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脱皮の皮が引き寄せる幸運
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【ふぅ......犬の真似をするのは大変ですね】
「ごめんね、窮屈な思いをさせて」
【いえ、どうってことありません。それより......これってもしかして、ファフニール様の脱皮の皮の影響でしょうか......?】
シーフは先程渡したファフニールの皮がしまってあるタンスを見る。そういえば、王女の訪問も急だった。おかしいと思ってつい、ファフニールの皮が入っているタンスを開ける。
すると、ファフニールの皮が仕舞ってあった箱の中身は砂粒しか残っていなかった。
「あれ......皮が無くなってる」
【運を引き寄せるために魔素を消費したのでしょうか。そもそも脱皮といっても魔素の塊ですし】
と丁寧に説明するシーフに、レオンは納得したように頷いた。
「すごいな......ファフニール様の皮は......」
【世界を滅ぼしかけた伝説の邪竜にしてドラゴンですからね】
レオンは箱と脱皮の皮だった砂粒を大切にタンスの中に仕舞う。代わりにエミリアが作った現実的な範囲でなんでも一つだけ願いを叶えてくれるペンダントを身に着けた。
★
「いでぇ!いででででででッ!やめてください!これ以上は骨が折れちゃいますッ......ひぃッ」
「下種が。女、子供に暴力を振るうだけでなく、王国直下の孤児院と手を組み、奴隷商に横流しをするなどッ......!秩序を守るものとして恥を知れっ!」
王女と手を組んでから、レオンの生活は一転した。今までは一塊の騎士だったが、第二王女の直属の近衛隊、治安部隊中隊長と兼任することになる。
最初は近衛隊の転属命令だったが、レオンのこの国を案じる心を考慮し、アイリスがこのように差配した。
レオンは昼は自分の班を率い、街の警邏。夕方から夜にかけてはアイリスの元で、国に蔓延る悪事を根絶するべく、彼女にその力を捧げていた。
今日は王都の門番長が、孤児院と手を組み、違法に子供を他国へ奴隷として販売していた。その現場を押さえ、子供たちを保護するべく、アイリスを初めとする騎士たちが孤児院制圧に当たる。
レオンは前衛を任され、教会内を警備していたフリーの傭兵たちを自慢の体術でなぎ倒していく。アイリスはレオンが切り開いた道を駆け抜けて、祭壇の下にあった隠し通路を見つけた。
レオンに対して手招きをする。
「レオン!こっち!子供たちは地下室よ!」
「王女様、ここは俺が制圧します。手勢をひいて保護をしてください!」
「あなたは平気なの?」
「ええ、こんな雑魚に遅れを取るほど弱くはありませんので」
「......雑魚って、この人たち、王国で指名手配されている騎士でも手を焼く犯罪集団なんだけど。ま、いっか。わかったわ!」
レオンの圧倒的強さ、自身ある言葉に呆れつつも、頼りになると思い、強く頷いた。これ以上彼の心配をしても時間を無駄にするだけだ。と、アイリスはバルスたちをつれて、無事子供たちを保護したのだった。
.........…。
「ありがとう、レオン。あなたのおかげでまたひとつ、王国の闇を潰すことができた。あなたには本当に感謝してもしきれないわ」
癒着していた神父を始め、奴隷売買に加担していた犯罪者を捕縛する騎士たち。
それを後目に見ていたアイリスの前方から、聴取を受けていたレオンが通りかかった。前衛で戦っていたレオンを労うため、返り血まみれのレオンに自分のハンカチを差し出した。
「これは……」
「はい、これで血を拭いて。ただでさえ小難しい顔をしているのに、余計怖く見えちゃうわ」
「……そう、ですか。実家では結構愛嬌ある顔と言われていたのですが」
「それって小さい頃の話とかじゃなくて?……今はめちゃ怖いわよ。子供が泣き出しそうなくらいはしかめっ面だもの」
レオンは腕で血を拭く手を止めて思い出の中から、エミリアの言動を蘇らせる。たしかに、愛嬌があると言われたのは拾われてすぐの頃だったかもしれないと、歯切れは悪くなる。
「……そう、かもしれませんね。この2年色々なことがありましたから。……ハンカチ、ありがとうございます」
恥ずかしそうに伏いて、血まみれになったハンカチを綺麗に畳んだ。このハンカチはもう捨てるしかない。行き場のなくなったハンカチを受け取ったエミリア。
「いいのよ。ふふ、でも躊躇なくハンカチを受け取るのね」
「駄目でしたか?姉さんから人の好意は受けておいた方が損はないと教えられたので」
「いいえ。駄目だったらそもそも渡さないもの。あなたのお姉さんは立派にあなたを育てたのね。……失礼だけど、あなたのお姉さんって何歳なの?小さい頃からあなたを育てた風な物言いだから気になっちゃって……」
エミリアのことは言っていいものなのか迷った。言わない方が賢明なのだろう。でも、この人なら、エミリアのことを話しても、好奇な目を向けることはなく、利用するとは考えないだろうと考えた。
「……そうですね。あなたになら話してもいいかもしれない。後日2人で話せる時間を作っていただければと思います」
関係のない人の利を害する人ではない。人の生活を壊すことを悪だと憤慨できる人だからだ。
だから、レオンは後日、改めて話があると、王城にあるエミリア部屋に向かい、自分の生い立ちを彼女にしか聞こえない程度の声で語った。
「……そう。あの死海の森に人が住んでいることすら驚きだけれど、あなたのその強さと魔力量をみれば嘘ではないとわかるわ。……あなたはそういうつまらない嘘をつかない人。だから信じる。……けれど、その話、私以外には喋ってはいけない。あなたやお姉さんを利用するやつらがあなたたちを害するから」
「わかっています。アイリス様だからこそ、生い立ちを話したのです。俺は悪を許せないし、これ以上俺のような人間を作りたくない。……そして姉さんに恥じないような人間になるため、あなたに力を貸します」
真剣に姉のことを語るレオン。その瞳には強い意思を感じられ、語る様子は子供のような無垢さがあって、子供を慈しむかのような眼差しでレオンに相槌を打った。
「そう、わかった。これからもよろしくね、レオン。……ああ、こんな立派に育て上げたあなたのお姉さんに一度会ってみたいわ!」
「……姉さん、人間嫌いですから、それはちょっと無理があるかも。でも、もし機会があったら、アイリス様にも姉さんにあって欲しいです。ちょっと変わったところもあるけど、いい人なんですよ」
「ええ、その機会があったらぜひ呼んでちょうだい!仕事放りだしてでも会いにいくから」
「それはやめて下さい。部下の負担が増えますので……」
「ごめんね、窮屈な思いをさせて」
【いえ、どうってことありません。それより......これってもしかして、ファフニール様の脱皮の皮の影響でしょうか......?】
シーフは先程渡したファフニールの皮がしまってあるタンスを見る。そういえば、王女の訪問も急だった。おかしいと思ってつい、ファフニールの皮が入っているタンスを開ける。
すると、ファフニールの皮が仕舞ってあった箱の中身は砂粒しか残っていなかった。
「あれ......皮が無くなってる」
【運を引き寄せるために魔素を消費したのでしょうか。そもそも脱皮といっても魔素の塊ですし】
と丁寧に説明するシーフに、レオンは納得したように頷いた。
「すごいな......ファフニール様の皮は......」
【世界を滅ぼしかけた伝説の邪竜にしてドラゴンですからね】
レオンは箱と脱皮の皮だった砂粒を大切にタンスの中に仕舞う。代わりにエミリアが作った現実的な範囲でなんでも一つだけ願いを叶えてくれるペンダントを身に着けた。
★
「いでぇ!いででででででッ!やめてください!これ以上は骨が折れちゃいますッ......ひぃッ」
「下種が。女、子供に暴力を振るうだけでなく、王国直下の孤児院と手を組み、奴隷商に横流しをするなどッ......!秩序を守るものとして恥を知れっ!」
王女と手を組んでから、レオンの生活は一転した。今までは一塊の騎士だったが、第二王女の直属の近衛隊、治安部隊中隊長と兼任することになる。
最初は近衛隊の転属命令だったが、レオンのこの国を案じる心を考慮し、アイリスがこのように差配した。
レオンは昼は自分の班を率い、街の警邏。夕方から夜にかけてはアイリスの元で、国に蔓延る悪事を根絶するべく、彼女にその力を捧げていた。
今日は王都の門番長が、孤児院と手を組み、違法に子供を他国へ奴隷として販売していた。その現場を押さえ、子供たちを保護するべく、アイリスを初めとする騎士たちが孤児院制圧に当たる。
レオンは前衛を任され、教会内を警備していたフリーの傭兵たちを自慢の体術でなぎ倒していく。アイリスはレオンが切り開いた道を駆け抜けて、祭壇の下にあった隠し通路を見つけた。
レオンに対して手招きをする。
「レオン!こっち!子供たちは地下室よ!」
「王女様、ここは俺が制圧します。手勢をひいて保護をしてください!」
「あなたは平気なの?」
「ええ、こんな雑魚に遅れを取るほど弱くはありませんので」
「......雑魚って、この人たち、王国で指名手配されている騎士でも手を焼く犯罪集団なんだけど。ま、いっか。わかったわ!」
レオンの圧倒的強さ、自身ある言葉に呆れつつも、頼りになると思い、強く頷いた。これ以上彼の心配をしても時間を無駄にするだけだ。と、アイリスはバルスたちをつれて、無事子供たちを保護したのだった。
.........…。
「ありがとう、レオン。あなたのおかげでまたひとつ、王国の闇を潰すことができた。あなたには本当に感謝してもしきれないわ」
癒着していた神父を始め、奴隷売買に加担していた犯罪者を捕縛する騎士たち。
それを後目に見ていたアイリスの前方から、聴取を受けていたレオンが通りかかった。前衛で戦っていたレオンを労うため、返り血まみれのレオンに自分のハンカチを差し出した。
「これは……」
「はい、これで血を拭いて。ただでさえ小難しい顔をしているのに、余計怖く見えちゃうわ」
「……そう、ですか。実家では結構愛嬌ある顔と言われていたのですが」
「それって小さい頃の話とかじゃなくて?……今はめちゃ怖いわよ。子供が泣き出しそうなくらいはしかめっ面だもの」
レオンは腕で血を拭く手を止めて思い出の中から、エミリアの言動を蘇らせる。たしかに、愛嬌があると言われたのは拾われてすぐの頃だったかもしれないと、歯切れは悪くなる。
「……そう、かもしれませんね。この2年色々なことがありましたから。……ハンカチ、ありがとうございます」
恥ずかしそうに伏いて、血まみれになったハンカチを綺麗に畳んだ。このハンカチはもう捨てるしかない。行き場のなくなったハンカチを受け取ったエミリア。
「いいのよ。ふふ、でも躊躇なくハンカチを受け取るのね」
「駄目でしたか?姉さんから人の好意は受けておいた方が損はないと教えられたので」
「いいえ。駄目だったらそもそも渡さないもの。あなたのお姉さんは立派にあなたを育てたのね。……失礼だけど、あなたのお姉さんって何歳なの?小さい頃からあなたを育てた風な物言いだから気になっちゃって……」
エミリアのことは言っていいものなのか迷った。言わない方が賢明なのだろう。でも、この人なら、エミリアのことを話しても、好奇な目を向けることはなく、利用するとは考えないだろうと考えた。
「……そうですね。あなたになら話してもいいかもしれない。後日2人で話せる時間を作っていただければと思います」
関係のない人の利を害する人ではない。人の生活を壊すことを悪だと憤慨できる人だからだ。
だから、レオンは後日、改めて話があると、王城にあるエミリア部屋に向かい、自分の生い立ちを彼女にしか聞こえない程度の声で語った。
「……そう。あの死海の森に人が住んでいることすら驚きだけれど、あなたのその強さと魔力量をみれば嘘ではないとわかるわ。……あなたはそういうつまらない嘘をつかない人。だから信じる。……けれど、その話、私以外には喋ってはいけない。あなたやお姉さんを利用するやつらがあなたたちを害するから」
「わかっています。アイリス様だからこそ、生い立ちを話したのです。俺は悪を許せないし、これ以上俺のような人間を作りたくない。……そして姉さんに恥じないような人間になるため、あなたに力を貸します」
真剣に姉のことを語るレオン。その瞳には強い意思を感じられ、語る様子は子供のような無垢さがあって、子供を慈しむかのような眼差しでレオンに相槌を打った。
「そう、わかった。これからもよろしくね、レオン。……ああ、こんな立派に育て上げたあなたのお姉さんに一度会ってみたいわ!」
「……姉さん、人間嫌いですから、それはちょっと無理があるかも。でも、もし機会があったら、アイリス様にも姉さんにあって欲しいです。ちょっと変わったところもあるけど、いい人なんですよ」
「ええ、その機会があったらぜひ呼んでちょうだい!仕事放りだしてでも会いにいくから」
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