたからな1時間以内に撤退しろ。それまで世界政府は何もしない」

と言って黒ずくめの2人は消えた。

「え?1時間以内ですって慌てないとギリギリじぁない考えないでアークス村まで撤退しないと」

アカリは全ての部隊に作戦中止とアークス村までの撤退を命じる。

命令を聞かない部隊は説得の暇がないので無視だ。急がないといけなかった世界政府を甘く見すぎたわ次に備えるのよ!

ミドリはメディアを見ながら良かったと思いアカリ姉さんと会うことの楽しみができた。

今はまだアカリがミドリを探してることもミドリが今ミスト村にいることを知らない。


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