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6.同級生に嫉妬する小話(ストラヴィンスキーの誕生日)
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「ごめん晴海、お待たせ。妹からの電話だった」
「ストラヴィンスキー」
「あ。すごい。気付いた?」
「着信音、クラシックなんて珍しいな」
「こないだ音楽の授業で習ってさ。クラスのやつが面白がって、みんなで同じ着信音にしよーって言って」
「……ヤダ」
「晴海? ねえ、返してよ」
「お揃い? なんの仲良しアピールだよ」
「あーもーなんでパスワード開けられるの」
「愚問」
「晴海。コラ、やめなさい!」
「う」
「僕にも友達付き合いってものがあるの。ほら返して」
「うううー……」
「いい子」
「湊ずるい」
「じゃあトクベツに、ストラヴィンスキーは晴海専用にするってことでどう? 晴海からの着信音だけスペシャル」
「スペシャル」
「そう。たくさん鳴らしていいよ」
「うーん……んんん……嬉しいよーな、悔しいよーな……」
それからストラヴィンスキーの「春の祭典」を聞くたびに、晴海は複雑な顔をする。
(了)210617
「ストラヴィンスキー」
「あ。すごい。気付いた?」
「着信音、クラシックなんて珍しいな」
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「……ヤダ」
「晴海? ねえ、返してよ」
「お揃い? なんの仲良しアピールだよ」
「あーもーなんでパスワード開けられるの」
「愚問」
「晴海。コラ、やめなさい!」
「う」
「僕にも友達付き合いってものがあるの。ほら返して」
「うううー……」
「いい子」
「湊ずるい」
「じゃあトクベツに、ストラヴィンスキーは晴海専用にするってことでどう? 晴海からの着信音だけスペシャル」
「スペシャル」
「そう。たくさん鳴らしていいよ」
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