ゲームで第二の人生を!~最強?チート?ユニークスキル無双で【最強の相棒】と一緒にのんびりまったりハチャメチャライフ!?~

俊郎

文字の大きさ
242 / 338

232 露店と本気狩り

しおりを挟む

 大通りの露店を、端から端へざっと見た。
 大通りというだけあって幅が広い。長い。
 並んでいる露店の数も多いから、結構時間が掛かってしまった。
 もう13時を回ってしまっている。

「お腹空いたモジャ」
「そうだな。俺もお腹空いたし、お昼ご飯にしよう」

 今から帰るとミルキーに連絡しよう。
 ――あれ、メッセージが来てる。
 ミルキーからだ。
 葵と一緒に修行とハイキングを兼ねてお出かけするが、一緒にどうか、というのが一通。
 お出かけするからお昼は各自で済ませようというのが一通。

 そうか、二人でお出かけしてるのか。
 俺もタマも行きたかったけど、メッセージに気付かなかったのが痛かった。
 いい加減設定戻しておかないと。
 ああでも、その前にミルキーに謝罪のメッセージを送っておかないと。

 すぐにミルキーから、気にしなくても良いと返事があった。
 女二人でお出掛けするのも楽しいそうだ。
 それなら邪魔するのも悪いな。

 タマも見た目は葵と同じくらいの女の子だ。
 でも中身はもっと幼い感じがする。
 成長するようなことはあるんだろうか。

「むむむー、お腹減ったー!」
「ああ、ごめんごめん。お昼ご飯食べに行こう」
「わーい!」

 タマはタマだな。
 良い子に育ってくれればそれでいい。

 やって来たのは、以前俺が拠点にしていた宿。
 日中は食堂、夜は酒場も営業している。

 適当にタマが食べたいものを選ばせて、注文する。
 ピークは過ぎたのか、客はまばらだ。
 お陰で料理もすぐにやって来た。

「はいお待ち」
「いただきます」
「いっただっきまーす!」

 やって来た料理を綺麗に平らげた。
 おいしかった。
 タマもお腹が膨れてご満悦だ。

 席はガラガラだし、戦利品の確認でもするか。
 露店を眺めてるだけでも楽しいが、やっぱり見てると欲しくなる。
 自分のお小遣いの範囲で、いくつか購入した。

 ≪銀翼のブローチ≫。
 文字通り、銀で出来た翼モチーフのブローチだ。
 綺麗だし、ミルキーのローブに付けたら似合うんじゃないかと思って購入した。
 見た目装備らしく、効果はほとんど無い。

 ≪灯りと暗闇のランタン≫
 夜につけると明るくなるが、明るいところでつけると闇を発生させるランタン。
 タマにねだられて購入。
 使い道は特にない。
 
 ≪電撃棒≫
 手に持って魔力を流すと手がパチッとする棒。
 触れている人に電気が流れるわけじゃなく、魔力を込めた本人だけに来るらしい。
 前にも見たプレイヤーが作った用途不明のもの。
 新作が出てたからつい買ってしまった。

 ≪ニット帽(茶)≫
 文字通りの茶色いニット帽。
 見た目装備。

 ≪荒野のマント≫
 程良いぼろぼろ加減がかっこいいマント。
 こういうのにちょっと憧れてた。
 四つ買ったから後でミルキーに自慢しつつ、皆で装備したい。
 少しの魔法攻撃耐性がついている。

 こんなところか。
 もう少し買いたかったけど、荒野のマントが地味にいいお値段したから手持ちのお金が無くなった。
 しばらく狩りに行ってないからそろそろ行かないとな。
 お金が無いと困ってしまう。

 そうだ、今日はもう予定が無いし、タマと二人で行くか。
 ミルキーと葵は二人でお出掛けしてるし邪魔することもないだろう。

 ミルキーは食事の用意とかしてたり、時々畑仕事までしてるのに俺は最近お金を稼いでいない。
 そろそろがっつり稼がないと、家族として申し訳が立たない。

「タマ、狩りに行こう」
「やったー!」

 タマが両手を上げて喜んでいる。
 狩りが好きだからな。
 行けてなかったのが申し訳ない。

 行先は≪無明の城≫にするか。
 葵の武器の材料に宝石が必要になる。
 既に渡した分で足りるだろうとは言われているが、念の為集めておいて損はないだろう。
 必要が無ければ売ればいいし。
 あ、ついでにあの宝石も集めたい。
 
 沢山落としてくれるといいな。
 いや、沢山落とすまで狩り続ければいいんだ。
 狩り尽くそう。

 おろし金の背に乗って、まずは≪輝きの大空洞≫へ。
 そこから隠しエリアである≪無明の城≫へと移動する。
 クエストをクリアした際に少し崩壊したが、狩りをする分には問題ないらしい。

「タマ、とりあえず一時間全力で行くぞ!」
「おー!」

 久しぶりの狩りだし、今日は思いっきり行こう。
 このマップの構造や、出現するモンスターはしっかり把握出来ている。

 脅威になりそうなものは何もない。
 事故に気を遣わなくてもいいということだ。
 とにかく効率重視でひたすら狩る。

 タマと二人で≪五体解放≫の瞬間移動で城内を駆け回る。
 モンスターは見かけた瞬間に粉砕。
 ドロップアイテムは俺が≪強欲≫でまとめて拾う。
 拾う動作をしなくていいし、範囲内のアイテムをまとめて拾えるのは便利過ぎる。
 
 全力で走り回る事一時間。
 結構なアイテムが集まった。
 うーん、だけどもっといける気がする。

 やっぱり久しぶりということもあって、上手くいかない部分もあった。
 攻撃と移動、≪強欲≫のタイミングが特にだな。
 だけど最後の十分くらいは調子が良かった。
 せっかくだしこのままもう一時間行くか。

「タマ、まだ行けるか?」
「まだまだ行けるよ!」

 流石タマだ。
 いつでも元気一杯で頼もしい。

「よし、行こう!」
「おー!」

 近くに沸いた≪ダイヤモンドナイト≫を粉砕して再び駆け出す。
 もう一時間ノンストップ騎士狩りだ!
 宝石寄越せ! あと心臓も寄越せ!
 
しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件

さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ! 食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。 侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。 「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」 気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。 いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。 料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!

五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~

よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】 多くの応援、本当にありがとうございます! 職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。 持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。 偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。 「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。 草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。 頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男―― 年齢なんて関係ない。 五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~

うみ
ファンタジー
 恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。  いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。  モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。  そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。  モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。  その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。  稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。 『箱を開けるモ』 「餌は待てと言ってるだろうに」  とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

処理中です...