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13話 大賢者である私は目立ちたく無い1
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「お兄さん! おかわりお願い!」
朝のデザートヨーグルトが絶品過ぎだ。
ついついお代わりしてしまう。
そして、今日の朝食では昨日の夕食会では居なかった
超イケメンの給仕さんがいる。
イケメンお兄さんにデザートを持ってきて貰う。
なんて贅沢なの!
よし、お金に余裕ができたら
イケメン召喚魔法を開発するぞっと。
ちなみにここは、高級宿屋の一室だけど無駄に広い。
現在皆で朝食中。
というか、皆は既に紅茶を楽しんでいる。
私は昨晩に引き続きデザートを爆食中である。
そんな、私を心配している王子様。
将来有望のイケメン候補生に心配されるなんて
光栄なことだねぃ。
「そんなに食べて大丈夫なのミリー?」
「うん? ヘーキだよ。まだまだイケるねー。」
「呆れる食欲だね。」
カリスが呆れている。
ふふん、それだけナイスバディだと
体重管理も大変だろうさ。
しかし、私はこれから成長するのだ!
というありがちな思考は
このミリーシアタはしませんとも。
必要のない余剰栄養分は魔力に変換できるのですよ。
そして私の魔力ストックはたんまり10年分あるのだ(当社比)
ハッ!
その時、私は重大なことに気づいた。
余剰栄養を胸に重点的に強制配分すれば
私も………
<ってウワーン!前世の私のバカバカ!
なんで豊胸魔法作らなかったんだー!>
そりゃ確かに前世の私はナイスバディだったから
必要が無かったけどさ。
大賢者の私なら「こんなこともあろうかと」と
開発してあるべきじゃないのかー。
「ミリーどうかしたのですか?」
急に涙目になった私をミルファが心配してくれた。
じっとミルファを見る。
慎ましい感じの胸、身長も私と然程変わらない。
<おお!心の友よー!!>
「急に優しい目になったな。」
カリスが珍しい生物を見るような目で私を見ている。
ふん!、カリスには縁のない悩みさね。
「お待たせしました。」
イケメン給仕さんがおかわりを持ってきてくれた。
「イケメンのお兄さんありがとね。
おかわりしたくなったらまた呼ぶね。」
「その時はお気軽にお呼び下さい。」
「ちょっと ミリー馴れ馴れしいわよ。」
ん? クーンさんが突っかかってきましたよ?
そういえば、先程から私がイケメン給仕さんを
呼ぶ度にクーンさんはハラハラしていたね。
ははーん、そうですかそうですか、これはこれは
そういうことですか。
「あれあれー? おかわり持ってくるのも給仕さんのお仕事ですよ?
クーンさんはイケメン給仕さんに何か特別な感情をお持ちなのかなー?」
「ちょ! そういう話じゃないのよ!」
慌てるクーン。
うひひ、恋する乙女をからかうのは楽しいですのぅ。
ここでリリーはいないことに気付く。
「あーそういえば、リリーは?」
「姉さんなら朝早くからでかけたようだけど。」
フェル王子が答えてくれた。
「ふーん。」
昨日の会話の一件があるので
何か動いているのかもだけど、
私はその気になれば転移魔法で国外逃亡できるので
焦りはしません。
私に関係あるならどうせ後で判るだろうし
それ以上の興味は無かった。
それよりもヨーグルトを食べ終えたので
次のおかわりを頂くとしましょう。
イケメン給仕さんを呼ぼうとした時、扉がノックされた。
給仕さんが扉を開けると、
リリーと見慣れない女の子(といっても今の私よりは
年上ぽい)が入ってきた。
「お早うリリー。」
「おはようミリー。ってそのデザートいくつめ?」
「うーん、忘れちゃった。てへぺろ。」
「15杯目だよ」
とジト目のカリスが答えた。
リリーは何故かイケメン給仕さんを見てから
私を見て、ため息をついた。
「それでいつまで経ってもギルドに顔出さない訳ね。」
「ん? ギルドからお呼びかかってる?
Fランクの駆け出しに私に?もてる女は辛いねぃ。」
「そのモテ女さんが原因で
冒険者ギルドが朝から大変なことになっているのよ。」
リリーが呆れ顔で答えた。
「ほえ?」
なんですと?
私のファンクラブでも結成されたのかしらん?
いや困るわ。私のモットーは、
ひっそりと行動しがっぽり儲ける、なのだ。
目立つのは正直メンドイ。
そこでリリーと一緒に入ってきた女の子が
私の前に立ち、ペコリと頭を下げる。
「はじめまして、私はこの町ビフテの冒険者ギルド
で受付をやっています。ナルカラと申します。」
ほう、丁寧な挨拶ですね。
私としても丁寧には丁寧で返さねばなりますまい。
「これは大変丁寧なご挨拶ありがとうございます。
お初にお目にかかります。
私はミリーシアタと申します。
お見知りおき下さいませ。
気軽にミリーと呼んでくださると
私としても大変嬉しく思います。
私は昨日、ここビフテの冒険者ギルドで冒険者登録をさせて頂きました。
昨日の登録ですので当然ランクは最低ランキのFとなります。
登録の際、ロールはヒーラーでさせて頂きました
ぴちぴちの新人です。
ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
あ、ちなみに、ぴちぴちというのはフレッシュな感じを
現した表現になります。
これから、色々とお世話になることが多くなるだろうと
思います。
失敗もするでしょうし、挫折することもあるでしょう。
その際は、ナルカラ様におかれましては優しく励まして頂ければと考えております。
なんと言っても私は褒められて伸びるタイプですので。
さて本題に入らさせて頂きたいと思うのですが
いかがでしょう?
異論が無いようなので本題に入らさせて頂きますね。
お忙しい中ナルカラ様にお越し頂き、
大変恐縮しております。
ですが、私は現在朝食中なのです。
一日の活力は朝食からと古来から申されております通り、
朝食は大変重要です。
私としても朝食はきっちりと取りたいと
常日頃から考えて生きて参りました。
殊に私が今、食しておりましたヨーグルトは
腸の調子を整える効果のある極めて重要な食材です。
腸の調子が悪いと
いくら食べても栄養を正しく摂取することが出来ず、
やがて食べているのに
栄養失調で命を落としてしまうのです。
私はまだ15歳。
そんな事にはなりたくありません。
ですので、大変恐縮ではあるのですが
ナルカラ様のお話を聞くのは私の食事が済むまでお待ち頂けないでしょうか?
ナルカラ様のお話を聞かないと申しているのではありません。
ただ私は食事をしながらナルカラ様のお話を聞くのは
ナルカラ様にも食材にも失礼と思うのです。
私は食事の際は食事に集中する主義でして、
食材に真摯に向き合う。
そうでなければ、食材に申し訳ないと思いませんか?
食事とは食材との語らいと私は考えます。
だって、私達は他の命を頂いているのと同じなのですから。
ナルカラ様はお優しい方と拝見致します。
いえ、見れば判りますとも。
ですので、ナルカラ様は私の意見をご理解頂けるとの思うのです。
私としてはヨーグルトをあと10・・・・」
あれ、急に視界が高くなったよ?
それに身動きが取れない。
リリーが私を簀巻きしたのだ。
話すのに夢中になるあまり
リリーの気配関知を怠ってしまった。
見れば、ナルカラさんは涙目になっていた
からかいすぎちゃったゴメンね。
「立派な意見で関心しました。ですがそのお話は
後日お願いしますね。」
私を担いでいるリリーはそう言って歩きだした。
「暴力反対!、人さらいは犯罪です。いくら私が可愛いといっても私にその気は無いからね」
「はいはい。 では皆お騒がせしたわね。」
「セバ様をお待たせしているのでこでれ失礼致します。」
彼女らはそう言い残して、私をギルドに強制連行するのだった。
朝のデザートヨーグルトが絶品過ぎだ。
ついついお代わりしてしまう。
そして、今日の朝食では昨日の夕食会では居なかった
超イケメンの給仕さんがいる。
イケメンお兄さんにデザートを持ってきて貰う。
なんて贅沢なの!
よし、お金に余裕ができたら
イケメン召喚魔法を開発するぞっと。
ちなみにここは、高級宿屋の一室だけど無駄に広い。
現在皆で朝食中。
というか、皆は既に紅茶を楽しんでいる。
私は昨晩に引き続きデザートを爆食中である。
そんな、私を心配している王子様。
将来有望のイケメン候補生に心配されるなんて
光栄なことだねぃ。
「そんなに食べて大丈夫なのミリー?」
「うん? ヘーキだよ。まだまだイケるねー。」
「呆れる食欲だね。」
カリスが呆れている。
ふふん、それだけナイスバディだと
体重管理も大変だろうさ。
しかし、私はこれから成長するのだ!
というありがちな思考は
このミリーシアタはしませんとも。
必要のない余剰栄養分は魔力に変換できるのですよ。
そして私の魔力ストックはたんまり10年分あるのだ(当社比)
ハッ!
その時、私は重大なことに気づいた。
余剰栄養を胸に重点的に強制配分すれば
私も………
<ってウワーン!前世の私のバカバカ!
なんで豊胸魔法作らなかったんだー!>
そりゃ確かに前世の私はナイスバディだったから
必要が無かったけどさ。
大賢者の私なら「こんなこともあろうかと」と
開発してあるべきじゃないのかー。
「ミリーどうかしたのですか?」
急に涙目になった私をミルファが心配してくれた。
じっとミルファを見る。
慎ましい感じの胸、身長も私と然程変わらない。
<おお!心の友よー!!>
「急に優しい目になったな。」
カリスが珍しい生物を見るような目で私を見ている。
ふん!、カリスには縁のない悩みさね。
「お待たせしました。」
イケメン給仕さんがおかわりを持ってきてくれた。
「イケメンのお兄さんありがとね。
おかわりしたくなったらまた呼ぶね。」
「その時はお気軽にお呼び下さい。」
「ちょっと ミリー馴れ馴れしいわよ。」
ん? クーンさんが突っかかってきましたよ?
そういえば、先程から私がイケメン給仕さんを
呼ぶ度にクーンさんはハラハラしていたね。
ははーん、そうですかそうですか、これはこれは
そういうことですか。
「あれあれー? おかわり持ってくるのも給仕さんのお仕事ですよ?
クーンさんはイケメン給仕さんに何か特別な感情をお持ちなのかなー?」
「ちょ! そういう話じゃないのよ!」
慌てるクーン。
うひひ、恋する乙女をからかうのは楽しいですのぅ。
ここでリリーはいないことに気付く。
「あーそういえば、リリーは?」
「姉さんなら朝早くからでかけたようだけど。」
フェル王子が答えてくれた。
「ふーん。」
昨日の会話の一件があるので
何か動いているのかもだけど、
私はその気になれば転移魔法で国外逃亡できるので
焦りはしません。
私に関係あるならどうせ後で判るだろうし
それ以上の興味は無かった。
それよりもヨーグルトを食べ終えたので
次のおかわりを頂くとしましょう。
イケメン給仕さんを呼ぼうとした時、扉がノックされた。
給仕さんが扉を開けると、
リリーと見慣れない女の子(といっても今の私よりは
年上ぽい)が入ってきた。
「お早うリリー。」
「おはようミリー。ってそのデザートいくつめ?」
「うーん、忘れちゃった。てへぺろ。」
「15杯目だよ」
とジト目のカリスが答えた。
リリーは何故かイケメン給仕さんを見てから
私を見て、ため息をついた。
「それでいつまで経ってもギルドに顔出さない訳ね。」
「ん? ギルドからお呼びかかってる?
Fランクの駆け出しに私に?もてる女は辛いねぃ。」
「そのモテ女さんが原因で
冒険者ギルドが朝から大変なことになっているのよ。」
リリーが呆れ顔で答えた。
「ほえ?」
なんですと?
私のファンクラブでも結成されたのかしらん?
いや困るわ。私のモットーは、
ひっそりと行動しがっぽり儲ける、なのだ。
目立つのは正直メンドイ。
そこでリリーと一緒に入ってきた女の子が
私の前に立ち、ペコリと頭を下げる。
「はじめまして、私はこの町ビフテの冒険者ギルド
で受付をやっています。ナルカラと申します。」
ほう、丁寧な挨拶ですね。
私としても丁寧には丁寧で返さねばなりますまい。
「これは大変丁寧なご挨拶ありがとうございます。
お初にお目にかかります。
私はミリーシアタと申します。
お見知りおき下さいませ。
気軽にミリーと呼んでくださると
私としても大変嬉しく思います。
私は昨日、ここビフテの冒険者ギルドで冒険者登録をさせて頂きました。
昨日の登録ですので当然ランクは最低ランキのFとなります。
登録の際、ロールはヒーラーでさせて頂きました
ぴちぴちの新人です。
ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
あ、ちなみに、ぴちぴちというのはフレッシュな感じを
現した表現になります。
これから、色々とお世話になることが多くなるだろうと
思います。
失敗もするでしょうし、挫折することもあるでしょう。
その際は、ナルカラ様におかれましては優しく励まして頂ければと考えております。
なんと言っても私は褒められて伸びるタイプですので。
さて本題に入らさせて頂きたいと思うのですが
いかがでしょう?
異論が無いようなので本題に入らさせて頂きますね。
お忙しい中ナルカラ様にお越し頂き、
大変恐縮しております。
ですが、私は現在朝食中なのです。
一日の活力は朝食からと古来から申されております通り、
朝食は大変重要です。
私としても朝食はきっちりと取りたいと
常日頃から考えて生きて参りました。
殊に私が今、食しておりましたヨーグルトは
腸の調子を整える効果のある極めて重要な食材です。
腸の調子が悪いと
いくら食べても栄養を正しく摂取することが出来ず、
やがて食べているのに
栄養失調で命を落としてしまうのです。
私はまだ15歳。
そんな事にはなりたくありません。
ですので、大変恐縮ではあるのですが
ナルカラ様のお話を聞くのは私の食事が済むまでお待ち頂けないでしょうか?
ナルカラ様のお話を聞かないと申しているのではありません。
ただ私は食事をしながらナルカラ様のお話を聞くのは
ナルカラ様にも食材にも失礼と思うのです。
私は食事の際は食事に集中する主義でして、
食材に真摯に向き合う。
そうでなければ、食材に申し訳ないと思いませんか?
食事とは食材との語らいと私は考えます。
だって、私達は他の命を頂いているのと同じなのですから。
ナルカラ様はお優しい方と拝見致します。
いえ、見れば判りますとも。
ですので、ナルカラ様は私の意見をご理解頂けるとの思うのです。
私としてはヨーグルトをあと10・・・・」
あれ、急に視界が高くなったよ?
それに身動きが取れない。
リリーが私を簀巻きしたのだ。
話すのに夢中になるあまり
リリーの気配関知を怠ってしまった。
見れば、ナルカラさんは涙目になっていた
からかいすぎちゃったゴメンね。
「立派な意見で関心しました。ですがそのお話は
後日お願いしますね。」
私を担いでいるリリーはそう言って歩きだした。
「暴力反対!、人さらいは犯罪です。いくら私が可愛いといっても私にその気は無いからね」
「はいはい。 では皆お騒がせしたわね。」
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彼女らはそう言い残して、私をギルドに強制連行するのだった。
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