萌葱色の人生

雑食系の小春ニキ

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11.輪廻しそうな今日(7)

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私は本当に、このままで良いのだろうか。
宇宙がある理由の様に輪廻する哲学みたいな問題定義には、そろそろ自分としても飽きていた。
分かってる...分かってるのに。
さっき、会ったクラスメイトだって...。
あれ...名前は...。
頭の蟀谷を思い切り叩いてみても、解答は出なかった。
こういう所でも、自分に失望する。
本当に良いのだろうか。生きていても。
会ったクラスメイトの名前さえ、記憶出来ない、そんな人間が。
あの人だって、赤の他人に嘘かも知れないけど、あそこまで言ってくれたのに。
悔しさで拳を握った。
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