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13話 休憩時間
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「ナーガ買い出しよろしくね。はい、これいつものごとくメモ。無くさないようにね。」
フェルトラはメモを覗いた。
「あー、マールの実、鉄、魔水晶、人の血。なぁ、鉄はいいとしても、あとのは難しくねぇか?特に最後のは何に使うんだよ」
「うーん、個人的に使うやつだね。出来れば成人したてくらいがベスト。ルシアンのところにでも貰ってきてよ」
「チッ…魔水晶か…。裏オークションで売ってるといいがな。もしくは非政府公認の闘技大会で勝つとするか」
ナーガはブツブツと呟きながら店をでて買い出しに向かった。
「なぁ、レイン。俺、今日泊まっていいか?」
「随分珍しいお願いだね。勿論いいけどどうしたんだい?」
「いや、面倒くさいのがいるからな」
「ふーん、いいよ。二階の部屋使って。扉を開いているのは使える部屋だから好きなところどうぞ」
フェルトラは悪いなと言いながら二階へ上がり自身が泊まる部屋の扉を閉めてきた。
「最近、噂が出てるね。悪魔が進出しているって。怖いよねぇ。商売に影響がなければいいんだけど」
「いや、レインの店大抵なんでもあるから逆に伸びるんじゃね?」
「何でもは言いすぎかな。作れないものもあるんだよ」
レインは苦笑し新しいお茶を注いだ。
フェルトラは新しいお茶を受け取り驚いた表情を作ってみせた。
「そうか?作れそうな感じするんだが」
「死んだ人を蘇生させるするとか、ただの鉄くずから花を咲かすとか無理だよ」
「最初のはわかる気がするが最後のは出来たらネタ枠だな」
フェルトラとレインは想像をし、二人して仲良く笑った。
「花なんか咲かせてどうすんだ?腹の足しにもならんぞ?」
ナーガが大量の荷物を抱えて戻ってきた。
レインに手渡してから、フェルトラのお茶を無断で飲んで横から腹に強烈なパンチが入った。
「それは俺のな。テメェは自分で入れろ」
「ぐっ……主、コイツ容赦ないんだが!?」
「あはは!それは仕方ないね。ナーガが10割り悪いから」
「まて!?それは全部悪いということだろ!」
この日の休憩は賑やかに終わったのだった。
フェルトラはメモを覗いた。
「あー、マールの実、鉄、魔水晶、人の血。なぁ、鉄はいいとしても、あとのは難しくねぇか?特に最後のは何に使うんだよ」
「うーん、個人的に使うやつだね。出来れば成人したてくらいがベスト。ルシアンのところにでも貰ってきてよ」
「チッ…魔水晶か…。裏オークションで売ってるといいがな。もしくは非政府公認の闘技大会で勝つとするか」
ナーガはブツブツと呟きながら店をでて買い出しに向かった。
「なぁ、レイン。俺、今日泊まっていいか?」
「随分珍しいお願いだね。勿論いいけどどうしたんだい?」
「いや、面倒くさいのがいるからな」
「ふーん、いいよ。二階の部屋使って。扉を開いているのは使える部屋だから好きなところどうぞ」
フェルトラは悪いなと言いながら二階へ上がり自身が泊まる部屋の扉を閉めてきた。
「最近、噂が出てるね。悪魔が進出しているって。怖いよねぇ。商売に影響がなければいいんだけど」
「いや、レインの店大抵なんでもあるから逆に伸びるんじゃね?」
「何でもは言いすぎかな。作れないものもあるんだよ」
レインは苦笑し新しいお茶を注いだ。
フェルトラは新しいお茶を受け取り驚いた表情を作ってみせた。
「そうか?作れそうな感じするんだが」
「死んだ人を蘇生させるするとか、ただの鉄くずから花を咲かすとか無理だよ」
「最初のはわかる気がするが最後のは出来たらネタ枠だな」
フェルトラとレインは想像をし、二人して仲良く笑った。
「花なんか咲かせてどうすんだ?腹の足しにもならんぞ?」
ナーガが大量の荷物を抱えて戻ってきた。
レインに手渡してから、フェルトラのお茶を無断で飲んで横から腹に強烈なパンチが入った。
「それは俺のな。テメェは自分で入れろ」
「ぐっ……主、コイツ容赦ないんだが!?」
「あはは!それは仕方ないね。ナーガが10割り悪いから」
「まて!?それは全部悪いということだろ!」
この日の休憩は賑やかに終わったのだった。
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