不老不死の僕と愛しい君

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出会いと別れ

出会いと別れ Ⅱ

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80年近く前のその日も僕にとっては代わり映えのないいつもの1日になるはずだった。

「今日の仕事は…っと、死体の処理と部屋の後片付けか。
明日には終わるかな?」

この世界にはデミ・ヒューマンと呼ばれる普通の人間 ヒトではない人間 ヒトが存在する。
その中でも僕は不老不死と呼ばれるもの。
文字通り老いる事もなければ死ぬ事もない。
昔から人々は不老不死に憧れや恐怖を抱いてきたが、実際の不老不死の僕から言わせてもらうと「つまらない事この上なし!」って感じ。

「毎日毎日、いろんなものを片付けるだけの生活。
あぁ…僕も死にたいなぁ…」

高いマンションの最上階に今日の現場があった。

何年立っても老いる事はない死ぬ事もないこの身体で普通の生活が出来るわけもなく、今は裏の社会で清掃員として生計を立てていた。
普通の人間として生活していた時代もあったが、長い間歳をとらない僕をいつしか皆不審がり、恐れ、化物と呼ぶようになった。
まだ、化物と呼ばれるだけならマシだ。
過去よくわからない機関に捕まり研究と称して実験体にされた時はまさに地獄だった。

「…嫌な事を思い出した
さっさと片付けて今日は早く帰ろう」
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