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0話 レインの店
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「ねぇ、最近来すぎじゃないかい?」
「いいだろ、別に。何度も来ちゃだめなんて言われてねぇし。」
ここはレインの店である。
ここに訪れていたのは赤髪金の瞳の男、王太子フェルトラである。
そんな彼に苦笑し、呆れた表情を作る銀色の長髪、金の瞳の男はここの店主でレインだ。
レインが呆れるのには理由があり、まずこの店は毎日違う場所に移動するため来れたらラッキーなのである。
それなのにフェルトラは毎日のように散歩する感覚で店内に入ってくるため、レインは店の位置をずらし忘れたのかとたまに錯覚しそうになるのだ。
「なぁ、ポーションと新しい大剣あー、あとはレインねぇか?」
「えーと、ポーションと大剣と……最後のは無理。」
「ケチだなぁ。1日ぐらいいいだろが。」
フェルトラを無視しレインは物品を探しに奥の部屋へ向かっていった。
「ほらこれでいいかい?ポーションは最高品質のやつね。で、大剣は切れ味特攻のやつ相変わらずこんな重いの振れるなんて化け物じみてるなぁ。」
「わりぃな。ほら、代金。」
フェルトラは品物を受け取り代金を置いた。
「毎度。」
「おい。一応気をつけろよ。最近悪魔野郎が活発に動き回ってるからな。」
「へぇ~悪魔が、ね。」
フェルトラは少し目を細めた。
実はフェルトラにはある目的でレインの店に訪れていたのだ。
商品の購入はそのついでで、冷やかしはしたくないというフェルトラの心であった。
「いいだろ、別に。何度も来ちゃだめなんて言われてねぇし。」
ここはレインの店である。
ここに訪れていたのは赤髪金の瞳の男、王太子フェルトラである。
そんな彼に苦笑し、呆れた表情を作る銀色の長髪、金の瞳の男はここの店主でレインだ。
レインが呆れるのには理由があり、まずこの店は毎日違う場所に移動するため来れたらラッキーなのである。
それなのにフェルトラは毎日のように散歩する感覚で店内に入ってくるため、レインは店の位置をずらし忘れたのかとたまに錯覚しそうになるのだ。
「なぁ、ポーションと新しい大剣あー、あとはレインねぇか?」
「えーと、ポーションと大剣と……最後のは無理。」
「ケチだなぁ。1日ぐらいいいだろが。」
フェルトラを無視しレインは物品を探しに奥の部屋へ向かっていった。
「ほらこれでいいかい?ポーションは最高品質のやつね。で、大剣は切れ味特攻のやつ相変わらずこんな重いの振れるなんて化け物じみてるなぁ。」
「わりぃな。ほら、代金。」
フェルトラは品物を受け取り代金を置いた。
「毎度。」
「おい。一応気をつけろよ。最近悪魔野郎が活発に動き回ってるからな。」
「へぇ~悪魔が、ね。」
フェルトラは少し目を細めた。
実はフェルトラにはある目的でレインの店に訪れていたのだ。
商品の購入はそのついでで、冷やかしはしたくないというフェルトラの心であった。
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