優しさに包まれて

琥珀44

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女神の噂

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それから幾度か諸葛亮とやり取りしていた白蓮

コンコン!

「白蓮居ないのか?」

私は部屋に急いで戻る

「こんにちは諸葛亮」

「すまない出かけて居たのか?」

「うん、今帰ったの」

「これ食べてみないか?
ここでの菓子なんだ」

「うん、待っててお茶いれてくる」

私と諸葛亮は鏡越しにデートして居る感じだった

「一週間後にこの荊州で祭りを開催するんだ来ないか?」

「えっ、でも~」

「1日くらい良いだろう?
鏡が壊れない限り大丈夫みたいだしさ」

「うーん、でも、そこの服持ってない」

「少し部屋に入っていいか?」

「ええ、どうぞ」

諸葛亮が入ってくるとかなり長身で驚いた

「矢張り近くで見た方が綺麗だな」

「えっ!?」
(口説いている?)

「服は私が用意しておく多分大丈夫だ」

「見ただけで分かるの~」

「フッ、これでも私は観察力は優れている」

白蓮の部屋で寛ぎ諸葛亮はとても優しく笑うのだった

「そろそろ戻る誰か私の部屋に来たら不味いからな」

「うん、又明日」

「ああ、又明日」

諸葛亮が鏡をすり抜けると鏡が元に戻るのだった

「祭りか~長い間行ってないな~」
(でも、素敵な男性だったわ)  

白蓮は普通に過ごすのだった

「諸葛亮居る?」

「どうぞ劉備様」

劉備が入って来た

「祭りの件なのだけど知人を連れてくるんだって?」

「はい、少し二人で祭りを楽しみたいのですが駄目でしょうか?」

「いいよ、護衛を趙雲に頼んでくれ」

「感謝します」

「それで少し耳に挟んだのだが曹操の所の張遼が居るだろう」

「はい、それが?」

「女を匿ったそうだ。
それも天女の様な美しい女性だと噂がある」

「それはあの伝説の女神では?」

「それだと困るのだよ。」

「では、その女神を誘い出す策を考えましょう」

「そうしてくれると嬉しい」

「畏まりました」

劉備は去っていくのだった

「女神か~私の女神は白蓮なのだけどね~」


涼子が意識を取り戻すと寝台に寝かされていたそれも全て服も着替えさせられていた

「起きましたか」

「服を返して!!」

「それは出来ません。
もう焼いて処分しました」

「なんて酷い人なの!!
私が貴方になにをしたというの!」
(この屋敷から、この人から絶対逃げてやる!!)

「なにもしてませんよ。
私が気に入っただけのこと」

涼子は話す気力もなくなったのである

その噂は曹操の耳にも入る

「ほぉ~女神と言うのか?」

「それは確かではありませんが美しい女性だと聞いています」

「そうか、会ってみても良いな」

「ハッ、では張遼に言い連れて来るように伝えます」

使者が張遼の屋敷に来た

「仕方ありませんね。
午後に連れて行くと言ってください」

使者が帰ると涼子は張遼に連れられ曹操の屋敷に行くのだった

馬車から降り広間に入ると張遼は涼子が羽織っていたマントを脱がせた

「安心して下さい私が守りますから」

「・・・・・・。」
(何が守るのよく分からない。)

曹操が入って来た

「ほぉ~美しいな」

「はい、私の妻ですから」

「・・・・・・」

「名はなんと言う」

「涼子と言います」

「私はその娘に話している」

「・・・・・・。」
(この人、張遼より冷たい目をしている。
矢張り当分は張遼の隣にいるのが良いかもしれない)

「少し曹操殿が怖いのでしょう話せないようです」

「ほぉ~、まぁ、良い」
(久し振りにこんなに美しい女性を見た。
張遼が虜になる訳が分かる)

すると曹操はいきなり涼子を抱き寄せエスコートするように屋敷を案内する

張遼は仕方なく後ろからついて行くのだった

「私の屋敷に来ないか涼子?」

「・・・・・・」
(話してはいけないと言われているからどうしたら良いやら・・・・・・)

「そう怖がるな。
お前の声が聞きたいのだ」

涼子は一度張遼のところを振り返った

「曹操殿もう宜しいですか?」

「なんだ、良いではないか~
フッ、女神の話しが私の耳に入ってないとでも張遼?」

「いえいえ~、涼子は私の妻で女神ではありません」

「そうか、それなら良いのだがな~」

曹操は涼子に優しく笑い耳元で囁く

「お前は私のものにするぞ~必ずな」

涼子は驚いた顔をした

「張遼、涼子を連れて帰って良いぞ~」

含み笑いをして去って行く曹操。
張遼は家に帰り涼子と話す

「耳元で曹操殿になんと言われたのですか涼子さん!!」

「お前は私のものにするぞ~必ずなと言われた」

「クッ、矢張り会わせるべきではなかった」

張遼は涼子を抱きしめるのだった

「張遼、私を元の世界に帰してお願い!」

「それはもう叶わぬ願いです。
鏡を壊してしまいましたのでね。
一緒に異国に行きましょうか涼子さん」

「異国と言ってもあてはあるの?」

「ありません。
私は貴女が側にいるだけでそれだけで良いのです」

「どうして私なの他に美しい女性など沢山いるじゃない?」

「貴女じゃないと駄目なのです。
私は貴女だけです。」

「張遼・・・・・・」

困る涼子だった
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